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再選考で「第一次世界大戦」の突貫工事編集が行われている問題について
[編集]ノートからさらに飛ばなければならない再選考ページで、記事内容における複数の論点を包括した合意形成がごく短期間に行われました。一見すると無難に見える議論でしたが、実際に行われている編集を確認すると、総力戦に特筆性の認められる記事でありながら軍事作戦に偏った内容でした。総力戦ならば政治・経済との関係性も書かれるべきです。
現状として、表現された各事象の因果関係が見えにくいものとなっています。欧州の国際関係が、神聖同盟、ビスマルク体制、そして三国同盟・三国協商の順に、なんとなく変わっていったような説明です。ここにオスマン債務管理局を盛り込むと、預金者・債権者・納税者という各国の大衆および交戦国の近代化を財政的に裏づけた資本家が当時の国際政治と結びついて、総力戦の具体的な端緒が表現されるわけです。読者が独自にあたることのできる文献の幅もぐっと広がります。
しかし合意形成者が検証可能性を満たさないとして盛り込めなくしています。軍事作戦の説明も展開された戦線を順に書いているだけでして、総力戦を表現できていません。しかも冗長です。冒頭も、それ以降もです。この人為的な記述量を暗黙の前提として、各国情勢に触れる余裕がないと合意しているようです。
冒頭は総力戦以外の観点からもいろいろ指摘できます。のっけから死亡者数を強調していますが、さらに多くの犠牲者を出した第二次世界大戦に比べて歴史的重要性が低いかのように読めるというまずさがあります。犠牲者がより少ない過去の二国間紛争が相対的に歴史的重要性に乏しく読めるところも良くありません。交戦勢力はテンプレートにもリンクつきで表現されているのですが、冒頭で冗長に網羅されています。他にはサラエボ事件に関する記述の重複がひどいです。この事件の重要性は重複によらなくても表現できます。冒頭の第一文にリンクをつけて盛り込んだり、オスマン債務管理局と関係した欧州各国がバルカン諸国に投資活動を積極的に行った事実と関係させたりすることで、総力戦の原因として分かりやすく表現できます。この意味で、冒頭に列強がバルカン情勢を安定させようと努めたなどと書くのは、混乱の種をまいた先の事実を捨象することになります。
英語版への追従と検証可能性要求等の形式的編集方針により、考え抜かれた形跡がない編集が1月15日あたりから行われています。なお、再選考は残り十日ほどです。本来このような記事内容に関する議論はノートに書くべきですが、周知の必要を認めました次第です。--114.175.112.22 2018年2月4日 (日) 00:21 (UTC)