Portal:コンピュータ/最近の話題・ニュース/2007
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2007年分のログです。
12月
[編集]- 12-27: 情報処理推進機構 (IPA) は、生体認証 (バイオメトリクス) の製品の情報を収集した「バイオメトリクス製品データベース」を公開した。無償で利用することができる。IPAのプレスリリース
- 12-25: 情報処理推進機構 (IPA) は、情報処理技術者試験の新試験制度に関する最終報告書を公表した。情報処理技術者試験は、2009年春期試験からすべての試験区分において新試験制度のもとで施行される。IPAのプレスリリース
- 12-19: The NetBSD Project は、オープンソースのBSD系のUNIXに似たオペレーティングシステム NetBSD 4.0 を公開した。The NetBSD Project は、10月29日に逝去した萩野純一郎氏 (itojun) に捧げるとともに、哀悼の意を表した。萩野氏はNetBSDの開発に尽力した。
- 12-19: 社会民主党 (社民党) は、Googleの動画共有サービスYouTubeにブランドチャンネル「社民党動画ニュースチャンネル@YOU TUBE」を開設し動画の配信を開始した。社民党動画ニュースチャンネル@YOU TUBE
- 12-18: 自由民主党 (自民党) は、Googleの動画共有サービスYouTubeにブランドチャンネル「LDPchannel」を開設し動画の配信を開始した。LDPchannel
- 12-14: TRONプロジェクト関連のイベントTRONSHOW2008が12月12日から14日まで東京国際フォーラムで開催された。
- 12-13: システムインテグレータのTISとインテックホールディングスは、2008年4月に経営統合することで合意したと発表した。
- 12-12: NetBeansコミュニティは、オープンソースの統合開発環境 NetBeans IDE 6.0 をリリースした。
- 12-07: Rubyによるオープンソースのウェブアプリケーションフレームワーク Ruby on Rails 2.0 がリリースされた。
- 12-05: T-Engineフォーラムと財団法人トロン協会は、T-KernelやITRONなど組み込みシステムの技能の認定試験「トロン技術者認定試験」を2008年4月に開始する。
- 12-04: 情報処理推進機構 (IPA) は、WinnyやShareなどのファイル共有ソフトウェアを介した情報漏えいについて注意を喚起し、ファイル共有ソフトを使用しないよう呼びかけた (今月の呼びかけ:その壱) 。また、コンピュータウイルスに感染することを予防するために、ファイルの種類を正しく見分ける知識を身につけ、Windowsのコンピュータを使っている場合はファイルの拡張子を表示する設定にする (Windowsの初期設定では拡張子を表示しないようになっている) よう、呼びかけた (今月の呼びかけ:その弐) 。11月度の「ワンクリック不正請求」と「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数は、依然として高い水準で推移している。Winnyに関する相談件数は31件を記録した。IPAのページ
11月
[編集]- 11-26: 複数のファイルのアーカイブ・圧縮・展開を行うソフトウェア (アーカイバ) Lhaplusに脆弱性が発見された。悪意のある圧縮ファイル (LZHファイル) を扱うとコンピュータを乗っ取られる。Lhaplusの開発者はこの脆弱性に対処した修正版のLhaplusを公開した。
- 11-15: 日本ヒューレット・パッカード (日本HP) は SUSE Linux Enterprise Server の24時間サポートを開始することを発表した。
- 11-14: 内閣官房情報セキュリティセンターで情報セキュリティ補佐官を務める山口英氏は、「外部攻撃からシステムを守ることに終始した従来の情報セキュリティ政策は大失敗」であったと述べ、「現在はICT(情報通信技術)の上にビジネスがある。本来はそうした社会経済基盤におけるリスクマネジメントや法令遵守の観点から、政策を考える必要があった。」と語った。「情報セキュリティ人材の育成」を大きな柱とする情報セキュリティ政策の路線転換に言及した。
- 11-14: サン・マイクロシステムズは、同社のオープンソースの仮想化プラットフォーム・ソフトウエア Sun xVM を無償提供することを発表した。
- 11-08: コンピュータプログラミングの教科書 "Concepts, Techniques, and Models of Computer Programming" (CTM、CTMCP) の日本語訳の書籍『コンピュータプログラミングの概念・技法・モデル』が発売された。
- 11-08: オープンソースのソフトウエアの振興を目的とした国際カンファレンス AOSS2007 (Asia Open Source Software Conference and Showcase 2007) が、11月7日と8日の2日間、タイのバンコクで開催された。
- 11-06: One Laptop per Child (OLPC) が開発しクアンタ・コンピュータが製造する、開発途上国などの子どもたち向けの The Children's Machine のノートパソコン XO が、量産体制に入った。
- 11-05: Eclipse財団は、同団体のオープンソースの開発環境プラットフォームEclipse向けに、プログラミング言語Adaの統合開発環境とツーリング (tooling) フレームワークを構築する Hibachi プロジェクトを開始することを、発表した。
- 11-05: Googleは、携帯電話向けソフトウェアプラットフォーム Android を発表した。Googleは自らが主導して、Android を開発するための Open Handset Alliance という団体を設立した。Googleを含め携帯電話会社など34社が同団体に参加した。
