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Wikipedia:井戸端/subj/出典の情報が間違っていることの判断は編集者が行ってよいのか

出典の情報が間違っていることの判断は編集者が行ってよいのか

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こんにちは。この度記事を執筆している際に、事実記載が異なる複数のソースが見つかりました。具体的にはノート:石見清裕を参照して頂きたいのですが、そもそもこのような判断は我々いち編集者が下してもよいものなのでしょうか。また、今回は正しいと思われる出典が存在したため、そちらを採用した理由を書きましたが、もし一つのソースしか見つけられず、編集する段階でそれが明らかな誤りだと判断できる場合ではどのようにすれば良いでしょうか。個人的には、そのようなケースで「正しい」内容を記載することは独自研究になりかねないと思うのですが、取れる対応としてはノート等で何とかという文献はこういう理由で間違っているから、出典として使用しないようにと注意喚起する程度しか思いつきません。上記のようなことは稀だとは思うのですが、どうも引っかかったため今回質問させて頂きました。--Zigzag Z会話2019年7月1日 (月) 17:45 (UTC)[返信]

明らかな誤りだけれど訂正できるソースが見つからない場合、ということですが、例えば歴史分野で、研究者が一次史料の判読を明らかに誤っているけれども、その点を批判した他の研究者がまだいない場合、というような事例を想定すればよろしいでしょうか? その場合、結局「〇〇という人はこう言っている」「〇〇という資料ではこうなっている」と帰属化してしまうのがいいのではないでしょうか。誤りとははっきり言わんけれども、責任を回避しておいて、後日訂正が行われるのを気長に待つと。余談ながら、誤字脱字なんかに単純に{{sic}}=〔ママ〕を付けておくというような対応って、どこからが独自研究になるのか、ちょっと不安がないといえばウソになります。--Rasalghul会話2019年7月1日 (月) 18:16 (UTC)[返信]
コメント 競合しちゃったけどそのまま: 原則的には我々「たかが匿名編集者」には全く判断できませんので、例えばそれぞれの出典内容が異なるならば出典名明示の上で『出典Aには○○とあるが、出典Bには◆◆となっている』などと併記し、判断自体は読者に委ねることになります。それ以外ですと、出版日時のより新しいものを本文に、古いものを注釈として別途脚注にしたり、複数出典で確認できるものを主、そうでないものを傍流として扱う、などの対処もできます(WP:RS#情報源の評価)。
件のノートページの議論ですが、「2007年度から教授に昇任したことがわかります」というのは複数の情報源から匿名編集者のひとりでしかないご自身がごく個人的に研究・判断した情報の合成結果、WP:NOR違反ですから書けないです。つまるところ、「たかが匿名編集者が明らかに事実と異なると『個人的に』思っていても、出典がそれしかないのであれば出典に基づいてそのように書くのは『ウィキペディア的には全面的に』正しい」、という結果になります。これは公式方針WP:V#「真実かどうか」ではなく「検証可能かどうか」に全て説明されています。
故に、現状の問題点を解消するためにはごく単純に出典に従い、『 出典Aによれば2002年より2003年まで助教授に在職とあるが、出典Bによれば助教授として2006年に出典Bなどを執筆、そして2007年に教授として出典Cを書いている 』のように、匿名編集者の個人判断を極限まで省き、出典から分かる事実のみを提示した書き方になるのではないかな、と思料します。ここら辺はもっと良い解説に着地できるかもしれませんが、とりあえず「 複数の文献から判断し、○○年に教授昇進したと推測できる 」みたいな独自研究そのものが無意味、一切不要である点はお考えの通りです。--Nami-ja [会話 履歴] 2019年7月1日 (月) 18:55 (UTC)◆蛇足を削った。--Nami-ja [会話 履歴] 2019年7月1日 (月) 19:19 (UTC)[返信]
コメント ノート:石見清裕とどちらに書こうか迷いましたが、とりあえずこちらにてコメント申し上げます。researchmapの「2002年 - 2003年 早稲田大学教育学部 助教授」という情報は、おそらく「2002年度は助教授であった」という意味であり、「2003年まで助教授であった」という意味ではないと考えられます。
researchmap」というデータベースはIDが「read???????」となっているケースが多いことから分かるように、「ReaD」という(現在は停止中の)データベースから(アカウント含め)情報を引き継いだケースが多いはずで、その更新の手段や状況は千差万別です。石見教授の場合は更新日が現時点で2019年6月7日となっていますが、論文などの情報更新は2005年ぐらいで止まっており、科研費のデータベースから機械的に採択課題の情報が転記されているだけと見受けられます。
なお、昨年度の科研費申請の際に研究者の実績はresearchmapの情報を参照することになったというニュースが流れましたが、これのせいか大学によってはresearchmapの情報を大学の研究者データベースと連動させるようになっています(因果関係は逆かもしれませんが……)。早稲田大学のデータベースを見る限り、大部分のデータはreseachmapから引き継がれていると思われます。
長くなりましたが、researchmapの経歴情報を出典として1988 - 2002年に非常勤講師、2002 - 2003年に助教授とし、科研費データベースの所属情報を出典として2006年度まで助教授、2007年度から教授、とすれば良い案件だと考えられます(1988年度から2002年度までの情報がありませんが、これは科研費の採択実績がなかったことに起因します)。取り急ぎ、以上ご参考になれば幸いです……。--Assemblykinematics会話2019年7月2日 (火) 14:26 (UTC)[返信]
コメント 多くのご意見をお寄せ頂き、有り難うございます。また、私事により多忙となってしまい、迅速なご回答を頂いておきながら長らくお返事することができず、申し訳ございませんでした。順番にご返答させて頂きますと、RasalghulさんやNami-jaさんのお勧めされている方法は、私も当初は考えていました。ただ、学説が複数存在するような学問的問題、あるいは議論を呼ぶ内容であれば当然そうすべきだと思う一方、存命人物の経歴に対してこのような両論併記をしていいのか迷い(私が読者の立場になった場合、現役の教授が昇任した年として二つ挙げられているのはおかしいと感じてしまう)、この場で質問させて頂いた次第です。ただ、幸いなことにAssemblykinematicsさんから「researchmapの「2002年 - 2003年 早稲田大学教育学部 助教授」という情報は、おそらく「2002年度は助教授であった」という意味であり、「2003年まで助教授であった」という意味ではない」ということをご教示頂けたため、この問題については解決しそうです。早稲田大学の研究者データベースで2002年-2003年とあるのも、仰る通りresearchmapから引き写した産物でしょうから、一切の疑問が氷解しました。そうなると、KAKENの情報と異なる出典は存在しないため、安心して記述ができますね。
皆様から色々とお教え頂くことができ、個人的にとても納得がいっただけでなく、大いに今後の参考にもなったと思います。最後になりますが、この度は本当に有り難うございました。--Zigzag Z会話2019年8月18日 (日) 15:04 (UTC)[返信]