コンテンツにスキップ

Wikipedia:井戸端/subj/「元首相」「前首相」「首相」と「元総理」「前総理」「総理」、どっちを採用しますか?

「元首相」「前首相」「首相」と「元総理」「前総理」「総理」、どっちを採用しますか?

[編集]

「元首相」を「元総理」に置き換える不思議な人がいるので、ここで質問させてもらいます。新聞・テレビ等マスコミでは、一様に「元首相」「前首相」「首相」のほうが多く使われています。Googleで検索しても、「元首相」「前首相」「首相」>>「元総理」「前総理」「総理」です。「wikt:首相」=「wikt:内閣総理大臣」は完全に常識だと思います。

「首相」そのものは何かの正式名称の省略形ではありません。「外相」=「外務大臣」などと同様に、正式名称そのものの代わりを果たす呼び名です。正式名称よりも正式名称になっているとでも表現すべき敬称です。明らかに「首席」「首級」の「首」と「宰相」の「相」を持ってきている全く失礼のない歴史的な表現方法だからです。「首相」「外相」等は、字数を少なくし、失礼な簡略形を取らず、かつ、象徴的に表現できる極めて智慧ある表現方法です。

これに対し、「総理」の場合は、現役の内閣総理大臣の場合には使うことが多いものの、正式名称の「内閣総理大臣」が6文字で長ったらしいので、最重要の二文字を取って簡略に表現しているだけに過ぎないように思えます。また、実際には多くの省庁・国家公務員がおり、「総(すべ)て」に「理(ことわり)」をもって対処しているわけでは全然ないのに、敢えてそう表現することによっておべんちゃらを言っているようにも思われす。厳密に考えれば、どんなに優秀な首相でも、「総(すべ)て」に「理(ことわり)」をもって対処しているはずがありません。早い話、民主主義国の内閣や政党の実態としては、「内閣総理大臣」という正式名称は、「自由民主党総裁」と同様、実はほとんど虚偽表現です。(ただし、カッコイイ表現だし、その責任を問うには極めて好都合な表現です。しかし、それ故、ひどい話でもあります。)

また、誰でも、「安倍内閣総理大臣」「小泉内閣総理大臣」と長ったらしく言うよりは「安倍首相」「総理」、「小泉首相」「総理」というように簡単かつ失礼のないように言えることを伝統的によしとしています。これに対し、「安倍総理」「小泉総理」という表現は、(現役であれば、一人しかいないので、内閣総理大臣の省略形として)「総理」だけで済むところを、「安倍首相」「小泉首相」という一般的な呼び方に倣(なら)って、丁寧な表現のつもりで個人名を「総理」の前に付け「安倍総理」「小泉総理」と呼ぶ人が出てきてしまったところから派生した中途半端な呼び方であることは首相の記者会見や国会質疑での「総理」の使われ方を見れば、一目瞭然です。「議長」「議長」、「委員長」「委員長」、「大臣」「大臣」と同様に、「総理」「総理」と使われています。

しかしながら、「総理」(総(すべ)てを理(ことわり)をもって対処する)という機能は誰でもある程度はやっていることです。というより、通常、やらざるを得ないことです。しかし、「議長」や「委員長」や「首相」や「外相」は明らかにその役職にある人しかできません。つまり、【総理】は国民誰でもある程度やってます。「総理」という用語は、あくまで「内閣総理大臣」という正式名称から二字を抜き出してきただけの怠慢で不完全で失礼な省略形に過ぎません。ある特定の場で、やむを得ず使うことが許されている言葉に過ぎません。

さらに、百科事典で「総理」という不完全で失礼な省略形を使うことを認めるのであれば、その正式名称であり、かつ失礼でも怠慢でもない「内閣総理大臣」という用語のほうを「総理」の代わりに百科事典としては使うべきだということに当然ならざるを得ないと思います。「首相」の場合は、「総理」の場合と違って、そうはなりません。もともと、それ自体で「内閣総理大臣」を表している歴史的な敬称だからです。

