XBT2C (航空機)
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XBT2C
XBT2C(Curtiss-Wright XBT2C )は、第二次世界大戦中にカーチス・ライト社がアメリカ海軍向けに開発した試作艦上攻撃機。
社内名称はCW-98(モデル98)。XBTC艦上攻撃機の複座型で、エンジンを換装しレーダーを搭載した機体である。この機体がカーチス・ライト社製でアメリカ海軍へ納入された最後の航空機となった。
設計
[編集]XBT2C-1(CW-98)はR-4360エンジンを搭載する予定であったが、ライト社のエンジンに関する問題によって、R-4360より小型のR-3350-24星型エンジンを搭載することとなった。複座にする為に兵装の搭載量を減らし、右主翼下にはレーダーポッドを搭載した。
開発
[編集]XBT2C-1の1号機、BuNo.50879は1945年3月に完成した。程なく戦争が終結した為XBT2Cに対して大規模な発注がされることはなかったが、試験は続けられた。BuNo.50879から50888[1]までの10機の製造計画のうち50888号機を除く9機が製造され[1]、1947年にXBTCが開発中止となった頃にXBT2Cも開発中止となった。
運用者
[編集]諸元
[編集]Curtiss Aircraft 1907–1947[2]より。
制式名称 | (BT2C-1) |
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試作名称 | XBT2C-1 |
全幅 | 11.93m |
全長 | 14.5m |
全高 | 3.68m |
翼面積 | 38.64m2 |
翼面荷重 | kg/m2 |
自重 | 5,565kg |
最大離陸重量 | 8,628kg |
発動機 | R-3350-24(離昇2,500馬力、1,865 kW)1基 |
最高速度 | 531km/h(高度5,200m) |
上昇限度 | 8,016m |
上昇力 | 5,000mまで約8分41秒 |
航続距離 | 2,108km |
武装 | 翼内 ブラウニングAN/M2 20mm機関砲2門(携行弾数不明) |
爆装 | 907kg(2,000lb)までの爆弾またはMk13航空魚雷1発 |
生産数 | 9機 |