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だんだんバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

だんだんバスDANDAN BUS)は、鳥取県米子市で運行されているコミュニティバス。愛称の「だんだん」とは雲伯方言で「ありがとう」を意味する言葉である。

日ノ丸自動車

米子駅を起点とする3ルートが運行されており、日本交通日ノ丸自動車が運行を担当している。

概要

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  • 料金は以下の通りとなっている。
    • 大人(中学生以上)150円、小学生100円、障害者等50円、幼児は無料。
      • 日本交通及び日ノ丸自動車が発行する路線バス定期券(大人(中学生以上)のみ)を提示すると、運賃が割引(大人(中学生以上)100円)となる[注釈 1]。この場合、運賃の支払いに交通系ICカードは利用できないので注意が必要である。
      • 日本交通及び日ノ丸自動車が発行する70歳以上の高齢者向け路線バス定期券「グランド70」を提示すると、運賃が無料となる。
  • 2024年10月28日からICOCA交通系ICカード全国相互利用サービス対応の10カードが利用可能。なお、簡易端末での対応となるため、バス車内でのチャージには対応していないので注意が必要である。チャージ可能なバス関連施設はない。PiTaPa交通利用エリアではないため、PiTaPaで乗車した場合には他の交通系ICカードと同様、プリペイド方式での利用となる。
  • チャージはJR西日本等のICOCAエリア内の自動券売機設置駅[注釈 2]コンビニエンスストアセブン銀行ATMローソン銀行ATM(新型機のみ)、イオングループの店舗、しまむらグループの店舗、ツルハグループの店舗(調剤薬局を除く)等で可能(ただしPiTaPaは自動券売機設置駅に限る)。
  • ICOCAはJR西日本等のICOCAエリア内の「みどりの窓口」「みどりの券売機」「みどりの券売機プラス」設置駅にて発売(発行事業者・発売事業者はJR西日本となる。バス窓口では発売しない)[注釈 3]。また、ICOCA定期券は発売しない。
  • 「だんだんバス」専用回数券(「どんぐりコロコロ」「よねぎーバス」[注釈 4]には使用できない)
    • 500円券(50円券の11枚綴り)、1,000円券(100円券の11枚綴り)、1,500円券(150円券の11枚綴り)
  • 「だんだんバス」専用定期券(紙定期券のみ(ICOCA定期券は発売しない)「どんぐりコロコロ」「よねぎーバス」[注釈 4]には使用できない)
    • 1か月大人(中学生以上)4,500円、小学生3,000円、障害者等1,500円。
  • わいわいパス(米子市内大人(中学生以上)600円、小学生300円、広域大人(中学生以上)1,000円、小学生500円。障害者等の割引はない)
    • デジタルチケットで、平日は10時以降、土休日は終日利用可能。
  • 鳥取藩乗放題手形(3日間1,800円)でも利用可能。
  • なお、他社の一般路線の乗車券類は使用できない。
  • なお、1月1日は全便運休となる。

沿革

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現行路線

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環状線ではあるが、全路線において1方向のみの営業であり、逆方向での営業は行っていない。

だんだんコース(日本交通・日ノ丸自動車)
1周9.2km、50分。30分間隔、21便(土曜日・日曜日・祝日は19便)運行。


歴史コース(日ノ丸自動車)
1周26分。60分間隔、9便(土曜日・日曜日・祝日は8便)運行。
  • [12] 米子駅→米子城前→大学病院→裁判所前→寺町通り→髙島屋前→市役所入口→米子駅
    • 米子駅でそのまま「まちなかコース」へ乗車可能。
まちなかコース(日ノ丸自動車)
1周24分。60分間隔、9便(土曜日・日曜日・祝日は8便)運行。
  • [13] 米子駅→西部総合事務所・糀町庁舎前→ふれあいの里→髙島屋前→裁判所前→大学病院→米子駅
    • 最終1便を除き、米子駅でそのまま「歴史コース」へ乗車可能。

車両

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小型ノンステップバス日野自動車ポンチョ・車椅子対応)3台(「だんだんコース」2台(日本交通・日ノ丸自動車各1台)・「歴史コース」→「まちなかコース」1台(日ノ丸自動車))で運行。なお、これら専用車が使用できない場合は、日本交通及び日ノ丸自動車の一般車両(運行経路に狭隘区間があるため、中型・小型バスに限定)を用いた運行が行われる。この場合、車体に「だんだんバス」の表示を貼り付けてあり、整理券は発行されず、車内自動放送も一般路線とは異なる。

2017年3月29日までは、小型ノンステップバス(日野自動車のレインボーHR7m・車椅子対応)2台で運行されていた。

試験運行期間の「歴史コース」と「まちなかコース」は中型ノンステップバス1台で運行され、「試験運行中」という横断幕やマグネットシートを取り付けていた。

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 中海・宍道湖・大山圏域の他のバス事業者の路線バス定期券(松江市交通局一畑バスICOCA定期券、スサノオ観光谷本ハイヤー・出雲観光タクシー等は紙定期券で発行)は対象外となる。
  2. ^ JR西日本(山陰エリア)の自動券売機設置駅は生山駅根雨駅伯耆大山駅米子駅安来駅荒島駅揖屋駅松江駅乃木駅玉造温泉駅来待駅宍道駅荘原駅直江駅出雲市駅博労町駅富士見町駅後藤駅三本松口駅河崎口駅弓ケ浜駅米子空港駅余子駅馬場崎町駅境港駅となる(東山公園駅東松江駅和田浜駅大篠津町駅中浜駅高松町駅上道駅は自動券売機が設置されていないためチャージできない)。
  3. ^ JR西日本(山陰エリア)のICOCA発売駅は生山駅根雨駅伯耆大山駅米子駅安来駅松江駅宍道駅出雲市駅境港駅となる。
  4. ^ a b 「よねぎーバス」(米子市弓浜地区で運行されている乗合タクシー皆生タクシーが運行を担当)は2024年10月1日から2025年3月31日までの実証運行。なお、米子市ではコミュニティバス扱いとしているが、実際にはトヨタ・ハイエース(乗客定員9人。3ナンバー)で運行されているため、実質的には乗合タクシーとなる。

出典

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  1. ^ だんだんバスの運行時間が変わります (米子市HP) Archived 2015年9月19日, at the Wayback Machine.
  2. ^ 米子市循環バス「だんだんバス」が新車両で運行中!”. 米子市役所 (2017年3月31日). 2018年8月12日閲覧。
  3. ^ バス路線番号の設定等(1)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  4. ^ バス路線番号の設定等(2)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  5. ^ バス路線番号の設定等(3)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  6. ^ バス路線番号の設定等(4)”. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2020年1月17日). 2020年1月17日閲覧。
  7. ^ だんだんバスの新コース試験運行開始!”. 米子市役所 (2021年11月30日). 2021年12月6日閲覧。
  8. ^ だんだんバス歴史コース・まちなかコースの本格運行開始(令和6年4月改正内容について)”. 米子市役所 (2024年3月26日). 2024年5月1日閲覧。
  9. ^ 市道の廃止に伴う交差点封鎖及びだんだんバスの迂回運行について”. 米子市役所 (2024年4月26日). 2024年5月15日閲覧。
  10. ^ 市道の廃止に伴う交差点の封鎖について”. 米子市役所 (2024年5月8日). 2024年5月15日閲覧。
  11. ^ だんだんバスにICOCAを導入”. 米子地域公共交通ポータルサイト. 米子市役所総合政策部交通政策課 (2024年10月23日). 2024年10月25日閲覧。

外部リンク

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