- 11-02: 日本郵政グループで、同グループの民営化後の最初の給料が正しく支給されない事例があった。正しく支給されなかった社員は、10月分の給与支払日である10月24日までに確認できた範囲で約500人。原因は、人事給与システムでの人事データの移行漏れの可能性が高い模様。
- 11-02: 情報処理推進機構 (IPA) は、ワンクリック不正請求の危険性について注意を喚起し、アダルトサイトなどの危険なサイト内を安易にクリックしないよう、また万が一請求書がコンピュータ画面に表示された場合でも請求書の連絡先にメールや電話で問い合わせをしないよう、呼びかけた。10月度の「ワンクリック不正請求」の相談件数は過去最高記録を大幅に更新した。また「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数も、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
- 11-01: 海洋研究開発機構は、同法人が保有するスーパーコンピュータである地球シミュレータを2009年3月に稼動を停止し、次世代機を稼動させる予定とする模様。
10月
[編集]- 10-30: サン・マイクロシステムズは、オープンソースのアプリケーションサーバを基にした「Sun Java System Application Server 9.1 マルチリンガル版」の無償提供を開始した。
- 10-29: IPv6実装プロジェクトであるKAMEプロジェクトやIETFなどで多くの業績を残し、itojun の名前でも知られている萩野純一郎が逝去した。WIDEプロジェクト 追悼:萩野純一郎氏 (村井純)
- 10-26: 青空文庫は、同ウェブサイトに収められている作品約6500点を収録したDVD-ROM付きの冊子を、全国のおよそ8,000の図書館に寄贈することを発表した。
- 10-23: 日立製作所は、パーソナルコンピュータ (PC) の生産事業から撤退した。同社は、個人向けPC Prius の生産を7月末で停止していたことを明らかにした。法人向けPC FLORA は、既に自社での生産からヒューレット・パッカード (HP) からのOEM調達に切り替えている。シンクライアント製品については開発・生産を続ける。
- 10-23: 情報処理推進機構が2007年度の天才プログラマー/スーパークリエータを12名選定。
- 10-18: 中華人民共和国(中国)で、同国内からの海外のGoogleなどの検索エンジンサイトへのインターネットアクセスが、中国の検索エンジンである百度へとリダイレクトされる事例が報告された。
- 10-18: インターネット先進ユーザーの会 (MIAU) が設立され、発起人の法政大学准教授・白田秀彰やジャーナリスト・津田大介らが設立記者会見を行った。同会は文化審議会著作権分科会において導入が答申されている違法複製物のダウンロード禁止規定創設に反対を表明し、11月15日まで実施されているパブリックコメントの提出を一般に呼びかける。
- 10-16: ゆうちょ銀行で、10月15日午前9時から同9時30分までの間、年金の振込みが遅延するシステムトラブルが発生した。同日9時30分には復旧した。システムトラブルの根本原因は、民営化に伴うシステムの変更漏れであった。
- 10-15: Eclipse財団は、Ajaxを基にしたリッチクライアントのアプリケーションプラットフォーム Eclipse Rich Ajax Platform (RAP) 1.0 を公開したと発表した。
- 10-12: オラクルは、BEAシステムズを約67億ドルで買収する提案をしたと、発表した。
- 10-12: 早朝から、首都圏のJR東日本、私鉄、地下鉄の駅で自動改札機のトラブルが発生した。トラブルの対象となった自動改札機は、JR東日本で192駅の1328台。トラブルの原因は、センター接続のセキュリティ確保の仕組みのエラーであった。
- 10-11: アシストは、オープンソースのオフィススイート OpenOffice.org の、ヘルプデスクサポートの業務を開始した。
- 10-09: フリーな百科事典ウィキペディアなどを運営するウィキメディア財団は、本拠地をアメリカ合衆国フロリダ州セントピーターズバーグからカリフォルニア州サンフランシスコに移す計画であることを明らかにした。プレスリリース
- 10-09: 10月1日にゆうちょ銀行の顧客情報照会システムでシステム障害が発生した。民営・分社化に伴うアクセスの増加を見越した性能設計に不備があった。システム障害は10月9日に復旧した。
- 10-07: 独SAPと仏 Business Objects は、SAPが Business Objects を48億ユーロで買収することで両社が合意したと発表した。
- 10-06: オープンソースカンファレンス2007 Tokyo/Fall が、東京都内で10月5日と6日の2日間開催された。オープンソースの団体20組以上を含む60以上の団体が参加した。
- 10-05: 10月2日から5日までの4日間、映像・情報・通信の国際展示会 CEATEC JAPAN 2007 が東京都の幕張メッセで開催された。
- 10-04: 日本AMDは、「グリーンITシンポジウム2007 〜低消費電力技術と仮想化が創る次世代データセンターの姿〜」を、東京都の目黒雅叙園で開催した。
- 10-04: カリフォルニア大学バークリー校 (UCB) は、同校の講義を完全な形で動画共有サービスYouTubeに投稿して配信することを開始したと発表した。
- 10-03: Linuxディストリビューション Plamo Linux の最新版 Plamo Linux 4.22 が公開された。
- 10-03: 情報処理推進機構 (IPA) は、システム管理ソフトウェアWebminにおける脆弱性について注意を喚起し、未対策の場合はベンダが提供する最新バージョンにバージョンアップするよう、呼びかけた。
