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SAIL/ESA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SAIL/ESA
開発元 IBM
最新版
V3.1.1 / 2000年4月
対応OS OS/390z/OS
種別 パッケージソフトウェア
ライセンス プロプライエタリ
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SAIL/ESA(せいるいーえすえー)は日本アイ・ビー・エムが1985年に発表した金融機関向けパッケージ。

名称

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正式名称は「IMS/ESAオンライン適用業務 開発/運用支援プログラム」(System Development Aid for IMS/ESA On-Line Applications、SAIL/ESA)。当初の名称は「SAIL」だが、IMSが「IMS/ESA」(Enterprise System Architecture対応版)となった後、「SAIL/ESA」となった。

概要

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SAILは、オンラインシステムの構築、開発、保守、運用を支援する共通制御プログラムであり、金融機関の勘定系システムなどで使用される。

SAILの前提は、OS/390z/OS用のミドルウェアであるIMSで、IMSのクラスタリング機能であるXRFなども基本設計に組み込まれている。またデータベース管理システムにはIMS-DBの他、DB2も使用できる。

いわゆる業務パッケージではなく、金融機関で必要となる共通の基盤を提供するもので、ユーザーはSAILの提供する取引形態(メッセージ処理)、テーブル、マクロなどを使用して、業務・運用を開発する。開発言語はPL/Iアセンブラーの他、オプションでCOBOLが使用できる。

IBMはSAILおよび以下のソフトウェアを「金融機関向けDSEバンキングソリューション」と位置付けた[1]

  • CAP-ACommon Application Control Package for Advanced Banking System、アプリケーション運用制御プログラム拡張版)
  • TIMESThe InforMation Production Executive System、データベース構築支援プログラム)

歴史

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  • 1985年 SAIL発表[1]
  • 1997年11月 SAIL/ESA V3発表(並列環境、連続稼働、チャネル接続の強化)
  • 1998年10月 CS/OLA発表(SAILのCOBOLサポート[2]
  • 2000年4月 SAIL/ESA V3.1.1発表[3]

採用行

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関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 金融機関向けDSEバンキングソリューションのご紹介 - IBM
  2. ^ IBMオンライン適用業務COBOLサポート R1.1の発表
  3. ^ IMS/ESAオンライン適用業務 開発/運用支援プログラム V3.1.1の発表
  4. ^ 日経コンピュータ 2019年9月5日「特集 みずほ3度目の正直」
  5. ^ お客様インタビュー 三菱東京UFJ銀行様 - 日本IBM

外部リンク

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