ひこ・田中
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ひこ・田中(ひこ・たなか、1953年2月8日[1] - )は、日本の児童文学作家。本名は、田中 正彦[1]。 『児童文学書評』主宰。
人物・来歴
[編集]1990年『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞受賞。同作が相米慎二監督により映画化される。1997年『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作は冨樫森の手で映画化された。2017年『なりたて中学生 初級編・中級編・上級編』で第57回日本児童文学者協会賞受賞。2024年『あした、弁当を作る。』で第64回日本児童文学者協会賞受賞。2021年『レッツはおなか』が厚生労働省の児童福祉文化賞推薦作品に選定される。
著書
[編集]- 『お引越し』(福武書店) 1990、のち講談社文庫、福音館書店 2013
- 『カレンダー』(福武書店) 1992、のち講談社文庫、福音館書店 2014
- 『ごめん』(偕成社) 1996、のち文庫、福音館書店 2014
- 『大人のための児童文学講座』(徳間書店) 2005.4
- 『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』(光文社新書) 2011.8
- 『サンタさんたら、もう!』 (小林万希子絵、WAVE出版、えほんをいっしょに。) 2012.12
- 『ひっつきむし』 (堀川理万子絵、WAVE出版、えほんをいっしょに。) 2013.3
- 『ハルとカナ』(ヨシタケシンスケ絵、講談社) 2016.8
- 『サンタちゃん』(こはらかずの絵、講談社) 2017.10
- 『へたなんよ』(はまのゆか絵、光村教育図書) 2017.3
- 『ぼくは本を読んでいる。』(講談社) 2019.1
- 『コリンのお店びらき』(山西ゲンイチ絵、BL出版) 2019.8
「レッツ」シリーズ
[編集]ヨシタケシンスケ絵
- 『レッツのふみだい』 (そうえん社、まいにちおはなし) 2010.10、のち講談社 2018
- 『レッツとネコさん』 (そうえん社、まいにちおはなし) 2010.7、のち講談社 2018
- 『レッツがおつかい』 (そうえん社、まいにちおはなし) 2011.1、のち講談社 2018
- 『レッツはおなか』(講談社) 2020.4
「モールランド・ストーリー」シリーズ
[編集]- 『メランコリー・サガ』 2014.5
- 『ロックなハート』 2015.11
- 『ネバーウェディングストーリー』 2020.5
「なりたて中学生」シリーズ
[編集]講談社
- 『なりたて中学生 初級編』 2015.1
- 『なりたて中学生 中級編』 2015.11
- 『なりたて中学生 上級編』 2016.10
共編著・監修
[編集]- 『子ども・大人』 (野上暁共著、ヨシタケシンスケ絵、大月書店、考える絵本) 2009.10
- 『子どもの本ハンドブック』(野上暁共編、三省堂) 2009.6
- 『今すぐ読みたい! 10代のためのYAブックガイド150!』1 - 2(金原瑞人共監修、ポプラ社) 2015 - 2017
- 『13歳からの絵本ガイド YAのための100冊』(金原瑞人共監修、西村書店東京出版編集部) 2018.4
翻訳
[編集]- 『くまのプーさん』(A・A・ミルン、竹書房) 2003
- 『ひよこのピケキョ』(ジャニーン・ブライアンさく、ダニー・スネルえ、東京書店) 2018.6
- 『さらわれたオレオマーガリン王子』(マーク・トウェイン, フィリップ・ステッド作、エリン・ステッド画、横川寿美子共訳、福音館書店) 2019.1
連載
[編集]- 「児童文学時評」(週刊読書人) 1997.1 - 2001.12
- 「児童文学年末回顧」(週刊読書人) 1997.12 -
- 「子どもの物語はどこへいくのか」(光文社「本が好き!」) 2007.8 - 2009.11
- 「ロールイチゴ」(光村図書「飛ぶ教室」20号 - 29号) 2010.1 - 2012.4
- 「YAの世界」(読売新聞 毎月第2土曜日) 2010.4 - 2012.3
- 「子どもの物語」(日本児童図書出版協会「こどもの本」) 2010.11 - 2011.10
- 「青春ブックマーク」(読売新聞 毎月第2土曜日) 2012.4 -
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ひこ・田中 (@hicotanaka) - X(旧Twitter)
- 児童文学書評 http://www.hico.jp/