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S4M消音拳銃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
S4M
種類 二発拳銃
原開発国 ソヴィエト連邦
運用史
配備先 ソヴィエト連邦
関連戦争・紛争 冷戦
開発史
製造業者 Tula KBP [1]
製造期間 1965年 - [要出典]
諸元
全長 147 mm (5.8 in) [2]
銃身 80mm [1]
全高 105 mm (4.1 in)

弾丸 7.62×63mm PZ / PZA / PZAM
銃砲身 2
作動方式 シングルアクション, manually operated.
装填方式 Manual, break open
照準 Fixed front blade, adjustable rear notch.
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S4M (ロシア語:С4М)は、ソ連特殊部隊ピストルである。

解説

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シンプルな中折式の上下二連式デリンジャーだが、ソ連のAK-47に使用されている7.62×39mm弾をカットして設計した専用弾が特徴的である。薬莢には、弾丸と火薬の間に、発射時に薬莢内を前進するピストン状のplungerが内蔵されている。このピストンは弾丸を銃身に押し込んだ後薬莢の先端を塞ぎ、薬莢内の爆発性ガスを完全に封じ込める。この構造は低速度の弾丸と相まって、ピストルの発射音を非常に静かにする効果がある。ただしその性質上、至近距離以外では極めて精度の低い銃であった。さらに、暗殺の疑惑を持たれないように、被害者を確認した鑑識官が、撃ち込まれたのはAK-47の弾丸と断定し、それも数百フィート離れた場所から発射された弾丸であると誤認するよう銃身のライフリングに特殊な設計が施されていた。

この政治的破壊力を持つ設計のためS4Mの存在自体が極秘扱いにされていた。このピストルに関する情報は、冷戦終結後かなり時間が経つまで、西側諸国の政府に知られることはなかった。

後継機として、威力は劣るがそれ以外はよく似たMSPという、NRSナイフにも使われている7.62×39mmの新型弾薬SP-3を使用するものがある[3]

脚注

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出典

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  1. ^ a b Gander, Terry J. Jane's Infantry Weapons 2002–2003. Jane's Information Group. 2002
  2. ^ Pistols Firing Internally Silenced Ammunition”. Forgotten Weapons (May 29, 2013). 15 June 2017閲覧。
  3. ^ Maxim Popenker (2008), Special purpose small arms ammunition of USSR and Russia Archived 2012-10-09 at the Wayback Machine.; updated version of an article first appeared in the March 2005 issue of The Cartridge Researcher, the Journal of ECRA (the European Cartridge Research Association)

参考文献

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  • А. Б. Жук. Энциклопедия стрелкового оружия: револьверы, пистолеты, винтовки, пистолеты-пулемёты, автоматы. М., ООО «Издательство АСТ», «Воениздат», 2002. стр.510-511
  • Оружие ближнего боя России / Альманах. — М.: НО «Лига содействия оборонным предприятиям», 2010. — 660 с. — ISBN 978-5-904540-04-3
  • Сергей Монетчиков. Оружейная мастерская. Патроны специального назначения // журнал «Братишка», август 2012

外部リンク

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