QED 出雲神伝説
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QED 出雲神伝説 | ||
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著者 | 高田崇史 | |
発行日 | 2009年10月 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | ノベルス | |
前作 | QED 諏訪の神霊 | |
次作 | QED 伊勢の曙光 | |
コード | ISBN 978-4-06-182683-0 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『QED 出雲神伝説』(キューイーディー いずもしんでんせつ)は、高田崇史による推理小説。QEDシリーズの第16作。巻末に本編から9年後を描く『QED ~flumen~ 出雲大遷宮』が入る。
出版履歴
[編集]- 2009年:講談社ノベルス、ISBN 978-4-06-182683-0
- 2013年:講談社文庫、ISBN 978-4-06-277450-5
内容
[編集]平成11年4月。奈良県桜井市のマンションでOLの斬殺死体が発見され、その現場には別のひき逃げ事件現場に残された忍び集団「出雲神流」の紋が残されていた。
登場人物
[編集]- 桑原 崇(くわばら たかし)
- 歴史マニアの薬剤師。今回珍しく事件の方面に対しても積極的で、小松崎とともに京都・奈良へと向かい、「出雲」についての調査を行う。
- 棚旗 奈々(たなはた なな)
- 桑原崇と仲良く事件に巻き込まれる薬剤師。学薬の嵐山旅行を抜けてタタルたちと合流する。
- 小松崎 良平(こまつざき りょうへい)
- 桑原の友人のジャーナリスト。「出雲神流」を追ってタタルを連れて奈良へ向かう。
事件関係者
[編集]- 五十嵐 彩子(いがらし あやこ)
- 良子の遺体を発見する。26歳。良子、麻也と共に出雲神流を調べていた。『QED ~flumen~ 九段坂の春』の「那智滝の冬」にも登場。
- 八刀 良子(やと りょうこ)
- 「八雲」402号室で日本刀で首を切られて死亡しているのが発見される。36歳独身。
- 野川 達夫(のがわ たつお)
- 良子と交際していた39歳の男性で、402号室の契約者。財団法人・島根県郷土振興会に勤務する。
- 稲瀬 葵(いなせ あおい)
- 三輪に住む46歳の女性。占い師を営む。
- 雲居 麻也(くもい まや)
- 彩子の友人。28歳。失踪している。
- 雲居 泰治(くもい たいじ)
- 麻也の父親。桜井市に住む公立高校教頭。日本史教師でもあり、『出雲の神々』という本を上梓している。
- 雲居 美代子(くもい みよこ)
- 泰治の妻。
- 雲居 由利(くもい ゆり)
- 麻也の妹。22歳の女子大生。
- 墨坂 洋(すみさか ひろし)
- 郷土史家。30歳。3月27日橿原神社の近くでひき逃げされ、全身打撲により死亡。
- 弦巻(つるまき)
- リゾートマション「八雲」の管理人。彩子と共に良子の遺体の第一発見者となる。
- 菅原(すがわら)
- タクシー運転手。奈良にやってきたタタルたちの案内をする。奈々をタタルの妻だと勘違いしている。苗字は違うが洋の実の兄。
奈良県警
[編集]- 雉丘 正勝(きじおか まさかつ)
- 捜査一課警部。一連の事件を担当する。「カンナシリーズ」にも登場。
- 大澤 裕太(おおさわ ゆうた)
- 巡査部長。雉丘と組んで事件を担当する。
その他
[編集]- 中島 智美(なかじま さとみ)
- 小松崎が現在仕事をしている会社に勤める女性カメラマン。『QED ~flumen~ 九段坂の春』の「北鎌倉の夏」にも登場した奈々の同級生・中島晴美(はるみ)の5歳年下の妹。
QED ~flumen~ 出雲大遷宮
[編集]平成20年5月2日、崇、小松崎、智美の3人は出雲大社大遷宮の取材に向かっていた。
- 桑原 崇(くわばら たかし)
- 一人で出雲に向かおうとしていたが、小松崎の誘いを受け旅に同行する。
- 小松崎 良平(こまつざき りょうへい)
- 既婚者となっており、血のつながらない大地という5歳になる息子がいる。
- 中島 智美(なかじま さとみ)
- ここ数年、小松崎が結婚したころから彼と組んで仕事をしている。