SAIL/ESA
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開発元 | IBM |
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最新版 |
V3.1.1 / 2000年4月
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対応OS | OS/390、z/OS |
種別 | パッケージソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
SAIL/ESA(せいるいーえすえー)は日本アイ・ビー・エムが1985年に発表した金融機関向けパッケージ。
名称
[編集]正式名称は「IMS/ESAオンライン適用業務 開発/運用支援プログラム」(System Development Aid for IMS/ESA On-Line Applications、SAIL/ESA)。当初の名称は「SAIL」だが、IMSが「IMS/ESA」(Enterprise System Architecture対応版)となった後、「SAIL/ESA」となった。
概要
[編集]SAILは、オンラインシステムの構築、開発、保守、運用を支援する共通制御プログラムであり、金融機関の勘定系システムなどで使用される。
SAILの前提は、OS/390やz/OS用のミドルウェアであるIMSで、IMSのクラスタリング機能であるXRFなども基本設計に組み込まれている。またデータベース管理システムにはIMS-DBの他、DB2も使用できる。
いわゆる業務パッケージではなく、金融機関で必要となる共通の基盤を提供するもので、ユーザーはSAILの提供する取引形態(メッセージ処理)、テーブル、マクロなどを使用して、業務・運用を開発する。開発言語はPL/Iとアセンブラーの他、オプションでCOBOLが使用できる。
IBMはSAILおよび以下のソフトウェアを「金融機関向けDSEバンキングソリューション」と位置付けた[1]。
- CAP-A (Common Application Control Package for Advanced Banking System、アプリケーション運用制御プログラム拡張版)
- TIMES (The InforMation Production Executive System、データベース構築支援プログラム)
歴史
[編集]- 1985年 SAIL発表[1]
- 1997年11月 SAIL/ESA V3発表(並列環境、連続稼働、チャネル接続の強化)
- 1998年10月 CS/OLA発表(SAILのCOBOLサポート[2])
- 2000年4月 SAIL/ESA V3.1.1発表[3]
採用行
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b 金融機関向けDSEバンキングソリューションのご紹介 - IBM
- ^ IBMオンライン適用業務COBOLサポート R1.1の発表
- ^ IMS/ESAオンライン適用業務 開発/運用支援プログラム V3.1.1の発表
- ^ 日経コンピュータ 2019年9月5日「特集 みずほ3度目の正直」
- ^ お客様インタビュー 三菱東京UFJ銀行様 - 日本IBM