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さらば復讐の狼たちよ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さらば復讐の狼たちよ
タイトル表記
繁体字 讓子彈飛
簡体字 让子弹飞
拼音 Ràng Zǐ Dàn Fēi
粤語拼音 Joeng6 Zi2 Daan6 Fei1
英題 Let the Bullets Fly
各種情報
監督 チアン・ウェン(姜文)
脚本 チョウ・スーチン(朱蘇進)、シュー・ピン(述平)、チアン・ウェン(姜文)、グォ・ジュンリ(郭俊立)、ウェイ・シャオ(危笑)、リー・ブコン(李不空)
製作 マー・クー(馬珂)、アルバート・リー(利雅博)、イン・ホンボー(尹紅波)、ハービー・ツン(董韻詩)、チャオ・ハイチョン(趙海城)
製作総指揮 アルバート・ヤン(楊受成)、ハン・サンピン(韓三平)、マー・クー(馬珂)
出演者 チアン・ウェン(姜文)
グォ・ヨウ(葛優)
チョウ・ユンファ(周潤發)
音楽 久石譲、シュウ・ナン(舒楠)
撮影 チャオ・フェイ(趙非)
編集 張一凡、チアン・ウェン(姜文)
製作会社 中国電影集団
配給 中華人民共和国の旗 中国電影集団公司
香港の旗 エンペラー・モーション・ピクチャー・グループ
日本の旗 ファントム・フィルム
公開 中華人民共和国の旗 2010年12月16日
香港の旗 2011年1月13日
中華民国の旗 2011年3月11日
大韓民国の旗 2012年3月22日
日本の旗 2012年7月6日
上映時間 132分
製作国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
言語 北京語
四川語
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さらば復讐の狼たちよ』(さらばふくしゅうのおおかみたちよ、原題:譲子弾飛)は、2010年中国映画

監督・主演はチアン・ウェン。出演はグォ・ヨウチョウ・ユンファカリーナ・ラウチェン・クンフー・ジュンチョウ・ユンなど。

作中に登場する中国革命史をなぞるような描写の数々が中国社会を風刺していると話題になり、公開当時、中国映画歴代興行収入No.1となった。

ストーリー

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1920年、軍閥が割拠する乱世の中華民国。金で県知事の地位を買った詐欺師のマー(馬邦徳)は赴任先の地方都市・鵝城(がじょう)へと向かう途中で、指名手配の“アバタのチャン”(張麻子)率いる7人の覆面ギャング集団に襲われる。マーは自らの命を守るために県知事の書記になりすまし、チャンに「鵝城の県知事になれば金儲けできる」と県知事になりすますことを促して、彼らは鵝城に到着する。だが、その街はすでに独裁地主ホアン(黄四郎)に牛耳られていた。ホアンの横暴ぶりは悪党のチャンたちでさえ許せぬほどであり、両者の対立は深まっていった。そしてチャンの舎弟が自害を強いられたことで、ついに両者は全面対決になだれこむ。

キャスト

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スタッフ

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  • 監督:チアン・ウェン
  • 撮影:チャオ・フェイ
  • 造形設計:ウィリアム・チャン(張叔平)
  • 音楽:久石譲、シュウ・ナン
  • 原作:マー・シートゥー(馬識途)(短編集『夜譚十記』の中の「盗官記」)
  • 脚本:チョウ・スーチン、シュー・ピン、チアン・ウェン、グォ・ジュンリ、ウェイ・シャオ、リー・ブコン
  • アクション設計:ニッキー・リー(李忠志)、薛春煒
  • 製作総指揮:アルバート・ヤン、ハン・サンピン、マー・クー
  • 製作:マー・クー、アルバート・リー、イン・ホンボー、ハービー・ツン、チャオ・ハイチョン

主な受賞

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受賞
映画賞 カテゴリ 受賞者 結果
第5回アジア・フィルム・アワード[1][2]
最優秀映画賞 ノミネート
最優秀監督賞 チアン・ウェン ノミネート
最優秀男優賞 チョウ・ユンファ ノミネート
最優秀助演女優賞 カリーナ・ラウ ノミネート
最優秀脚色賞 チアン・ウェン ノミネート
最優秀衣裳デザイン賞 ウィリアム・チャン 受賞
第5回アジア・パシフィック・スクリーン・アワード[3]
最優秀映画賞 ノミネート
最優秀監督賞 チアン・ウェン ノミネート
2011年金馬奨[4]
最優秀映画賞 ノミネート
最優秀監督賞 チアン・ウェン ノミネート
最優秀男優賞 グォ・ヨウ ノミネート
最優秀助演女優賞 カリーナ・ラウ ノミネート
最優秀脚色賞 チョウ・スーチン、シュー・ピン、チアン・ウェン、グォ・ジュンリ、ウェイ・シャオ、リー・ブコン 受賞
最優秀撮影賞 チャオ・フェイ 受賞
最優秀視覚効果賞 黄宏達、謝伊文 ノミネート
最優秀メイクアップ・衣裳デザイン賞 ウィリアム・チャン ノミネート
最優秀音響効果賞 温波、王鋼 ノミネート
第31回香港電影金像奨[5][6]
最優秀映画賞 マー・クー、アルバート・リー、イン・ホンボー、ハービー・ツン、チャオ・ハイチョン ノミネート
最優秀監督賞 チアン・ウェン ノミネート
最優秀脚色賞 チョウ・スーチン、シュー・ピン、チアン・ウェン、グォ・ジュンリ、ウェイ・シャオ、リー・ブコン ノミネート
最優秀男優賞 チアン・ウェン ノミネート
最優秀男優賞 グォ・ヨウ ノミネート
最優秀助演女優賞 カリーナ・ラウ ノミネート
最優秀撮影賞 チャオ・フェイ ノミネート
最優秀編集賞 チアン・ウェン、曹偉傑 ノミネート
最優秀美術賞 黄家能、于慶華、高亦光 ノミネート
最優秀メイクアップ・衣裳デザイン賞 ウィリアム・チャン 受賞
最優秀アクション設計賞 薛春煒、李忠志 ノミネート
最優秀音響効果賞 温波、王鋼 ノミネート
最優秀視覚効果賞 黄宏達、謝伊文 ノミネート
第18回香港電影評論学会大奨[7]
最優秀監督賞 チアン・ウェン 受賞

脚注

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  1. ^ 5th Asian Film Awards Nomination List” (英語). アジア・フィルム・アワード (2011年1月10日). 2011年2月14日閲覧。
  2. ^ Cremin, Stephen (2011年3月21日). “Boonmee claims AFA crown” (英語). Film Business Asia. 2011年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月22日閲覧。
  3. ^ Nominees and Winners 2011” (英語). アジア・パシフィック・スクリーン・アワード. 2011年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月26日閲覧。
  4. ^ 2011 台北金馬影展 Taipei Golden Horse Film Festival” (中国語). 金馬奨. 2011年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月6日閲覧。
  5. ^ 第三十一屆香港電影金像獎提名名單”. 香港電影金像奨. 2012年2月22日閲覧。
  6. ^ Frater, Patrick (2012年4月16日). “Simple Life tops HK awards” (英語). Film Business Asia. 2012年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月16日閲覧。
  7. ^ The 18th Hong Kong Film Critics Society Awards”. Love HK Film.com. 2012年4月26日閲覧。

外部リンク

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