小田原ドラゴン
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おだわらドラゴン 小田原 ドラゴン | |
---|---|
生誕 |
1970年9月23日(54歳)[1] 日本・兵庫県明石市[1] |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1997年 - |
代表作 |
『チェリーナイツ』[2] 『ワイルドチェリーナイツ』[2] |
受賞 |
2001年:文藝春秋漫画賞受賞。 (『コギャル寿司』) |
公式サイト | 小田原ドラゴンのブログ |
小田原ドラゴン(おだわらドラゴン、1970年9月23日[1] - )は、日本の漫画家。兵庫県明石市出身[1]。代表作は『チェリーナイツ』[2]、『ワイルドチェリーナイツ』[2]。
略歴
[編集]- 1996年、『ヤングマガジン増刊赤BUTA』(講談社)にて[3]、「僕はスノーボードに行きたいのか?」でデビュー。
- ペン入れ2作目が「ヤンマガ月間新人漫画賞」奨励賞、ペンを握って300日で『週刊ヤングマガジン』本誌連載獲得となった[4]。
- 『おやすみなさい。』を連載時に主人公が格安のメルセデス・ベンツを買う話を描き、自らも30万円以下のベンツを買いたいと目次の一言コメント欄に書いた所、ある雑誌ライターから30万円後半の赤いメルセデス・ベンツ 190Eを紹介してもらい、自身も格安ベンツオーナーになった事を機に、『おやすみなさい。』の掲載ページの下に「ベンツ日記」が2行程書かれた時期があった。「おやすみなさい。」の単行本第7巻にも8話分掲載されている。
- 巨乳好きを公言している。自身の巨乳好きが、『おやすみなさい。』の主人公にも活かされた。
- 自身が童貞喪失したのは22歳の時と『おやすみなさい。』の単行本第7巻の付録である「高橋嬢二新聞」内にて、「童貞文化の検証と悔恨」のタイトルで語っている。
- 2001年、『コギャル寿司』で文藝春秋漫画賞受賞。なお、『コギャル寿司』が同賞最後の作品となった[5]。
- 2010年10月10日よりBSフジにて『チェリーナイツ』が連続ドラマとして放映された[6]。
作風
[編集]童貞を題材にした作品で知られている[7]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- おやすみなさい。(『週刊ヤングマガジン』1998年13号 - 2002年46号、講談社、全8巻)
- コギャル寿司(『ヤングマガジンアッパーズ』、講談社、全1巻)
- 妄想トラッカー8823(『イブニング』2001年9月号 - 2003年13号[8]、講談社、全1巻)
- チェリーナイツ(『週刊ヤングマガジン』2005年1号 - 2011年36・37合併号[9]、講談社、全10巻)
- ワイルドチェリーナイツ(『週刊ヤングマガジン』2011年39号[10] - 2012年38号、講談社、全2巻)
- チェリーナイツR(『週刊ヤングマガジン』2012年41号[11] - 2014年9号[12]、講談社) - 単行本は未刊行。
- ホスト一番星(『ビジネスジャンプ』、集英社、全2巻)
- レッツ笹原(フォックス出版、全1巻)
- 小田原ドラゴンくえすと!(『週刊ヤングサンデー』、小学館、全2巻)
- 桜田ファミリア(『ビジネスジャンプ』、集英社、全1巻)
- ペパーミント(『近代麻雀』、竹書房)
- モレンジャーV(『コミック アース・スター』2013年7月号[13] - 2014年12月号[14]、アース・スター エンターテイメント、全1巻)
- ロボニートみつお(『週刊ヤングマガジン』2015年51号[15] - 2017年9号[16]、講談社、全3巻)
- デマンド先輩(『月刊ソフト・オン・デマンドDVD』、ソフト・オン・デマンド) - 単行本は未刊行。
- ぼくと三本足のちょんぴー(『やわらかスピリッツ』2018年10月15日[17] - 2020年2月3日、小学館、全3巻)
- 今夜は車内でおやすみなさい。(『ヤンマガWeb』2020年7月[18] - 2023年8月[19]、講談社、全11巻)
読み切り
[編集]- 僕はスノーボードに行きたいのか?(『ヤングマガジン増刊赤BUTA』13号)
- おやすみ、幸せな夢が見られるように。(『ヤングマガジン増刊赤BUTA』14号・15号→『週刊ヤングマガジン』1997年50号)
- SGY48物語(『ビッグコミックスピリッツ』2011年45号[20])
- タイトル不明[注釈 1](『ヤングマガジン増刊GAG増刊 神回』2013年[21])
- はじめての担当〈ヒト〉(『週刊ヤングマガジン』2015年7号[22])
- 復活チェリーナイツ(『週刊ヤングマガジン』2020年38号[23])
- 地中海の風(『トリビュートブック 100%孤独のグルメ! 〜それにしても腹が減った…〜』2024年[24]) - 『孤独のグルメ』のトリビュート寄稿作品[24]。
挿絵
[編集]他に『週刊朝日』の室井佑月のコラム「しがみつく女」、『SPA!』の「マネー得捜本部」、 『週刊ポスト』の「OLたちのギリギリ座談会」(連載終了)の挿絵担当。
寄稿
[編集]- 別冊宝島 AKB48推し!(2011年4月1日発売[25]) - 奥真奈美を紹介[25]。
- 素晴しき男性(「日映シネマガ」[26]) - 漫画家が映画本編を見ずにその作品ポスターを描く「妄想ポスター」企画連載、19回目[26]。
- アカギトリビュートイラスト FESTIVAL(『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』公式サイト、2018年6月13日[27]) - イラスト[27]
活動
[編集]- 最近では[いつ?]、ライブハウス等でトークや紙芝居等の活動を行っている。「小田原ドラゴンのドキドキラジオ」という、自身や仲間たちでトークを録音したのをwebページで公開している。「小田原ドラゴンのドキドキラジオ」の公開トークショーである「小田原ドラゴンのドキドキ生ラジオ」を2010年1月6日[28]、2010年12月24日に開催した[29]。
- twitter上でアートの産道と多くのやり取り[30]が見られる。
- 2009年4月11日、イベント「ワイルドチェリーナイツ 〜徹底討論! 朝まで生童貞!〜(PM10時には終わります)」に出演した[31]。
- 2009年8月29日、トークイベント「小田原ドラゴンVS古泉智浩 ワイルドチェリーナイツ名古屋編 〜徹底討論!朝まで生童貞!〜 *PM10時までに終わります。」に出演した[32]。
