コンテンツにスキップ

T・J・ウォーレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
T・J・ウォーレン
T. J. Warren
ノースカロライナ州立大学でのウォーレン
(2014年)
フリーエージェント
ポジション SF
基本情報
愛称 T.J.
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1993-09-05) 1993年9月5日(31歳)
出身地 ノースカロライナ州の旗 ノースカロライナ州ダーラム
身長 203cm (6 ft 8 in)
体重 100kg (220 lb)
ウィングスパン 209cm  (6 ft 10 in)[1]
キャリア情報
高校 ブルースター・アカデミー英語版
大学 ノースカロライナ州立大学
NBAドラフト 2014年 / 1巡目 / 全体14位[1]
プロ選手期間 2014年–現在
経歴
20142019フェニックス・サンズ
20192022インディアナ・ペイサーズ
2022–2023ブルックリン・ネッツ
2023フェニックス・サンズ
2024ミネソタ・ティンバーウルブズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

T・J・ウォーレンT. J. Warren)ことアンソニー・ウォーレン・ジュニアAnthony Warren Jr. , 1993年9月5日 - )は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ダーラム出身のプロバスケットボール選手。NBAのミネソタ・ティンバーウルブズに所属している。ポジションはスモールフォワード

経歴

[編集]

ニューハンプシャー州のブリュスター・アカデミー高校時代にマクドナルド・オール・アメリカンに選出されたウォーレンは、大学進学の際にジョージタウン大学ノースカロライナ大学といった強豪校からの誘いを受けたが、最終的にノースカロライナ州立大学に進学。2年生時の2013-14シーズンに平均24.9得点7.1リバウンドを記録し、ACCの最優秀選手と1stチームに選出された[2]

フェニックス・サンズ

[編集]

ウォーレンは2014年4月に2014年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明し、全体14位でフェニックス・サンズから指名された[3]。1年目の2014-15シーズンはプロの壁にぶつかり、Dリーグ行きを命じられる[4] など、40試合の出場で終了。翌2015-16シーズンは、2015年12月31日のオクラホマシティ・サンダー戦で自己最高の29得点を記録[5] するなど、ベンチからの得点源として活躍していたが、翌年2月の練習中に右足を骨折し、無念のシーズン終了となった[6]

2016-17シーズン開幕戦のサクラメント・キングス戦で、ウォーレンは前シーズンまでのスターターだったP・J・タッカーが、負傷で欠場したのに伴い先発で起用され、右足骨折からの復活を果たした[7]

2017年9月25日、サンズと4年5000万ドルの延長契約を締結[8]。11月1日のワシントン・ウィザーズ戦で、自身初の40得点を記録した[9]

インディアナ・ペイサーズ

[編集]

2019年のNBAドラフト当日に、金銭とのトレードでインディアナ・ペイサーズへ移籍した。

2020年2月12日のイースト1位のミルウォーキー・バックス相手にチームハイの35得点・7リバウンド・4スティールを記録し、チームは118-111で勝利した[10]

2020年8月2日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦で、キャリアハイの53得点を記録し、チームを127-121で勝利に導いた[11]。この記録は1992年のレジー・ミラーの57得点と2005年のジャーメイン・オニールの55得点に次ぐ、ペイサーズのフランチャイズ史上3番目の得点記録となった[12]。8月15日、ウォーレンはNBAバブルゲームの8試合の出場で平均31得点という高パフォーマンスを記録し、オールバブルファーストチームに選出された[13]。しかし、同年末に左足の疲労骨折をしていたことが判明[14]。手術するも回復が遅れ、2021-22シーズンは全休した[15]

ブルックリン・ネッツ

[編集]

2022年7月7日にブルックリン・ネッツと1年契約を結んだ[16]

サンズ復帰

[編集]

2023年2月9日にミカル・ブリッジズジェイ・クラウダー、4つのドラフト1巡目指名権とのトレードで、ケビン・デュラントと共に古巣のサンズへ移籍した[17]

個人成績

[編集]
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

[編集]

レギュラーシーズン

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 PHX 40 1 15.4 .528 .238 .737 2.1 .6 .5 .2 6.1
2015–16 47 4 22.8 .501 .400 .703 3.1 .9 .8 .3 11.0
2016–17 66 59 31.0 .495 .263 .773 5.1 1.1 1.2 .6 14.4
2017–18 65 65 33.0 .498 .222 .757 5.1 1.3 1.0 .6 19.6
2018–19 43 36 31.6 .486 .428 .815 4.0 1.5 1.2 .7 18.0
2019–20 IND 67 67 32.9 .536 .403 .819 4.2 1.5 1.2 .5 19.8
2020–21 4 4 29.3 .529 .000 .800 3.5 1.3 .5 .0 15.5
2022–23 BKN 26 0 18.8 .510 .333 .818 2.8 1.1 .6 .3 9.5
PHX 16 0 12.3 .429 .316 .500 3.1 .7 .4 .3 4.2
2023–24 MIN 11 0 11.3 .439 .154 .750 2.0 .8 .4 .1 3.7
通算 385 236 26.9 .505 .351 .780 3.9 1.2 .9 .5 14.3

