RSOV
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RSOV Ranger Special Operations Vehicle | |
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RSOV | |
種類 | 非装甲戦闘車両 |
原開発国 | イギリス |
運用史 | |
配備期間 | 1992年~ |
配備先 | アメリカ陸軍第75レンジャー連隊 |
開発史 | |
開発者 | ランドローバー |
製造業者 | ランドローバー |
製造数 | 60両 |
諸元 | |
重量 | 3,500 kg (車体重量) |
全長 | 4,415mm |
全幅 | 1,791mm |
全高 | 1,930mm (銃架を除く) |
要員数 | 3~7名 |
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主兵装 | M2重機関銃又はMk19グレネードランチャー(車体後部銃座) |
副兵装 | M240機関銃又はM249軽機関銃(助手席) |
エンジン |
2.5L 4気筒ディーゼル ターボチャージャー付き |
懸架・駆動 | 4×4輪駆動 |
RSOV (Ranger Special Operations Vehicle)は、アメリカ陸軍第75レンジャー連隊で運用されている小型軍用車両 (非装甲戦闘車両/偵察戦闘車) である[1]。
概要
[編集]RSOV (Ranger Special Operations Vehicle)は、日本語に直訳すれば"レンジャー特殊作戦車両"という意味である。ランドローバー製の4輪駆動車であるランドローバー・ディフェンダーを改修した車両で、オープントップの車体後部にロールケージを装備し、M2重機関銃あるいはMk19グレネードランチャーを搭載し第75レンジャー連隊によって偵察戦闘車として使用されている[1][2]。以前はこの任務にM151が使用されていたが、1992年より本車が導入された[3]。
RSOVは、イギリス陸軍で運用されているランドローバー・ウルフの非装甲偵察戦闘型であるWMIK(Weapons Mount Installation Kit)と非常によく似た外観・構成の車両であるが、RSOVの武装搭載部分はWMIKより先に設計された別の物である[3]。
バリエーション
[編集]- RSOV (Ranger Special Operations Vehicle)
- M2重機関銃やMk19グレネードランチャーを搭載した偵察戦闘車型。
- MEDSOV (Medical Special Operations Vehicle)
- 各レンジャー大隊に2両ずつ配備されている野戦救急車型の車両。兵装マウントの代わりに担架を搭載可能なラックが装備されている[4][3]。
- MORTSOV (Mortar Special Operations Vehicle)
- 各レンジャー大隊の迫撃砲小隊に2両ずつ配備されている車両。M120 120mm迫撃砲の牽引や、砲弾・装備品の輸送に使用されている[2][3]。
- "Shark" (Command/Control/Communications Vehicle)
- 無線機を搭載した指揮通信車両型[3]。
脚注・出典
[編集]- ^ a b “Ranger Special Operations Vehicle”. 18 July 2015閲覧。
- ^ a b “Ranger SOV – Special Operations Vehicles”. 18 July 2015閲覧。
- ^ a b c d e “Land Rover Defender Ranger Special Operations Vehicle”. War Wheels. 3 November 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。19 July 2015閲覧。
- ^ “Ranger Medical Special Operations Vehicle – Special Ops Photos”. 18 July 2015閲覧。
関連項目
[編集]- ランドローバー・ディフェンダー - ベース車種。
- ランドローバーウルフ WMIK - イギリス陸軍で運用されている、同じくディフェンダーをベースとした非装甲戦闘車両。
- MDT ダビデ - イスラエル国防軍で運用されている、同じくディフェンダーをベースとした軽装輪装甲車。
- IFAV - アメリカ海兵隊で運用されている非装甲戦闘車両。こちらはメルセデス・ベンツ・Gクラスを改修した車両である。
- M151 - フォード社で開発された小型軍用車。RSOVの前身に相当。
- CUCV - アメリカ陸軍でM151の後継として採用された非装甲の小型軍用車両。ダッジやシボレーブランドのSUVを採用した車種。