- 10-02: BEAシステムズは、トランザクションモニターの新版 Tuxedo 10.0 を出荷した。
- 10-02: 情報処理推進機構 (IPA) は、ボット感染の脅威と対策の必要性を認識して対策を実施することを通じて、ボット感染の予防・早期発見・駆除を確実に行うよう呼びかけた。IPAは、ボット対策のしおりを無償で公開している。また9月度の「ワンクリック不正請求」と「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数は、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
- 10-01: ソニック・ソルーションズは、同社が販売する電子メールクライアントソフトウェア (MUA) であるEudoraの日本語版の販売を終了すると発表した。同製品のサポートは2007年12月末まで行う。一方で、開発元のクアルコムは2006年10月にEudoraをオープンソースにすると発表している。オープンソース版Eudoraは、Mozilla財団が開発を主導する Mozilla Thunderbird の技術を採り入れて開発される。
- 10-01: 島根県松江市は、オブジェクト指向スクリプト言語Rubyで基幹情報システムを構築する。情報処理推進機構 (IPA) の「自治体等におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての導入実証」事業として採択された。開発されたソフトウェアはオープンソースとして公開する。
- 10-01: 情報処理推進機構 (IPA) は、同団体が提供してきた高品位の日本語フォントであるIPAフォントの一般利用者への無償提供を開始した。IPAのページ
- 10-01: 情報処理推進機構 (IPA) は、Linuxの普及促進を目的とする非営利組織 The Linux Foundation と相互協力協定を締結したことを発表した。協力の対象となる分野は、1) 技術開発の推進、2) オープンスタンダードの推進、3) OSSに関する啓蒙、4) 法的課題の研究の、4分野。
- 10-01: 朝日新聞社、日本経済新聞社、読売新聞グループ本社は、インターネットの分野で共同で事業を進めることを発表した。
9月
[編集]- 09-28: 米ウェブセンスは、主に中国で感染を広げているコンピュータウイルス「AVキラー」に関して注意を喚起した。
- 09-27: マイクロソフトは、以前に同社のオペレーティングシステム Windows XP の販売を2008年1月31日で終了すると発表していたが、販売期間を以前の発表より5か月間延長すると発表した。
- 09-27: マサチューセッツ工科大学 (MIT) は、ユーザ認証技術Kerberosに関するコンソーシアムである MIT Kerberos Consortium を設立したと、発表した。
- 09-26: アポロ計画は、同社が開発したオープンソースのコンテンツ管理システム (CMS) Magic3 バージョン 1.0 を公開した。ライセンスは GNU GPLv3。
- 09-25: マイクロソフトは、同社の表計算ソフトウェア Excel 2007 で、計算結果が65535となる乗算を行う際に、誤った計算を行うバグが存在することを、認めた。同社は修正作業を行っていると発表した。Excelについては、計算結果が不正確である不具合が多いことが知られている。
- 09-25: NTT東日本は、システム構築を請け負っていた顧客の機密情報をファイル共有ソフトウェアShareのネットワークに流出したと、発表した。流出した情報は、済生会横浜市東部病院の患者の会計情報9951人分や職員情報1146人分など。
- 09-24:シマンテックより、福田康夫を語るメールに添付されていたファイルはアドウェア型のウイルスだったと発表。
- 09-23: 神戸新聞社はシステム障害のため、9月22日の夕刊と23日の朝刊の制作ができない状態となった。神戸新聞社はこの障害について京都新聞社の支援を受けた。
- 09-21: ソフトバンクテレコムは、ユーザの個人情報がファイル共有ソフトウェアWinnyのネットワークに流出したと、発表した。流出した個人情報は551件。
- 09-21: 情報処理推進機構 (IPA) は、アーカイバソフトウェアLhaplusにおける脆弱性 (バッファオーバーフロー) について注意を喚起し、未対策の場合はベンダが提供する最新バージョンにバージョンアップするよう、呼びかけた。
- 09-20: NTT東日本は、4万件超の個人情報がファイル共有ソフトウェアWinnyのネットワークに流出したと、発表した。同社の元社員が仕事を自宅に持ち帰っていたことが情報流出の要因となった。
- 09-19: ヴイエムウェアは、同社の仮想マシン環境ソフトウエアの最新版 VMware Workstation 6 の日本語版を出荷した。
- 09-18: IBMは、同社のオフィススイート Lotus Symphony の公開ベータ版の無償提供を開始した。このオフィススイートは、オープンソースのオフィススイートOpenOffice.orgを基にして開発された。
- 09-18: Eclipse財団は、同財団のプロジェクトでプログラミング言語PHPの開発環境のプラグイン Eclipse PHP Development Tools (PDT) 1.0 を、オープンソースの開発環境プラットフォームEclipse向けに開発し、公開した。
- 09-18: サイオステクノロジーは、オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェア ProjectKeeper Ver.1.0 を公開した。
- 09-17: 欧州連合 (EU) の欧州委員会 (EC) は、同委員会が独占禁止法違反としてマイクロソフトを提訴していた訴訟の控訴審に、勝訴した。欧州連合第一審裁判所 (ルクセンブルク) は、マイクロソフトに6億ドルの制裁金を課す判決を下した。