プレーオフ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2020 IND 4 4 39.0 .471 .368 1.000 6.3 3.0 2.3 .3 20.0
2023 PHX 6 0 13.4 .316 .143 .750 1.2 .5 .2 .5 2.7
2024 MIN 3 0 3.8 .000 .000 --- 1.0 .3 .0 .0 .0
通算 13 4 19.1 .427 .296 .923 2.7 1.2 .8 .3 7.4

カレッジ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012-13 NCSU 35 14 27.0 .622 .519 .542 4.2 .8 1.2 .4 12.1
2013-14 35 35 35.4 .525 .267 .690 7.1 1.1 1.8 .6 24.9
通算 70 49 31.2 .555 .315 .654 5.7 1.0 1.5 .5 18.5

脚注

[編集]
  1. ^ T.J.-Warren”. draftexpress.com (2014年). 2018年4月16日閲覧。
  2. ^ T.J. Warren Named AP Second Team All-America” (英語). NC State University (March 31, 2014). 2018年4月16日閲覧。
  3. ^ Brooke, Tyler (JUNE 27, 2014). “NBA Draft 2014 Tracker: Full List of Results and Picks” (英語). Bleacher Report. http://m.bleacherreport.com/articles/2110921-nba-draft-2014-tracker-full-list-of-results-and-picks 2018年4月16日閲覧。 
  4. ^ “All-Time NBA Assignments - NBA G League” (英語). NBA G League. http://dleague.nba.com/all-time-nba-assignments/ 2018年4月16日閲覧。 
  5. ^ “Suns vs Thunder” (英語). NBA.com. http://www.nba.com/games/20151231/PHXOKC/gameinfo.html 2018年4月16日閲覧。 
  6. ^ “Suns forward T.J. Warren out for rest of season” (英語). azcentral. (Feb. 2, 2016). http://www.azcentral.com/story/sports/nba/suns/2016/02/02/suns-forward-tj-warren-out-rest-season/79717206/ 2018年4月16日閲覧。 
  7. ^ “Phoenix Suns' Brandon Knight will come off the bench” (英語). azcentral. (Oct. 3, 2016). http://www.azcentral.com/story/sports/nba/suns/2016/10/03/phoenix-suns-brandon-knight-come-off-bench/91489330/ 2018年4月16日閲覧。 
  8. ^ Suns to sign TJ Warren to a four-year, $50 million contract extension” (英語). www.sportando.com (2017年9月26日). 2018年4月16日閲覧。
  9. ^ Suns' TJ Warren has career-high 40 points” (英語). www.sportando.com (2017年11月2日). 2018年4月16日閲覧。
  10. ^ Nightly Notable: T.J. Warren | Feb. 12” (英語). sports.yahoo.com. 2020年2月13日閲覧。
  11. ^ Warren scores career-high 53 as Pacers beat 76ers 127-121” (英語). NBA.com (August 1, 2020). August 1, 2020閲覧。
  12. ^ Game Rewind: Pacers 127, 76ers 121” (英語). NBA.com (August 1, 2020). August 3, 2020閲覧。
  13. ^ Trail Blazers' Damian Lillard wins bubble MVP; Suns' Monty Williams named top coach” (英語). ESPN.com (2020年8月15日). 2020年8月18日閲覧。
  14. ^ ペイサーズのスコアラー、TJ・ウォーレンが左足の疲労骨折のため無期限の離脱”. バスケットボールキング (2021年1月2日). 2021年12月7日閲覧。
  15. ^ ペイサーズに大打撃、ケガからの回復が遅れTJ・ウォーレンが無期限離脱「できるだけ早くコートに戻りベストを尽くしたい」”. バスケットカウント (2021年9月3日). 2021年12月7日閲覧。
  16. ^ Brooklyn Nets Sign T.J. Warren”. www.nba.com. 2022年7月10日閲覧。
  17. ^ Suns acquire Kevin Durant from Nets in blockbuster trade” (英語). NBA.com. 2023年2月10日閲覧。

外部リンク

[編集]