- 2009年10月11日、ライブイベント「漫画家バンド大戦'09」のライブの合間に行われる紙芝居に特別ゲストとして出演した[33]。
- 2010年3月22日、紙芝居をテーマに競うイベント「紙-1グランプリ 2010」に参加した[34]。
- 2010年7月22日17時から、ヤングマガジン30周年特集として、Ustreamによる『チェリーナイツ』の作画中継が行われた[35]。
- 2011年7月17日、新宿ロフトプラスワンで行われたイベント「こわれ者の祭典」にゲスト出演した[36]。
- 2012年7月15日、科学技術館で開催された、漫画家にその場で似顔絵を描いてもらえるTシャツ直売イベントに参加[37]。2014年5月3日にも同イベントに参加した[38]。
- 2013年1月14日、難波Meleにて「童貞たちの成人式」というイベントを開催した[7]。
- 2013年3月24日、阿佐ヶ谷ロフトAにて開催されたイベント「漫画家同士のガチバトル!無限2コマ地獄!」に参加した[39]。
- 2013年8月26日、天堂きりんの行ったイベント「天堂きりんとゆかいな仲間たち〜夏忘れ☆盆々ライブペイント〜」にゲスト出演した[40]。
- 2021年3月28日、高津マコトとともにYouTubeでトークイベントの生配信を行った[41]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ タイトル名ではなく、言葉通りの意味。
出典
[編集]- ^ a b c d 『おやすみなさい。』の各単行本の作者プロフィールより。
- ^ a b c d “小田原ドラゴン”. ヤングマガジン公式サイト. 講談社. 2023年4月21日閲覧。
- ^ “ぼくと三本足のちょんぴー”. やわらかスピリッツ. 小学館. 2021年5月6日閲覧。
- ^ 『おやすみなさい。』の単行本第4巻の表紙カバーに記載。
- ^ 『おやすみなさい。』の単行本第7巻の表紙カバーに記載。
- ^ “小田原ドラゴンの童貞ギャグ「チェリーナイツ」ドラマ化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年9月7日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ a b “小田原ドラゴンのイベント「童貞たちの成人式」が大阪で”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年1月9日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “妄想トラッカー8823”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年5月6日閲覧。
- ^ “東元俊也の新連載、ライフセーバー高校生のおバカギャグ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年8月8日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “舞台は宇宙、小田原ドラゴン「チェリーナイツ」新章開始”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年8月29日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “「足利アナーキー」の吉沢潤一、ヤンマガで青春劇を開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年9月10日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “「ヤンキー塾へ行く」が「塾生☆碇石くん」と改題し新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年1月27日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “「チェリーナイツ」の小田原ドラゴンがアーススターで連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年6月12日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “アーススター電子版は12月創刊、阿部洋一「新・血潜り林檎」など開始”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年11月12日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “「今際の国のアリス」の麻生羽呂がヤンマガに初登場、小田原ドラゴン新作も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年11月16日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “小田原ドラゴンのショートギャグ「ロボニートみつお」が完結、ヤンマガで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年1月30日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “小田原ドラゴンが“最高の友達”描く新連載「ぼくと三本足のちょんぴー」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年10月15日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “『今夜は車内でおやすみなさい。(1)』(小田原 ドラゴン)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “『今夜は車内でおやすみなさい。(8)』(小田原 ドラゴン)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年7月19日閲覧。