- 09-16: 9月15日から16日にかけてインターネットとオープンソースの将来を語る24時間イベント Mozilla 24 が開催された。
- 09-14: 米 SCO Group は、連邦破産法11条 (会社更生手続き) の適用を申請したと発表した。
- 09-14: 理化学研究所 (理研) は、次世代の日本の国産スーパーコンピュータ・システムの構成を決定したと発表した。2012年の完成を予定する。目標とする性能は10ペタFLOPS級とする。理研と富士通、NEC、日立製作所が共同で開発する。システムの構成はベクトル型とスカラー型の「複合型」とする。
- 09-13: 韓国のソウルで日本と中国と韓国による第6回北東アジアOSSカンファレンスが開催された。日本、中国、韓国における産官によるオープンソースの振興を趣旨とする。
- 09-12: ラックは、データベース内の重要な情報資産を守るための最適対策集「セキュアDBマトリクス」を無償で公開した。 ラック「セキュアDBマトリクス」
- 09-11: 日本ヒューレット・パッカード (日本HP) は日本語によるMySQLの24時間サポートを開始することを発表した。
- 09-10: IBMは、オープンソースのオフィススイート開発プロジェクトOpenOffice.orgに参加することを発表した。
- 09-09: ウィキメディア財団が運営するフリー百科事典ウィキペディアの英語版が200万項目を達成した。プレスリリース
- 09-05: 国際ジャーナリスト連盟は、米Googleがタイ政府とYouTubeのコンテンツの検閲に合意したことに関する異議を内容とする声明を公開した。
- 09-04: 情報処理推進機構 (IPA) は、コンピュータウィルスに感染しないために、迷惑メール (スパムメール) の本文のリンクや添付ファイルをクリックせずにメールをゴミ箱へ捨てるよう、呼びかけた。インターネット定点観測データをもとにインターネット利用者は1日当たり851件の不正アクセスを受けているとの算出結果を公表した。また8月度の「ワンクリック不正請求」に関する相談は過去最悪の件数を記録し、「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数も、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
- 09-02: 八田真行氏によるフリーソフトウェア財団 (FSF) のソフトウェアライセンス GNU GPLv3 の日本語訳が、公開された。FSF は GNU GPL の英語版のみが正式のテキストであり、日本語訳は GNU GPL の理解を助けるものと位置づけている。八田真行氏による GNU GPLv3 の日本語訳
8月
[編集]- 08-30: 米SugarCRMは、同社のCRM (顧客関係管理) ソフトウェアの新版のエディションの一つ「Sugar Community Edition 5.0」をフリーソフトウェアのライセンス GNU GPLv3 でリリースすることを発表した。ベータ版がダウンロード可能であり、正式版は9月末にリリースされる予定。
- 08-29: フリー百科事典ウィキペディアの日本語版に、日本政府の省庁など役所からさまざまな編集が行われていたことが判明した。アメリカ合衆国の技術者が開発したウィキペディアの解析ツールWikiScannerの日本語版を使用することにより明らかとなった。ウィキペディアの編集をしていた役所には、総務省、文部科学省、宮内庁、法務省、厚生労働省、農林水産省、内閣府、衆議院などが含まれる。編集内容は行政に関わる内容から趣味関連までさまざまであった。役所に都合の良い編集も行われていた。各省庁では編集を行った人物の特定、「犯人」の処分、ウィキペディアへの書き込みをできないよう省内のシステム設定を変更する、などの対処を行っている。参照: WikiScanner#話題となった主な編集
- 08-27: 台湾パーソナルコンピュータ (PC) メーカー大手のエイサーは、アメリカ合衆国のPCメーカーのゲートウェイを買収すると発表した。買収総額は約7億1000万ドル。エイサーは、買収後の売上高は150億ドル以上で出荷台数は2000万台となり世界3位の規模になるとしている。同社は、欧州のPCメーカーパッカードベルも傘下におさめる。
- 08-24: アメリカ合衆国のカーネギーメロン大学のソフトウェア工学研究所 (SEI) は、能力成熟度モデル統合 (CMMI) の最新版「開発のためのCMMI 1.2版 (CMMI-DEV, V1.2) 」の公式日本語翻訳版を公開した。CMMI V1.2 モデル – 公式日本語翻訳版
- 08-23: アメリカ航空宇宙局 (NASA) は、NASAの50年の歴史を記録した写真、フィルム、ビデオの大規模なアーカイブをインターネットアーカイブの協力を得て開発することを計画していることを公表した。このアーカイブはインターネット経由で無償で公開する予定。
- 08-22: マイクロソフトは、同社のオペレーティングシステム (OS) Windows XP の正規OEMライセンス提供を2008年1月31日に終了すると発表した。これにともない、パーソナルコンピュータ (PC) メーカーでの Windows XP を搭載したPCの生産は2008年1月末に終了する。
- 08-21: 8月16日から18日にかけて、無料のインターネット電話ソフトウェアSkypeで大規模な通信障害が発生した。Skypeの開発元 Skype Technologies の説明によると、Windows Update が「トリガー」となったが、根本原因はSkypeソフトウェア側にあったバグにあるとしており、現在はこうした問題は解決しているとしている。
- 08-20: 情報処理推進機構 (IPA) は、ソフトウェア製品の脆弱性の深刻度を評価するシステムとして採用している共通脆弱性評価システムCVSSを新バージョンの CVSS v2 に移行した。今後は、同機構が提供している脆弱性対策情報と JVN iPedia では、CVSS v2 で脆弱性対策情報が公表される。
