ヤングマガジンアッパーズ
ヤングマガジンアッパーズ | |
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愛称・略称 | アッパーズ |
ジャンル | 青年漫画雑誌 |
読者対象 | 20 - 35歳の男性 |
刊行頻度 | 月2回刊(第1・第3水曜日→第1・第3火曜日発売) |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 260円 |
出版社 | 講談社 |
刊行期間 | 1998年4月1日(1998年1号) - 2004年10月19日(2004年21号) |
発行部数 | 公称18万部(2004年メディア・リサーチ・センター調べ) |
レーベル | アッパーズKC、アッパーズKCDX |
姉妹誌 | 週刊ヤングマガジン、別冊ヤングマガジン |
『ヤングマガジンアッパーズ』は、講談社がかつて発行していた漫画雑誌。
概要
[編集]1998年4月1日創刊。2004年21号(10月19日発売)をもって休刊となった。発売日は、創刊時点の段階では毎月第1第3水曜日、休刊時点の段階では毎月第1第3火曜日。
1980年創刊の『週刊ヤングマガジン』の姉妹誌にあたる。母体となる『週刊ヤングマガジン』には、1986年から1988年頃にかけてヤングマガジン系増刊号が多数発行されたが、『ヤングマガジンアッパーズ』の創刊により定期刊行の派生誌としてはほぼ一本化された。
創刊時のイメージキャラクターに松本恵(現:松本莉緒)を起用。大型広告やプレゼントキャンペーンが行われた。発行後期は下降気味だったものの、公称発行部数は安定していた。
休刊の理由については、当時の『週刊少年マガジン』編集長である工富保は「現状維持より他が良くなることを選んだ」と語った[1]。
グラビアがある漫画雑誌としては珍しく、グラビアに「Uppers' Uppercuts!!」とコーナー名が設けられていた。
連載作品一覧
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- アマレスけんちゃん(若杉公徳)
- R-16(原作:佐木飛朗斗、漫画:桑原真也):2002年21号 - 2004年21号(最終号)、→『週刊ヤングマガジン』に移籍。
- iドーモ!(堂高しげる):2000年15号 - 2001年
- 暗黒回胴伝 将(原案:高木MAX、漫画:岡村茂+なっつん):2002年16号 - 不明
- イヌっネコっジャンプ!(はっとりみつる):2000年9号 - 2002年3号
- 映画でにぎりっ屁!(榎本俊二):不明 - 2004年
- 映画に毛が3本!(黒田硫黄):1998年 - 2004年、→『別冊ヤングマガジン』に移籍。
- えきからとほ20分(池永なをみ):1998年4号 - 同年10号
- 江戸川キング(吉田聡):1999年16号 - 2000年22号
- MI-4(きうちかずひろ):1998年(創刊号) - 1999年9号
- 援助交際撲滅運動(原作:山本英夫、漫画:こしばてつや):1998年2号 - 12号
- OH!スーパーミルクチャン(たまご♥やき):2000年21号 - 2002年7号
- おとぎのまちのれな(はっとりみつる):2002年9号 - 2004年
- 鬼斬り十蔵(せがわまさき):1998年(創刊号) - 2000年16号
- ガネコ村物語(地下沢中也):1999年20号 - 2000年4号
- 餓狼伝(原作:夢枕獏、漫画:板垣恵介):1999年15号 - 2004年21号(最終号)、→『イブニング』に移籍。
- 強行-捜査一課強行犯係(原作:横山秀夫、漫画:所十三):不明 - 2004年
- 巨乳ドラゴン(三家本礼):2004年15号 - 2004年21号(最終号)、単行本未刊→ぶんか社より刊行。
- グレゴリーホラーショー(イワタナオミ):2000年20号 - 不明
- クローン5(相談:いとうせいこう、漫画:すぎむらしんいち):2001年19号 - 不明
- 月球 〜moonlight baseball〜(土田世紀):2000年22号 - 不明
