コンテンツにスキップ

Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/血小板 20160111

血小板 - ノート[編集]

選考終了日時:2016年1月25日 (月) 00:07 (UTC)

  • (自動推薦)2015年12月の月間強化記事賞受賞記事。--Trvbot会話2016年1月11日 (月) 00:07 (UTC)[返信]
  • 賛成 私の生物・医学知識では限界がありますが、血液における構成、血小板の構造と役割、産生、血小板に関する疾病と一通りのことが書かれているように思います。「出血時間検査」の節、「血小板が生じると、出血してから自然に止血までの時間が延びるため」とありますが、「血小板の機能に異常が生じると」ではないでしょうか? 現状、「概要」節にしか血小板の平均的な寿命と脾臓で破壊されることへの言及がないですけど、産生の節を拡張するか別に節を設けて、血小板の破壊処理についても言及があるとより充実すると思います。システム屋の観点からするとこの血小板の破壊処理は、回転ずしのネタにタグをつけて流しておいて、賞味期限が来たらレーンから外して廃棄、みたいなイメージなのですけど、血小板も何らかの寿命管理がされているのだろうか、などと思ってしまいました。まだわからないことも多いのかもしれませんが、生体の仕組みも精緻で不思議です。進化の過程でどうやって生物がこのような止血の仕組みを獲得したのか、といったことがわかれば面白いのですけど、これも多分未判明なのでしょうね。人類が歴史的にどうやってこの構造を解明し、今はどこまでわかっているのか、というところを中心に、歴史節をより強化できるとうれしいと思いました。--Tam0031会話2016年1月19日 (火) 04:56 (UTC)[返信]
  • コメント 難しい主題でこれだけ書いてくださったことに感謝します。網羅性の点でも参考文献の質でも構成でも立派な記事なのですが、?な点がすくなからず見られますので賛成はしないでおきます。例えば『血小板産生制御因子で最も重要な役割を果たしているトロンボポエチンは単離・同定が長年成功せず、1994年になってからようやく発見された』と言う記述について、たとえば1979年にすでに「血小板産生の調節--トロンボポエチンをめぐる最近の知見」という論文が出ているんです[1]なので私の方で発見を同定に直させていただいたのですが、全体としては労作大作なのですが、個々のニュアンスで?と言う部分が多いように感じられました。概要節でも瑣末な指摘を以前にしましたが、細かなニュアンスの点で?と言う部分が他にも多そうな気がします。大きな間違いではなく細かなニュアンスですので反って発見しにくい。 --ぱたごん会話2016年1月19日 (火) 12:25 (UTC)[返信]
    • コメント さまざまなご意見をいただき大変感謝しています。今回の加筆に関わったものとしてコメントをいたします。
    • Tam0031さん:ご指摘の血小板の寿命・代謝回転に関しては、確かに百科事典として初めて血小板を調べる方にとっては非常に興味を引く内容だと思います。余力がありましたら加筆し、ご要望にお応えできればと思います。止血の仕組みはご指摘の通り複雑です。今回加筆するに当たっては、あくまで血小板そのものに関することに絞りましたので、止血の仕組みについては別の記事に譲った部分も多くあります。凝固・線溶系などが該当するのですが、あまり充実した記事ではありませんので、今後の課題です。また今回の選考とは関係ありませんが、Tam0031さんにおかれましてはたくさんの誤字修正をしてくださったこと、この場を借りて心よりお礼申し上げます。
    • ぱたごんさん:再度の査読感謝いたします。(注:ここに至るまでの議論として、利用者‐会話:W.CCを挙げておきます。)ニュアンスの違いとの奥歯にものがはさまった表現をされていますが、微妙な解釈の違いは、実を申しますと私も加筆時にかなり感じました。ぱたごんさんはおそらく『三輪血液学』を主に査読に用いていらっしゃると推察いたしますが、今回、私は血液学の定番書である『三輪血液学』のほかに、『血小板生物学』という本も参考にしております。私が感じたニュアンスの違いというのは、この『三輪血液学』と『血小板生物学』のニュアンスの違いです。