- 08-19: Momonga Project は、日本国産のLinuxディストリビューション Momonga Linux 4 を公開した。Momonga Linux は、Kondara MNU/Linux のCVSリポジトリをもとに開発を始められた。今回のリリースは Fedora Project の成果物をもとに開発された。
- 08-17: 米Sourcefireは、オープンソースのウィルス対策ソフトウェアのプロジェクト Clam AntiVirus (Clam AV) を買収したことを発表した。
- 08-17: 経済産業省と日本情報処理開発協会は、千葉県千葉市で8月13日から17日までの5日間、22歳以下を対象とするコンピュータセキュリティの学習のための合宿「セキュリティキャンプ2007」を開催した。
- 08-16: 米Dellは、2003〜2006会計年度および2007会計年度第1四半期において会計ミスと不正があったため、過去の決算報告について修正すると発表した。
- 08-16: プログラミング言語Rubyの普及促進を担う法人「Rubyアソシエーション」は、Rubyの技術者認定試験を開始する。2007年10月から東京と松江で筆記試験を実施する。2008年2月からはインターネットで日本語版と英語版で世界の技術者を対象とする試験を始める。
- 08-15: Linux推進団体である Linux Foundation は、Linuxカーネルとオープンソースソフトウエア (OSS) の開発状況を提供するウェブサイト Linux Weather Forecast を立ち上げた。
- 08-11: Googleは、同社が配布しているソフトウェアパッケージであるGoogleパックの一つとして、サン・マイクロシステムズが開発販売しているオフィススイート製品StarOffice (日本語版名称はStarSuite) の無償配布を開始した。
- 08-10: アメリカ合衆国のソフトウェア企業SCO Groupは、UNIXの著作権をめぐって ノベル を提訴していた訴訟で敗訴した。アメリカ合衆国のユタ地方裁判所は「UNIXの著作権はノベルが保有している」とする判決を下し SCO Groupの訴えを退けた。
- 08-10: ウィキメディア財団が運営するフリー百科事典ウィキペディアの日本語版が40万項目を達成した。発表、プレスリリース
- 08-05: 8月3日から8月5日までの3日間にウィキメディア財団が主催する国際会議 Wikimania 2007 が中華民国 (台湾) の台北市で開催された。
- 08-04: Perl、Ruby、PHP、JavaScript、Clean など十数種類の軽量プログラミング言語が会したカンファレンス「Lightweight Language Spirit」(通称: LL魂) が東京で開催された。
- 08-03: ラオックスは東京の秋葉原のパーソナルコンピュータ (PC) 専門店「ザ・コンピュータ館」を9月30日に閉店すると発表した。店舗のビルは売却して有利子負債の完済に充てる。
- 08-02: LG電子ジャパンは、日本国内で初めて第3世代光ディスクのBlu-ray DiscとHD DVDの両規格の媒体の読み込みに対応したデスクトップパソコン内蔵用ドライブ2機種を8月下旬に順次発売すると発表した。
- 08-02: 情報処理推進機構 (IPA) は、夏休みなどに親子で家庭におけるパーソナルコンピュータ (PC) の利用方法とセキュリティ対策について話し合うよう、呼びかけた。また7月度の「ワンクリック不正請求」に関する相談は過去最悪値に並ぶ件数を記録し、「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数も、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
- 08-01: オーストラリアの Lidia Morawska 物理学教授を中心とするチームは、オフィスのレーザープリンタはタバコの煙と同じくらい健康に害がある可能性があることを明らかにした。同チームはプリンタが排出する物質を規制することを呼びかけた。
7月
[編集]- 07-31: プログラミング言語Rubyを実際のビジネスに適用する際に必要となる知識を共有する団体「Rubyビジネス・コモンズ」が設立された。知識の共有によりRubyを活用するビジネスを活性化させることを趣旨とする。
- 07-27: MediaWikiを利用したウィキサイトのホスティングサービスを運営するウィキアは、LookSmartからウェブ巡回エンジン「Grub」のソースコードを買収し、同社のジミー・ウェールズはGrubをオープンソースで公開したと発表した。ウィキアはGrubをオープンソースの検索エンジン開発プロジェクト「Search Wikia」に活用する。
- 07-27: ミラクル・リナックスは、同社がAsianuxをベースとして開発し無償提供しているLinuxディストリビューション「MIRACLE LINUX」の次期版を名称を「Asianux Server 3」に変更し9月18日に出荷すると発表した。Asianuxをミラクル・リナックスと共同で開発している中国の Red Flag Software、韓国の Haansoft と名称を統一する。
- 07-27: プログラミング言語Ruby開発者まつもとゆきひろ氏と同氏が勤務するネットワーク応用通信研究所 (NaCl) は、Rubyの普及・促進を担う法人「Rubyアソシエーション」設立した。同法人はRubyを企業が安心して採用することができる環境を整備する活動を行う。
- 07-27: EUの欧州委員会は米半導体大手のインテルに対してEU競争法(独占禁止法)違反の疑いがあると告知した。CPUの販売で競合他社の製品を使わないように不当に働きかけたと指摘した。これに対して、インテル法務責任者は、MPU市場は正常に機能しており、インテルの行動は適法だと確信していると発表した。またAMDは、消費者やPCメーカーのための市場開放が進むだろうと今回の告知を歓迎した。