- 毛付き!!フラン健DX(地下沢中也):2000年5号 - 不明
- 恋人プレイ(玉置勉強):1998年(創刊号) - 1999年5号
- コギャル寿司(小田原ドラゴン):1999年11号 - 2002年14号
- 黒竜の城(原作:田中芳樹、漫画:梶原崇):2000年20号 - 不明
- コリドラー 〜廊下者〜(サガノヘルマー):2000年2号 - 不明
- コンパレ(むとうひろし):2000年21号 - 不明
- 告白 CONFESSION(原作:福本伸行、漫画:かわぐちかいじ):1998年創刊号 - 12号
- THE大市民(柳沢きみお):2002年11号 - 2004年21号(最終号)
- SATELLITEぢゅにゃ(サガノヘルマー):1998年創刊号 - 1999年10号
- サムライダー(すぎむらしんいち):2003年10号 - 2004年
- さんぴんぶれいく(原作:史村翔、漫画:山本隆一郎):1998年創刊号 - 1999年11号
- G-taste(八神ひろき):2000年10号 - 2004年、←『ミスターマガジン』より移籍。
- 史上最低のレガッタ(塀内夏子):2003年9号 - 不明
- シスターリリィの告白(小林じんこ):1998年(創刊号) - 同年3号
- 実録24時(野村潤):不明 - 2004年
- 獣国志(ルノアール兄弟):2004年6号 - 2004年
- SUGAR(新井英樹):2001年15号 - 2004年21号(最終号)、→続編『RIN』が『週刊ヤングマガジン』で連載。
- ジョバレ(白井三二朗)
- しらゆき姫と七人の大人(タイム涼介):不明 - 2004年
- 杉作(山本康人):2002年6号 - 2004年
- スパルタン 〜山崎健の野望〜(山崎健):2000年9号 - 不明
- すもあんこ☆ソリューション(砂漠谷):不明 - 2004年
- 世紀末覇王伝説 〜渡部謙吾物語〜(平松伸二):1999年12号 - 同年14号
- 生存 〜LifE〜(原作:福本伸行、漫画:かわぐちかいじ):1999年17号 - 2000年15号
- 世界遺産キンツバ(こばやしひよこ):1998年(創刊号) - 同年4号
- 全日本妹選手権!!(堂高しげる):2001年 - 2004年
- それいけニャッピー(まつながかずまさ):不明 - 2004年
- ゾンビ忍者 バクチカ(梶原崇):1999年22号 - 2000年2号
- たもっさんの時間(風間やんわり):1999年10号 - 2004年21号(最終号)
- 地上最強宣言牛肉(丘咲賢作):1999年21号 - 2000年7号
- ちちょんまんち(小林まこと):1998年(創刊号)、1998年8号 - 2002年9号
- ちんぽ刑事(丘咲賢作):1998年(創刊号) - 1999年19号
- でぃすぱっち!!(こばやしひよこwith皆殺死FACTORY):1998年7号 - 1999年7号
- 的中 〜GET〜(原作:田原成貴、漫画:のだしげる):1998年12号 - 2000年3号
- TO-mA(桑原真也):2001年7号 - 不明
- 特撮天使(倉上淳士):2002年16号 - 2003年17号
- ドラゴンスロッター茂(岡村茂):不明 - 2002年9号
- 成りたがり(河田雄志):1998年4号 - 2000年5号
- ネヴァ+ベタ(山田猫):1999年11号 - 同年19号
- ハウスボウラー(タイム涼介):2000年20号 - 不明
- 鋼-HAGANE-(神崎将臣):1998年(創刊号) - 2003年1号
- バサラ 〜破天の男〜(原作:さいふうめい、漫画:ミナミ新平):2001年6号 - 2002年6号
- バジリスク 〜甲賀忍法帖〜(原作:山田風太郎、漫画:せがわまさき):2003年4号 - 2004年13号
- BACKFLIP!(玉置一平):2002年15号 - 2003年7号
- 花川ジンタ(相沢トモコ):1998年5号 - 同年17号
- 鼻兎(小林賢太郎):2000年23号 - 2004年
