コンテンツにスキップ

ノゾエ征爾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノゾエ せいじ
ノゾエ 征爾
本名 野添征爾[1]
生年月日 (1975-07-02) 1975年7月2日(49歳)
出身地 日本の旗 日本 岡山県
職業 俳優劇作家演出家
活動期間 1998年 -
所属劇団 劇団はえぎわ
事務所 舞プロモーション
公式サイト 所属事務所によるプロフィール
受賞
TAMA映画祭
最優秀作品賞

2009年ウルトラミラクルラブストーリー
岸田國士戯曲賞
2012年◯◯トアル風景
テンプレートを表示

ノゾエ 征爾(ノゾエ せいじ、1975年7月2日 - )は日本の劇作家演出家俳優。本名は野添征爾(読みは同じ)[1]

劇団はえぎわ主宰。舞プロモーション所属。岡山県出身。サレジオ学院中学校・高等学校青山学院大学経済学部経営学科卒業[1][2]。身長178cm。

経歴

[編集]

3歳から8歳までをサンフランシスコで過ごした[3]

青山学院大学在学中の1995年より演劇活動を開始。大学4年生のときにENBUゼミナールに第1期生として参加し、松尾スズキに師事した[3]。1999年5月に劇団はえぎわを旗揚げし[3]、2001年に劇団化。同劇団の全作品の作・演出を手がけ、自らも出演している[4]

2016年には、蜷川幸雄氏のあとを継ぎ、1600人の高齢者の出演者と共に、さいたまスーパーアリーナにて「1万人のゴールド・シアター2016「金色交響曲〜わたしのゆめ、きみのゆめ〜」公演を成功させる。その後も、ゴールド・アーツ・クラブとして、1000人に及ぶ高齢者と公演を行う。

2000年、日本インターネット演劇大賞・最優秀新人男優賞を受賞。

2010年より世田谷パブリックシアターの企画により、特別養護老人ホームや障害者施設での芝居も展開している。

2011年、『春々』で第55回岸田國士戯曲賞候補[4]

2012年、『◯◯トアル風景』で第56回岸田國士戯曲賞受賞[1][4]

人物

[編集]

劇団、本谷有希子を主宰する本谷有希子は、ENBUゼミナール松尾スズキゼミの同期。

小学校時代からを書くことを好んでおり、小学校のクラスで芝居をやることになった際も台本を書いていたことや、授業で小説のような作文や、フィクションの作文を書いていたことを明かしている[3]

出演作品

[編集]