- 07-23: アメリカ合衆国の非営利団体 One Laptop per Child (OLPC) は、同団体が開発している100ドルノートパソコン「XO」の量産を始め10月から出荷開始すると発表した。OLPCは世界各国の貧しい子どもたち一人ひとりに100ドルのLinuxノートパソコンを提供するための活動を行っている。
- 07-19: 新潟県中越沖地震による停電の復旧作業が18日に大幅に進み、地震発生の当初に約3万5000件あった停電が18日15時の段階で約4500件まで減った。柏崎市で約3500件、刈羽村で約1000件が約4500件の内訳である。東北電力は残された停電の全面的な解消に向け、全力をあげる方針。
- 07-17: Appleは、LinuxやUNIXシステムで印刷作業を管理するオープンソースのプロジェクトであるCommon Unix Printing System (CUPS) のソースコードを買収したことを明らかにした。同社はCUPSを今後もオープンソース (GPLおよびLGPL) で提供する意向を表明している。ただしアップル自身にはライセンス契約条項によって例外が適用される。
- 07-17: 新潟県中越沖地震で、新潟県を営業エリアとする第四銀行と北越銀行のオンラインシステムは16日から平常通り稼働していることが確認された。両銀行とも、柏崎市の各々1店舗で、燃料による自家発電機で現金自動預け払い機 (ATM) を稼働させている。最も被害が大きかった柏崎市を本拠とする柏崎信用金庫では、本店を含む7店舗のうち2支店が、停電のため17日の営業を見送った。(出典: [1][2])
- 07-17: 新潟県中越沖地震で、NTT東日本は16日10時過ぎから同日13時43分まで固定電話の規制を行った。規制は全国から新潟・長野地方に対して最大で87%。10回かけて約1回しかかからない状態となった。16日16時現在で柏崎市の0257局番で300回線が不通となった。17日未明に不通となっていた315回線が復旧し、全回線が回復した。NTT東日本の法人向けの通信サービスには故障は確認されておらず、大きな支障はないもよう。(出典: 日経BP ITpro)
- 07-16: 新潟県中越沖地震により、携帯電話のサービスに影響が出た。17時30分現在で、NTTドコモが被災地と全国の発着信、KDDIが被災地から全国への通話やデータ通信を制限している。ソフトバンクモバイルは、第2/第3世代ともに通話やデータ通信の規制をしていないが、新潟県内で多くの基地局がダウンしている。NTTドコモは第2/第3世代をあわせて8、KDDIは2の基地局がそれぞれ停止している。(出典: 日経BP ITpro)
- 07-16: 気象庁は新潟県中越沖地震に関して発生を先回りで伝達する緊急地震速報の結果を公表した。震度6強の新潟県柏崎市では速報が主要動 (S波) の到達には間に合わなかった。同じ震度6強の長野県飯綱町では揺れの20秒前に伝えることができた。
- 07-13: 山本博之氏は、クロスプラットフォームでオープンソースの電子メールクライアント Sylpheed の全文検索機能「Sylph-Searcher」をリリースした。オープンソースのオブジェクト関係データベース管理システム (ORDBMS) PostgreSQL の全文検索モジュールtsearch2を利用している。
- 07-13: 情報処理推進機構 (IPA) は、6月24日に実施した基本情報技術者試験の修了試験問題が、コンピュータ総合学園HAL名古屋校で学生に事前に漏えいしていたとの報告を同校から受けたと、発表した。IPAは、本件を経済産業省に報告し、同省の指導を受けて、本件の調査を行い適切な対応をとり、再発の防止に努める。
- 07-11: オラクルは、同社の関係データベース管理システム (RDBMS) の新版 Oracle Database 11g を発表した。Linux版が8月に出荷される。その他のプラットフォーム向けの出荷時期は未定。
- 07-06: 厚生労働省が、同省のウェブページで配布していた電子申請ソフトウェアとそのソフトウェアの実行に必要なJava実行環境 (JRE) について、6月26日に内閣官房情報セキュリティセンター (NISC) から同省に脆弱性に関する勧告が行われたが無視し利用者に注意喚起を行わないまま、7月5日までの10日間の間脆弱性のある電子申請ソフトウェアとJREの配布を続けていたことが判明した。また厚生労働省は、本件の脆弱性に関わるJREの修正バージョンの配布を6月26日以前も行ってこなかったことが判明した。同省は7月6日から、電子申請ソフトウェアの修正バージョンと同ソフトウェアの実行に必要な JRE 1.4.2 系列の最新版 1.4.2_15 の配布を開始し、併せて JRE 1.4.2_14 以前のバージョンのJREを導入した利用者に対し 1.4.2_14 以前のJREの削除をするよう呼びかけた。
- 07-03: 情報処理推進機構 (IPA) は、USBメモリを安易にパーソナルコンピュータ (PC) に接続しないで、コンピュータウイルスに感染することを未然に防ぐよう、呼びかけた。また6月度の「ワンクリック不正請求」と「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数は、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
6月
[編集]- 06-29: アップル インコーポレイテッドが開発したスマートフォンiPhoneがアメリカ合衆国で発売された。
- 06-29: フリーソフトウェア財団 (FSF) は、フリーソフトウェアのライセンスの新版 GNU General Public License バージョン3 (GPLv3) を公開した。
