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れいめい橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
れいめい橋
れいめい橋1期橋。手前は池尻川調整池(2007年8月)地図
基本情報
日本の旗 日本
所在地 長野県上水内郡信濃町大字野尻 - 新潟県妙高市大字関川
交差物件 関川
用途 道路橋
路線名 E18上信越自動車道
管理者 東日本高速道路
設計者 八千代エンジニヤリング(2期線)
施工者 ピーエス三菱(2期線)
竣工 1995年平成7年)(1期線)
開通 1997年(平成9年)10月16日(1期線)
2019年令和元年)12月5日(2期線)
座標 北緯36度51分10.5秒 東経138度11分14.2秒 / 北緯36.852917度 東経138.187278度 / 36.852917; 138.187278 (れいめい橋)
構造諸元
形式 ラーメン橋
材料 プレストレスト・コンクリート
全長 514.000 m(1期線)
500.500 m(2期線)
10.490 m(1期線)
9.410 m(2期線)
最大支間長 142.000 m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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上信越自動車道 れいめい橋(れいめいばし)は、長野県上水内郡信濃町大字野尻 - 新潟県妙高市大字関川の関川に架かる上信越自動車道関越自動車道上越線)のラーメン橋

概要

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1期線、長野方面を望む(2014年撮影)

信濃町IC - 妙高高原IC間の長野県上水内郡信濃町大字野尻 - 新潟県妙高市大字関川にあり、橋長は1期橋の1期橋514 m (メートル) 、2期橋500.5 mである。

れいめい橋は1期線施工時に1・2期線一体型の基礎を採用したが、1990年道路橋示方書と設計要領第2集に準拠したため、2期線をそのまま架橋した場合、2012年道路橋示方書を満たさない。そのため、A1 - P5径間については既設下部工を補強した上で1期線と同じ支間割で架橋し、P5 - A2径間については、P6・P7橋脚がケーソン基礎であり補強が困難とされたことから、支間割を変更して橋脚を新設することとした。P5 - A2径間については、PC3径間連続波形鋼板ウェブ橋とPC4径間連続ラーメン箱桁橋の2案があったが、上部工の維持費および架設費用の点から後者が採用された [1]

関川河岸には、火山由来の最大2 mの岩塊があり、1期線の交通を確保したうえで人力による砕波を強いられた。上部架設時には、東北電力高圧線が張り出し架設部の上空で交差するため、5 m以上離隔する安全対策を要した[2][3]

1期線(上り線)

[1]

2期線(下り線)

  • 形式 - PC5径間および4径間連続ラーメン箱桁橋
  • 橋長 - 500.500 m
    • 支間割 - ( 40.853 m+42.509 m+42.517 m+42.527 m+42.144 m ) + ( 61.950 m+106.000 m+71.000 m+46.100 m )
  • 幅員 - 9.410 m
    • 車線数 - 2車線
  • 道路規格 - 第1種第3級
  • 横断勾配 - 2.667 - 4.500 %
  • 縦断勾配 - 1.750 - 1.200 %
  • 設計 - 八千代エンジニヤリング[3]
  • 施工 - ピーエス三菱[3]
  • 基礎 - 直接基礎(P1 - P4)・杭基礎(P5 - P8)
  • 架設工法 - 支保工架設(A1 - P5)・張出し架設(P5 - A2)

[1]

歴史

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上信越自動車道の信越国境をまたぐ橋梁として、上り側を1期線として、1995年(平成7年)に架橋され、1997年(平成9年)10月16日に暫定2車線で供用した。その後、交通渋滞の緩和および冬季の円滑交通確保を目的に4車線化事業化された[1]2019年令和元年)12月5日に本橋を含む信濃町IC - 上越JCT間が4車線化され、2期線が供用されるとともに、上信越自動車道が全線4車線化された[4]

2020年(令和2年)に1月末から2月末までの期間限定で上信越自動車道全通20周年・4車線化を記念して、本橋を含む6橋の上信越道はしカードがNEXCO東日本により配布された[5]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c d (東田典雅 et al. 2016)
  2. ^ 川嵜裕二. “NEXCO東日本上信越道4車線化事業 年内に約8割の4車線化が完了”. 道路構造物ジャーナルNET. 鋼構造出版. p. 2. 2020年9月6日閲覧。
  3. ^ a b c NEXCO東日本新潟支社 上信越道4車線化現場を公開”. 道路構造物ジャーナルNET. 鋼構造出版. 2020年9月6日閲覧。
  4. ^ 【E18】上信越自動車道(信濃町IC〜上越JCT間) 12月5日(木)に全区間4車線となります”. 東日本高速道路 (2019年11月28日). 2020年9月6日閲覧。
  5. ^ 上信越道はしカード” (PDF). 東日本高速道路. 2020年9月6日閲覧。

参考文献

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  • 東田典雅、齋藤正司、渋谷智裕、小張裕介「れいめい橋(2期線)の計画・設計 : 1・2期線一体基礎を有するラーメン橋」『プレストレストコンクリート』第58巻第1号、プレストレストコンクリート工学会、2016年1月、25 - 31頁、NAID 40020729282 

関連項目

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外部リンク

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