舞台

[編集]
  • 大人計画 「日本総合悲劇協会『ふくすけ』」(1998年)
  • ラフカット2000「スモーク」(2000年)
  • KERA・MAP「暗い冒険」(2001年)
  • 東京タンバリン「ぐずるぜ」(2002年)
  • アーノルドシュワルツェネッガー「グレートUSA」(2003年)
  • 東京タンバリン「ダイヤモンド」(2003年)
  • アーノルドシュワルツェネッガー「天才」(2003年)
  • 猫のホテル「座長まつり2004」(2004年)
  • 猫☆魂「狂る大学・・・」(2004年)
  • アーノルドシュワルツェネッガー「G」(2005年)
  • 「センター街」(2005年)
  • 温泉きのこ「OZONE平野」(2006年)
  • ラドママプロデュース「欲望という名の電車」(2006年)※脚色、演出兼任
  • 劇団、本谷有希子「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」(2006年)
  • 演劇企画集団THE・ガジラ「ヘル」(2007年)
  • 「醜男(ぶおとこ)」(2008年)※脚色、演出兼任
  • 「女教師は二度抱かれた」(2008年、脚本、演出:松尾スズキ)
  • ラドママプロデュース「王女メディア」(2009年)※脚色、演出兼任
  • THE SHAMPOO HAT 「沼袋十人斬り」(2010年)
  • 劇団、江本純子 「婦人口論」(2010年)
  • 青山円劇カウンシル「その族の名は『家族』」(2011年)
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演「チャチャチャのチャーリー 」(2011年)
  • produce lab89「五感overs~目隠しで聴くリーディング~楳図かずお作品集」※構成、演出、出演兼任
  • 「輪廻くん」※演出、出演兼任
  • ザ・スズナリ開場30周年記念公演「うお傳説」
  • 演劇引力廣島第9回プロデュース公演「ガラパコスパコス」(2012年)※脚本、演出兼任
  • ENBUフェスタ2012 ノゾエクラス卒業公演 「24の瞳の次世代の最初の道筋」(2012年)※脚本、構成、演出兼任
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演「チャチャチャのチャーリー2012」※脚本、演出、出演兼任
  • SPAC「病は気から」(2012年)※潤色・演出兼任
  • 「大事なはなし」(2012年)※脚本、演出、出演兼任
  • 台湾日本国際共同企画・川端康成三部作「片腕」※脚色・演出兼任
  • 猫のホテル「あの女」(2012年、脚本:千葉雅子)※演出
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演「きみといつまでも」(2013年)※脚本、演出、出演兼任
  • 北九州芸術劇場・リーディングセッションvol.22「続・世界の日本人ジョーク集」(2013年)※脚本、演出兼任
  • M&O playsプロデュース「サニーサイドアップ」(2014年)※脚本、演出、出演兼任
  • 遊園地再生事業団プロデュース「ヒネミの商人」(2014年)
  • 台湾日本国際共同企画・川端康成三部作「片腕」(2014年)※脚色、演出兼任
  • 戯曲リーディング「ウージェーヌ・イヨネスコ『椅子』」※演出、出演兼任
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演「きみといつまでも」(2014年)※脚本、演出、出演兼任
  • 新国立劇場「ご臨終」(2014年)※演出
  • 演劇引力廣島第9回プロデュース公演「飛ぶひと」(2015年)※脚本、演出兼任
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演「チャチャチャのチャーリー~風に吹かれて、森の花嫁~」(2015年)
  • 音楽劇「気づかいルーシー」(2015年)(原作:松尾スズキ)※脚本、演出兼任
  • PARCOプロデュース「 ボクの穴、彼の穴。」(2016年)※翻案・脚本・演出[5]
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演「チャチャチャのチャーリー〜風に吹かれて、森の花嫁2016〜」(2016年)※脚本、演出、出演兼任
  • 「あの大鴉、さえも」(2016年)(原作:竹内銃一郎、演出:小野寺修二)※上演台本
  • 「自作自演」(2016年)
  • プロペラ犬「珍渦虫」(2016年)※主演
  • 1万人のゴールド・シアター2016「金色交響曲〜わたしのゆめ、きみのゆめ〜」(2016年)※脚本、演出兼任
  • 北九州芸術劇場プロデュース公演「しなやか見渡す穴は森は雨」(2017年)※脚本、演出兼任
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演「チャチャチャのチャーリー~愛しのお姫さま~」(2017年)※脚本、演出、出演兼任
  • 音楽劇「気づかいルーシー」(2017年)※脚本、演出、出演兼任
  • SPAC「病は気から」(2017年)※脚本、演出兼任
  • オールナイトニッポン50周年記念公演「太陽のかわりに音楽を。」(2017年)※演出
  • 文学座創立80周年記念、12月アトリエの会「鳩に水をやる」(2017年)※脚本
  • ニンゲン御破算(2018年6月7日 - 7月15日、Bunkamuraシアターコクーン / 森ノ宮ピロティホール)- 河竹黙阿弥 役
  • 世界ゴールド祭2018 ゴールド・アーツ・クラブ第1回公演『病は気から』(2018年)※脚本・演出
  • PARCOプロデュース三島×MISHIMA『命売ります』(2018年)※脚本・演出・出演
  • 世田谷パブリックシアター@ホーム公演『チャチャチャのチャーリー~10周年だよ、チャーリー誕生秘話~』(2019年)※作・演出・出演
  • 音楽劇『トムとジェリー~夢をもう一度~』(2019年)※演出
  • 東京芸術祭2019野外劇『吾輩は猫である』(2019年)※脚本・演出
  • 月影番外地『あれよとサニーは死んだのさ』(2019年)※脚本
  • PARCOプロデュース『ボクの穴、彼の穴。』(2020年)※翻案・脚本・演出
  • 新国立劇場『ピーター&ザ・スターキャッチャー』(2020年)※演出
  • SPAC 『病は気から』(2021年)※潤色・演出
  • ニッポン放送プロデュース『ぼくの名前はズッキーニ』(2021年)※脚本・演出
  • ワタナベエンターテインメントDiverse Theater『物理学者たち』(2021年)※上演台本・演出・出演
  • はえぎわ「ベンバー・ノー その意味は?」(2021年)※脚本・演出・出演

テレビドラマ

[編集]

映画

[編集]

CM

[編集]

監督作品

[編集]
  • ソーシャル・ディスダンス(2020年)[7]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d “第56回岸田國士戯曲賞発表”. 白水社. https://www.hakusuisha.co.jp/news/n12256.html 2020年7月10日閲覧。 
  2. ^ ノゾエ 征爾 | サレジオ同窓会連合”. サレジオ同窓会連合 | サレジオ同窓会日本連合 Japan Federation of Salesio Alumni Associations (2021年5月10日). 2021年9月26日閲覧。
  3. ^ a b c d アーティスト・インタビュー:ノゾエ』(インタビュアー:大堀久美子)、Performing Arts Network Japan、2012年8月11日https://performingarts.jp/J/art_interview/1207/1.html2020年7月10日閲覧 
  4. ^ a b c 横川良明(インタビュアー:横川良明)「飛べないことくらい、わかっている。もがく人間を描いた“嘆きの喜劇”。」『Confetti』、ロングランプランニングhttps://web.archive.org/web/20150416172254/https://www.confetti-web.com/sp/feature/article.php?aid=33&2020年7月10日閲覧 
  5. ^ “松尾スズキ翻訳「ボクの穴、彼の穴。」ノゾエ演出で舞台化!塚田僚一&渡部秀が出演”. ステージナタリー. (2016年4月6日). https://natalie.mu/stage/news/182475 2016年4月6日閲覧。 
  6. ^ 「エール」裕一を救う天才作詞家は劇作家・ノゾエ征爾 朝ドラ初出演「至福なヒトトキ」文筆家オーラで起用― スポニチ Sponichi Annex 芸能 、2020年6月1日閲覧
  7. ^ “ソーシャルディスタンスを考える「ソーシャル・ディスダンス」、監督はノゾエ征爾”. ステージナタリー (ナターシャ). (2020年6月2日). https://natalie.mu/stage/news/381531 2020年7月10日閲覧。 

外部リンク

[編集]