- 06-27: 厚生労働省は、日本全国の地方自治体が使用しているソフトウェアパッケージ「財政調整交付金申請システム」の瑕疵により、国民健康保険の財政調整交付金が不正確に算定されていたことを、発表した。605の自治体で交付金に過不足があった。自治体に交付するべき金額がおよそ100億円不足していた模様。
- 06-26: 複数のファイルのアーカイブ・圧縮・展開を行うソフトウェア (アーカイバ) +Lhaca 1.20 に脆弱性が発見された。悪意のある圧縮ファイル (LZHファイル) を扱うとコンピュータを乗っ取られる。+Lhacaの開発者はこの脆弱性に対処した修正版の+Lhacaを公開した。なお2006年に同じアーカイバソフトウェアであるlhaplusにも同様とみられる脆弱性が発見されており、修正版が公開されている。
- 06-14: JPCERTコーディネーションセンター (JPCERT/CC) は、インターネットサービスプロバイダ (ISP) の関係者を名乗りIDやパスワードを聞き出して詐取しようとする事例が出ているとして、注意を喚起した。JPCERT/CCのページ
- 06-13: 全日本空輸 (全日空、ANA) は、5月27日に同社の国内線システムに障害が発生したことについて、原因と再発防止策を発表した。
- 06-10: 社会保険庁の情報システムに障害が発生し、23県からの年金記録の照会ができなくなった。障害発生後2時間半後に復旧した。
- 06-09: Javaで実装されたRubyの実行環境 JRuby 1.0 がリリースされる。
- 06-07: 強制アクセス制御を実装したセキュアOSモジュール TOMOYO Linux 2.0 がリリースされる。
- 06-07: Mac OS X 向けウェブブラウザ Camino 1.5 がリリースされる。CaminoはレンダリングエンジンとしてGeckoを採用している。
- 06-04: 情報処理推進機構 (IPA) は、アプリケーションソフトウェアのセキュリティホールについての注意を喚起し、セキュリティホールが発見された際には、修正プログラムを適用などするよう、呼びかけた。また5月度の「ワンクリック不正請求」と「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数は、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
5月
[編集]- 05-29: 情報処理推進機構 (IPA) は、コンピュータウイルス情報データベース「ウイルス情報 iPedia」を公開した。コンピュータウィルスの名前やファイルの名前をもとにウィルスの情報を検索することができ、ウィルス対策に活用されることを目指す。
- 05-27: 未明に全日本空輸の国内線システムに障害が発生し、多数の便が欠航もしくは遅延した。これにより約7万人が影響を受けた模様。同社は午後3時頃にはほぼ復旧したと発表した。
- 05-24: VA Software は、会社の名称を「SourceForge」に変更した。
- 05-18: Apache Jakarta プロジェクトは、マイクロソフト社のオフィス文書ファイルを読み書きするJavaのライブラリ Apache Jakarta POI 3.0 をリリースした。
- 05-17: ヒューレット・パッカードは、同社が1939年に創業した際に使用していたガレージがアメリカ合衆国の史跡に指定されたと発表した。このガレージでウィリアム・ヒューレット氏とデビッド・パッカード氏が1938年に事務所を設置し、翌1939年にヒューレット・パッカードを創業した。
- 05-16: 5月15日夕方にNTT東日本のIPサービスネットワークに大規模障害が発生した。同社のインターネットアクセスサービスの「フレッツ」と電話サービスの「ひかり電話」の多数の利用者に影響が出た。5月16日未明に復旧した。
- 05-15: 英ロイターは、カナダの情報サービス企業トムソンが同社を約87億ポンドで買収することで両社が合意したと発表した。新社名はトムソン・ロイター。
- 05-14: 財団法人コンピュータ教育開発センター (CEC) はCD-ROMパッケージ「OSP基本パッケージ」の配布を開始した。このパッケージではCD起動のLinuxディストリビューションであるKNOPPIXを使っており、既存のパーソナルコンピュータ (PC) にインストールすることなく使用することができる。
- 05-08: サン・マイクロシステムズは、Javaを基にしたグラフィカルユーザインタフェース (GUI) を備えたリッチインターネットアプリケーションソフトウェアのプラットフォームJavaFX、同プラットフォームを対象としたスクリプト言語 JavaFX Script および携帯機器向けソフトウェア JavaFX Mobile を、発表した。これらの技術はオープンソースであり GNU General Public License (GPL) のライセンスが適用される。
- 05-08: サン・マイクロシステムズは、OpenJDKプロジェクトにより Java SE 6 の基本的な開発環境Java開発キット (JDK) を GNU General Public License Version 2 のライセンスのもとオープンソースで公開した。
- 05-02: 情報処理推進機構 (IPA) は、サポートが終了した Windows 98/Me などのオペレーティングシステム (OS) を搭載したパーソナルコンピュータを利用することの危険性を認識するようよびかけた。また4月度の「ワンクリック不正請求」と「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数は、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
4月
[編集]- 04-28: 大日本印刷は、個人情報約863万7000件が不正に持ち出された問題について、対応策を公表した。
- 04-23: Java技術の向上・発展、開発者の支援を目的とする団体である日本Javaユーザグループが設立される。