一例を挙げますと、疾患節の血小板減少について、『血小板生物学』には、「骨髄における産生能力の低下、末梢における血小板利用・破壊の亢進、消耗性減少、血小板の分布の異常、先天性(遺伝性)」の5種類の体系があると書かれています。一方『三輪血液学』には、「産生異常、寿命短縮、分布異常、喪失または希釈」の4種類の体系に分けられています。(1625頁の表) これは正直ニュアンスどころじゃないおおきな違いですが、本質的にはこれらの分類はどちらも正しいし、どちらも有用でしょう。ただ、こう両論併記してどちらも正しいと書いてしまうと、これは私の個人的知識をもとにした独自研究ですのでウィキペディアには向きません。結局、これは文章が百科事典的に書き下しやすかった『血小板生物学』を採用しました。また、ご指摘の「トロンボポエチンの発見」についてですが、こちらは明確に出典『血小板生物学』に「1994年に発見された」と書かれています。では、ぱたごんさんのご指摘の文献はどういうことかと申しますと、読めば分かるのですが、「エリスロポエチンと同じようなすなわち『トロンボポエチン』の存在が確認されてきた(要約)」と書かれています。ここでの「トロンボポエチン」は、あくまで「血小板産生制御因子」というどちらかというと一般名詞的な意味合いでの「トロンボポエチン」であり、1994年に単離された物質の固有名詞「トロンボポエチン」とは使い方が違います。結局これも、1979年と比べれば最新でかつ、専門家POVではない表現をしている出典『血小板生物学』の「発見」を用いた方が百科事典としては適切でしょう。(「同定」に直していただいた部分は、「発見」と表現を戻し、「以前からその存在が示唆されてきたものの」との加筆を行いました。)このような微妙な判断をした点は他にもいくつかあり、ぱだごんさんが疑問を感じるのももっともでしょう。各論的な話が長くなりましたが、まとめますと、この記事を書く上では「検証可能性が信頼できる情報源による表現で、「微妙なニュアンスの違いもなるべく中立的な観点から独自研究にならない」ように、そしてなにより百科事典的にわかりやすいように努力を行ったつもりです。それでもまだまだ学術的に繊細かつ微妙な解釈・観点の違いはあるでしょうが、あくまで百科事典的には出典の質・正確性も含めて一定のレベルに達していると自己評価しております。もしまた各論的な話で微妙な違いを発見されましたら、ノートページでも私の会話ページでも構いませんので、ご指摘いただけるとありがたいです。(良質な記事かどうかの選考の場であるここはふさわしくないかもしれません。)--W.CC会話) 2016年1月19日 (火) 16:30 (UTC) ご指摘の総説論文「血小板産生の調節--トロンボポエチンをめぐる最近の知見」(1979年)の全文を読み、考えを変えました。取り消し線で訂正いたします。ぱたごんさんにおかれましては、査読の際に用いる資料については全文を簡単に目を通されることをお願いたします。この資料をもとに歴史節を修正いたしましたので、参考にしていただければと思います。--W.CC会話2016年1月20日 (水) 11:58 (UTC)[返信]
  • 賛成 ご指摘のあった寿命節・歴史節を改良しました。もともと賛否表示するつもりはありませんでしたが、十分良質な記事としての水準に達しているとの自己評価を明確にいたします。血小板に関して百科事典で述べるべき内容について網羅されており、検証可能性が担保された信頼できる複数の情報源(専門書や総説)による出典が明記されています。WP:NORに基づいて二次文献以上を使用し、一次文献はほとんど用いられていません。ニュアンスの違いとのWP:NPOVからの問題が指摘されていますが、これらの指摘は「信頼できる情報源同士で学説や内容の本質そのものに違いがある」といったようなことではないでしょう。(もちろんこのような具体的なご指摘がノート等で行われれば、WP:NPOVに則り両論を慎重に併記することになります。)--W.CC会話2016年1月20日 (水) 11:58 (UTC)[返信]
  • 賛成 GAとして充分な水準に達していると考えます。--Damena会話2016年1月21日 (木) 10:49 (UTC)[返信]

賛成のみ3票の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--ぱたごん会話2016年1月23日 (土) 12:55 (UTC)[返信]