以上を踏まえ、具体的に例を挙げて質問しますと、

  1. 東条元首相東条英機
  2. 東条元総理
  3. 東久邇宮元首相東久邇宮稔彦
  4. 東久邇宮元総理
  5. 小渕元首相小渕恵三
  6. 小渕元総理
  7. 森元首相森喜朗
  8. 森元総理

の四例で、いずれも評価も人気も高くはない元首相たちですが、(「首相」が歴史的にも大変名誉な敬称であることも知らず、おべんちゃら的に「元総理」と虚偽表現したがる人たちは論外として放っておくとして)、明らかに「元首相」であるにもかかわらず、「元首相」ではなく、「元首相」の代わりに「元総理」と失礼かつおべんちゃら的に、訳の分からないおべんちゃら差別をしてやらなければならない程、特殊な事情のある人が、これらの人たちに、何か一つでもあるでしょうか。いずれも、私の目には、「首相」はやっていても、ちゃんと「総理」をやっていたようには全然見えない困った人たちなんですが・・・。SeraphGood 2007年7月22日 (日) 00:26 (UTC)[返信]

内閣総理大臣#呼称のところにPrime Ministerの訳語が決定されるまでの流れが書かれていますね。日本国憲法を根拠にすると日本の首相は内閣総理大臣が正式名称ですね。どちらが望ましいかですが、目くじらを立てて全て統一する必要は少なくとも感じられません。それは別としてSeraphGoodさんのコメントには「・・・困ったひとたち・・・」など、だいぶ独自の研究ではないかと思われる部分が多いのですが。--Tiyoringo 2007年7月22日 (日) 00:44 (UTC)[返信]
最初の一段落だけなら至極まっとうな御意見なのですが…。あくまで、「『元総理』よりも『元首相』の方が日本語として一般的な呼称である」という理由で宜しいかと。(字義云々と仰られている割には東英機って…) --氷鷺 2007年7月22日 (日) 08:37 (UTC)[返信]

総理か首相かという点についての判断は申し上げませんが、一般的に百科事典の記事に敬称は不要です。しかし、肩書は「曖昧さ回避」の役にも立ちます。勿論、通読されれば文脈から明らかになることですが、この一段落だけ、この一文節だけ引用されたとして、なるべく混乱がないように努めるというのは物書きの自然な心理だと思います。「おべんちゃら」としてではなく「曖昧さ回避」として考えた場合、何が適当でしょうか。それと、首相であったときの事象に関わる記事なら「元」は不要です。「小泉元首相が郵政改革を断行した」と書くと首相を辞めた後で郵政改革を采配したことになります。HOTUMA 2007年7月22日 (日) 12:51 (UTC)[返信]

噛み合ってないコメントばっかり付いていますが、タイトルにもあるように、「元首相」「前首相」「首相」と「元総理」「前総理」「総理」、どっちを採用しますか?ということを聞いているだけです。日本語として、百科事典の用語として、どちらが望ましいか?ということを単純に聞いているだけです。SeraphGood 2007年7月28日 (土) 22:12 (UTC)[返信]

  • テレビなど喋り言葉の場合は「総理」が多く、新聞など書き言葉の場合は「元首相」「前首相」「首相」が多いみたいですね。
  • 長い間「総理」と呼ばれていた小泉前首相が、自民党の講演会場で今でも「小泉総理」と(尊称で?)呼ばれているのには驚きました。
  • 辻元清美が小泉首相(当時)に対して「ソーリ、ソーリ、ソーリ」と連呼してから、「総理」という略称がやたら幅を利かせ始めたような気がします。
  • 首相」は、麻生「外相」、赤城「農相」、柳沢「厚相」などと同様、ほとんど正式名称化している、失礼のない別称。
  • 「総理」「総理大臣」は、略称による、失礼かもしれない別称。
  • 内閣総理大臣#呼称参照のこと。
  • 総理wikt:総理参照のこと。

SeraphGood 2007年8月4日 (土) 15:17 (UTC)[返信]

いずれにせよ、「前--」との表記は、代替わりして、投稿したときは、「前--」であっても数年後には「元--」になってしまうので避けたほうがよいでしょう。Wikipedia:すぐに古くなる表現は使わない参照--Piroppo 2007年8月4日 (土) 15:31 (UTC)[返信]