- 04-20: Linuxディストリビューション Ubuntu 7.04 の日本語ローカライズ版が公開された。
- 04-19: GNOME財団は、モバイル機器や組み込み機器向けデスクトップ環境GNOMEの開発を行う組織 GNOME Mobile & Embetting Initiative (GMAE) を発足させた。
- 04-19: Mozilla Japan はオープンソースの電子メールクライアント Mozilla Thunderbird 2 日本語版をリリースした。
- 04-18: レッドハットはLinuxディストリビューション Red Hat Enterprise Linux 5 をリリースした。
- 04-18: ウィキメディア財団は、フリー百科事典Wikipediaの英語版から抜粋・修正してCD版の百科事典 Wikipedia 0.5 をリリースすると発表した。Wikipedia 0.5 には約2000項目が厳選して収められる。
- 04-13: Googleとインターネット広告企業DoubleClickは、GoogleがDoubleClickを31億ドルで買収することで合意したと発表した。
- 04-12: Red Hat Enterprise Linux との互換を目指すフリーのLinuxディストリビューション CentOS 5 がリリースされる。
- 04-08: フリーのLinuxディストリビューション Debian GNU/Linux 4.0 (開発コード:etch) がリリースされる。
- 04-03: 情報処理推進機構 (IPA) は、パーソナルコンピュータに不正プログラムを取り込まないために、警告が出たら無視せずに先に進まないよう、呼びかけた。また3月度の「ワンクリック不正請求」に関する相談件数は2月に引き続き過去最悪の記録を更新した。「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数も、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
3月
[編集]- 03-20: Mozilla FoundationはFirefoxのVer2.0.0.3をリリースした。
- 03-12: 大日本印刷は、取引先企業約43社から預っていた個人情報約863万7000件が不正に持ち出されたと発表した。持ち出された情報にはクレジットカード番号が含まれていた事例もある。
- 03-02: 情報処理推進機構 (IPA) は、オペレーティングシステム (OS) 等のセキュリティ機能を使って基本の対策を実施するよう、呼びかけた。また2月度の「ワンクリック不正請求」に関する相談件数は過去最悪を記録した。「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数も、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
- 03-01: Mozilla JapanはMozilla ThunderbirdのVer1.5.0.10をリリースした。Mozilla Japanはこのバージョンのリリースで、「セキュリティ問題の修正」をはかった、としている。
2月
[編集]- 02-23: Mozilla JapanはFirefoxのVer 2.0.0.2をリリースした。Mozilla Japanはこのバージョンのリリースで、いくつかのセキュリティ問題に対策をとり、またMicrosoft Windows Vistaに対応した機能向上、問題点修正を実行したと、述べている。
- 02-02: 情報処理推進機構 (IPA) は、Windowsやウィルス対策ソフトウェアのアップデートを忘れずに行うよう、呼びかけた。また1月度の「ワンクリック不正請求」と「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数は、依然として高い水準で推移している。IPAのページ
1月
[編集]- 01-30: マイクロソフトは、同社のパーソナルコンピュータ用オペレーティングシステムの新版 Windows Vista を一般利用者向けに発売した。
- 01-23: W3C (World Wide Web Consortium) は、XSLT 2.0、XPath 2.0、XQuery 1.0 を勧告した。
- 01-22: XML技術者育成推進委員会は、同団体が運営するXML技術の認定制度「XMLマスター」にXMLデータベースの技術者を対象とする新資格「XMLマスター: プロフェッショナル (データベース)」を追加すると発表した。2007年12月から受験可能となる予定。既存の認定資格「XMLマスター: プロフェッショナル」は「XMLマスター:プロフェッショナル (アプリケーション開発)」に名称を変更する。
- 01-21: Linux推進団体 Open Source Development Labs (OSDL) と標準化団体 Free Standards Group は合併することに合意したと発表した。合併して発足する新団体の名称は The Linux Foundation となる。
- 01-12: Eclipse財団は、Java Community Process (JCP)、Object Management Group (OMG)、OSGi Alliance の3つの仕様策定団体に参加することを表明した。
- 01-09: サン・マイクロシステムズは、同社のガイ・スティール・ジュニアが率いるチームにより開発された、FORTRAN に代わるプログラミング言語 Fortress をオープンソースにする動きをとり始めた。
- 01-05: 情報処理推進機構 (IPA) は、オンラインゲームのパスワードを盗むウィルスに注意するよう、呼びかけた。また12月度の「ワンクリック不正請求」と「『セキュリティ対策ソフトウェア』の押し売り」に関する相談件数は、依然として高い水準で推移している。IPAのページ