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ZERO (インターネットサービスプロバイダ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポケットボード NTTドコモと提携してスタートした10円メール用端末

ZERO(ゼロ)は、GMOインターネット株式会社が運営するインターネットサービスプロバイダ(ISP)。

接続サービスはフリービットのxSP提供である。

ゼロ株式会社

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2004年10月までの運営会社は、ゼロ株式会社(旧・マスターネット株式会社)であった。同社は、かつてマスターネットの名称でパソコン通信サービスを提供していた。

歴史

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マスターネット→ゼロ運営

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パソコン通信時代

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  • 1987年昭和62年)4月 - 明治乳業が100%子会社のパソコン通信サービス事業者としてマスターネット株式会社を設立。通信プロトコル無手順ではなく、郵政省が推進するJUST-PC(パーソナル・コンピュータ通信装置推奨通信方式)を採用した。
  • 1989年平成元年)4月 - 無手順方式による接続サービスを開始。
  • 1990年(平成2年)9月 - 株式会社システム工学社(西久保愼一社長)は、株式会社シーネット(社長同じ)を設立し、マスターネットの情報提供事業者として「C-Net」サービスを開始。株式情報表示ソフト「Master Chart」及びデータを販売
  • 1993年(平成5年)12月 - シーネットがマスターネットを明治乳業より1000万円で買収。
  • 1995年(平成7年)- 通信カラオケサービス「通信カラオケSiNGる」を開始。1曲120円、クライアントソフトは無料。

インターネット時代

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  • 1996年(平成8年)12月 - ASAHIネットと提携し、インターネットサービスプロバイダ事業を開始[1]。ドメイン名は masternet.or.jp。
  • 1997年(平成9年)12月 - NTTドコモと提携し、ドコモ携帯電話とポケットボードを用い、インターネットメールを1通10円(2KBまで)で送受信できるサービス「10円メールを開始。メールアドレスは @mnx.ne.jp , @*.mnx.ne.jp
  • 2000年(平成12年)
    • 6月 - ナスダック・ジャパンに上場。
    • 7月 -
      • マスターネット株式会社が、ゼロ株式会社に商号(社名)変更。
      • 基本接続料無料のインターネット接続サービス「Internet Free Access ゼロ」提供開始[2]。ドメイン名は zero.ad.jp。150時間プランでは、年会費500円で基本接続料金が月100時間まで無料。
  • 2001年3月 - 150時間プランの廃止を発表。

GMOインターネット運営

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  • 2004年(平成16年)11月1日 -
    • ゼロ株式会社が、ISP事業について会社分割(吸収分割)を行い、同事業をGMOインターネット株式会社が承継する。
    • 同時にゼロはスカイマークエアラインズ(現・スカイマーク)に吸収合併(合併比率はスカイマークエアラインズが1、ゼロが1.5)され、解散した。西久保はスカイマーク顧問へ就任(翌年社長に就任)。
  • 2007年(平成19年)5月 ‐ 「通信カラオケSiNGる」サービスを終了。
  • 2008年(平成20年)2月 - 10円メールサービスをはじめとする「マスターネット」のすべてのサービスを終了。
  • 2016年(平成28年)5月20日 - ZEROブランドの全サービスの新規受付を終了。

参考資料

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外部リンク

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