- PARA 〜パラ〜(原作:木内一雅、漫画:井上祐徳):1998年(創刊号) - 1999年10号
- 腹くだしダンデー(風間やんわり):1998年(創刊号) - 1999年9号
- 春よ、来い(咲香里):1999年6号 - 不明
- ピアノの森(一色まこと):1998年9号 - 不明、→『モーニング』に移籍。
- ビバ! 思春期…(長尾謙一郎):1998年3号 - 1999年10号
- フィールドの奇行師(浅岡剛史):2002年12号、2002年15号 - 不明
- フーセン(原作:史村翔、漫画:水野トビオ):2000年3号 - 同年19号
- 不死身のフジナミ(押川雲太朗):2000年19号 - 2003年3号
- BOOKLET POSTER(士郎正宗)※折込ポスター
- BLUE EDGE(みやすのんき):1999年11号 - 同年19号
- ブルーバック(神崎将臣):2003年 - 不明
- PERIDOT(こばやしひよこ):1999年13号 - 不明
- ほぐし屋捷(村田ひろゆき):1999年8号 - 不明
- 盆堀くん(いましろたかし):不明 - 2004年
- 魔女っ娘つくねちゃん(まがりひろあき):2003年8号 - 2004年21号(最終号)、→『月刊少年シリウス』に移籍(『魔女っ娘つくねちゃん+』にリニューアル)。
- まんちょくスナイパーとどめ(片山まさゆき):1998年(創刊号) - 1999年14号
- 水の中の月(土田世紀):1998年創刊号 - 同年6号、←『ヤングマガジン増刊エグザクタ』より移籍。
- メタルウインド(吉永裕介):2000年11号 - 不明
- やまとの羽根(咲香里):不明 - 2004年
- 四畳半コマ劇場(茶々丸):2001年11号 - 不明
- Oリー打越くん!!(桑原真也):1998年13号 - 不明
- ランペイジ(吉永裕ノ介):不明 - 2004年、→『FlexComixブラッド』(Yahoo!コミック)に移籍・再録の後、『FlexComixネクスト』(同社)で継続。
- RED(村枝賢一):1998年15号 - 2004年21号(最終号)、→『週刊ヤングマガジン』に移籍。
- 流月抄(池上遼一):1998年2号 - 不明
- Rose Hip Rose(藤沢とおる):2002年22号 - 2003年10号
- ロングヘアーにあこがれて(くまたけし):1999年8号 - 同年17号
- We are the 惨歌(河田雄志):不明 - 2002年
歴代編集長
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
発行部数
[編集]- 1998年:公称60万部[2]
- 1999年:公称45万部[3]
- 2000年:公称35万部[4]
- 2001年:公称28万部[5]
- 2002年:公称22万部[6]
- 2003年:公称20万部[7]
- 2004年:公称18万部[8]
アッパーズKC
[編集]アッパーズKCは『ヤングマガジンアッパーズ』に掲載された作品を主に収録する漫画単行本レーベル。 ロゴタイプは上向き矢印の中に三段組みで「アッパーズ」「UP's」「KC」の文字が書かれたものが背表紙上部で使われた。その下にコード番号が書かれた。
1998年11月9日創刊。アッパーズ休刊に伴って新規発行停止。初回配本は、『鋼-HAGANE-』(神崎将臣)、『まんちょくスナイパーとどめ』(片山まさゆき)、『恋人プレイ』(玉置勉強)、『水の中の月』(土田世紀)、『さんぴんぶれいく』(史村翔・山本隆一郎)の5点となる。
アッパーズKCDXは、アッパーズKCの特装版。他のKCDXが掲載誌関係無くコード番号を割り振られるのに対し、これには独自のコード番号が用意されている。
創刊は1998年12月7日。初回配本は、『援助交際撲滅運動』(山本英夫・こしばてつや)の1点となる。
主催賞
[編集]「UPPERS勝新人漫画賞(アッパーズ新人漫画賞)」の名称で新人賞を開催。
主な受賞者は以下の通り。
有害図書指定
[編集]鳥取県は県青少年健全育成条例に基づき、2004年17号を青少年に有害な図書類に指定している[9]。