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Portal:鳥類/Selected bird

これはPortal:鳥類鳥ピックアップのアーカイブです。

これまでの鳥ピックアップ

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March 2007

コウノトリ(鸛, Ciconia boyciana)は、コウノトリ目コウノトリ科に属するの一種である。

日本列島繁殖個体群の絶滅

日本列島にはかつて留鳥としてコウノトリが普通に棲息していたが、明治期以後の乱獲や巣を架ける木の伐採などにより棲息環境が悪化し、1956年には20羽にまで減少してしまった。そのため、コウノトリは同年に国の特別天然記念物に指定された。ちなみにこのコウノトリの減少の原因には化学農薬の使用や減反政策がよく取り上げられるが、本邦で農薬の使用が一般的に行われるようになったのは1950年代以降、減反政策は1970年代以降の出来事であるため時間的にはどちらも主因と断定しにくく、複合的な原因により生活環境が失われたと考えられる...


Apl. 2007

コウテイペンギン(学名:Aptenodytes forsteri)は、ペンギン科コウテイペンギン属のペンギン。現生ペンギンでは最大種で、また最もに分布する。

極寒の南極の冬の繁殖

コウテイペンギンは零下数十度の氷原で繁殖を始める。このためコウテイペンギンは「世界で最も過酷な子育てをする鳥」と呼ばれる。

南極では秋にあたる3月から4月の頃、群れはを離れて繁殖地である氷原に上陸する。繁殖地は海岸から50km~100kmほど離れた内陸部である。5月から6月にかけてメスは長径12cm、重さ450g程度の卵を1個産む。産卵により疲労したメスは餌を求めて海へ向かい、繁殖地に残ったオスを足の上に乗せ、抱卵嚢と呼ばれる両肢の間のお腹のだぶついた皮を使って、抱卵を始める。抱卵は立ったままで行い、巣はない。

オスたちはブリザードが吹き荒れ-60℃になる極寒の冬の氷原上で身を寄せ合い、抱卵を続ける。その間オスは絶食で、孵化する頃にはオスの体重は40%以上も減少する。繁殖地へ移動から数えると約120日間の絶食である。卵は約65日で孵化し、8月頃にはヒナが生まれるが、メスが戻るまでオスは食道から分泌した白色の乳状の物質(ペンギンミルク)を餌としてヒナに与える。メスが海から戻ると、ヒナの給餌はメスに引渡し、オスは海に出ていくが、遠い海までの道のりで力尽き死ぬオスもいる...


Dec. 2007

アホウドリ阿房鳥阿呆鳥信天翁など 学名:Phoebastria albatrus、旧学名:Diomedea albatrus)は、ミズナギドリ目・アホウドリ科に分類される鳥類の一種。またはアホウドリ科に分類される鳥の総称。

全長約95cm、翼開長約240cmの大型の海鳥である。の先が黒く、くちばしはピンク色。成鳥は頭から首にかけて黄色で胴体が白い。若鳥は背中全体が黒褐色をしていて、成長するにしたがい体の羽毛が白っぽくなってゆく。

グライダーのような細く長い翼をもち、海上をはばたくことなくゆったりと飛翔する。この飛び方は「帆翔(はんしょう)」と呼ばれ、がたてる風の力を有効に利用してジグザグに飛行するという独特なものである。長大な翼は風をとらえるのに都合がよいが、羽ばたくのは苦手で、海面や地面から飛び立つには向かい風と長い助走が必要となる。

太平洋の外洋域に生息するが、10月から6月の繁殖期には伊豆諸島鳥島尖閣諸島の南小島で繁殖する。一夫一婦制で、一度つがいになると死ぬまで相手を替えない。少産長寿で、寿命は約20年と考えられている。...


特選候補ほか

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