- ^ “山田玲司がスピリッツで新連載「美大受験戦記 アリエネ」”. コミックナタリー. ナターシャ (2011年10月8日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ “ヤンマガGAG増刊にミサワら新作!押切蓮介「でろでろ」も”. コミックナタリー. ナターシャ (2013年10月28日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ “小田原ドラゴン、ヤンマガで初めての担当との思い出振り返る”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年1月10日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ “二階堂幸の新連載「雨と君と」がヤンマガで、雨の日に出会った1人と1匹を描くショート”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年8月17日). 2021年5月6日閲覧。
- ^ a b “「孤独のグルメ」トリビュート、マンガ+エッセイで19本!凄いことになっちゃったぞ”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月25日). 2024年12月25日閲覧。
- ^ a b “伊藤潤二、801ちゃんらがAKB48推しメン選ぶムック発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年3月30日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ a b “映画本編を見ずに描く「妄想ポスター」最終回は諸星大二郎の「青い野獣」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年3月13日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ a b “「アカギ」完結BOX発売&トリビュート企画にいがらしみきお、大川ぶくぶら226名”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年6月13日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “「小田原ドラゴンのドキドキラジオ」が大阪で公開収録”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年12月5日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “童貞集まれ〜!小田原ドラゴン、聖夜にドキドキ生ラジオ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年12月3日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ 小田原ドラゴンのTwitterのお気に入りに投稿を登録している。
- ^ “古泉智浩と小田原ドラゴンがとことん童貞トーク宴”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年3月9日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “小田原ドラゴン×古泉智浩の童貞トーク、大須を襲撃”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年8月23日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “オルタナ系マンガ家が新宿のライブハウスでシャウト”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年8月16日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “紙芝居王者決定戦。個性派集結の「紙-1グランプリ」開催”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年3月12日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “ヤフーでヤンマガ特集、井上智徳作画中継にみなみけ検定”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年7月14日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “小田原ドラゴンがイベント出演、非モテの生きにくさを語る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年7月11日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “Tシャツ直売会ラブサミでタイム涼介ら11名が似顔絵描き”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年7月11日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “のむらしんぼ、浜田ブリトニー、御茶漬海苔らが似顔絵描き”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年4月20日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “小田原、見ル野らギャグ系作家の即興2コママンガバトル”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年3月11日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “天堂きりんのライブペイント、小路啓之や水瀬マユも参加”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年8月13日) 2021年5月6日閲覧。
- ^ “小田原ドラゴンと高津マコト、車中泊マンガ家のゆるゆる対談をYouTubeで生配信”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月25日) 2021年5月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 小田原ドラゴン (@odawaradoragon) - X(旧Twitter)