コンテンツにスキップ

NECカップ囲碁トーナメント戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NECカップ囲碁トーナメント戦
一般
概要
主催 日本電気株式会社・テレビ東京・BSジャパン
後援 日本経済新聞社
協賛 日本棋院
優勝賞金 1000万円
決勝 一番勝負
棋戦形式 14名による選抜トーナメント戦
持ち時間 10分
秒読み 1手30秒
創設年 1981
終了年 2012
記録
最多優勝 趙治勲(4回)
最長連覇 趙治勲・加藤正夫(2連覇、うち趙治勲は2度達成)
テンプレートを表示

NECカップ囲碁トーナメント戦(エヌイーシーカップいごトーナメントせん)は、日本電気株式会社が主催する日本囲碁棋戦1981年創設。2012年にて休止。

毎年日本棋院から選抜された棋士14人が出場し、トーナメント戦で優勝を争う。「全国縦断囲碁フェスティバル」と称して、多くの囲碁ファンに楽しんでもらうため、毎回全国の各地を巡回して公開対局で行われた。決勝はNEC本社に程近いメルパルクホールで行われ、その模様はテレビ東京で録画中継されていた。

  • 優勝賞金 (1-4期)400万円、(5-8)550万円、(9)800万円、(10)900万円、(11-16)1000万円、(17-25)1500万円、(26-28)1700万円、(29)1500万円、(30)1000万円
(17期から29期までは、日本の囲碁タイトル戦の中でも4番目の高額賞金だった。)

16-20期の優勝者は、日中スーパー囲碁の優勝戦に出場した。

出場条件

[編集]

方式

[編集]
  • コミは、1-22期は5目半、23期以降は6目半。
  • 持時間は10分、使い切ると1手30秒の秒読み。

優勝者と決勝戦

[編集]

(左が優勝者)

  1. 1982年 武宮正樹 - 大竹英雄
  2. 1983年 坂田栄男 - 酒井猛
  3. 1984年 趙治勲 - 坂田栄男
  4. 1985年 趙治勲 - 小林光一
  5. 1986年 武宮正樹 - 小林覚
  6. 1987年 大竹英雄 - 林海峰
  7. 1988年 石田芳夫 - 趙治勲
  8. 1989年 大竹英雄 - 石田芳夫
  9. 1990年 林海峰 - 王立誠
  10. 1991年 加藤正夫 - 大竹英雄
  11. 1992年 加藤正夫 - 小林光一
  12. 1993年 依田紀基 - 加藤正夫
  13. 1994年 小松英樹 - 趙治勲
  14. 1995年 小林光一 - 趙治勲
  15. 1996年 大竹英雄 - 林海峰
  16. 1997年 加藤正夫 - 小林覚
  17. 1998年 依田紀基 - 趙治勲
  18. 1999年 小林光一 - 王立誠
  19. 2000年 趙治勲 - 加藤正夫
  20. 2001年 趙治勲 - 加藤正夫
  21. 2002年 依田紀基 - 王立誠
  22. 2003年 柳時熏 - 高尾紳路
  23. 2004年 小林光一 - 三村智保
  24. 2005年 張栩 - 柳時熏
  25. 2006年 趙善津 - 小林覚
  26. 2007年 張栩 - 高尾紳路
  27. 2008年 河野臨 - 趙善津
  28. 2009年 羽根直樹 - 張栩
  29. 2010年 河野臨 - 羽根直樹
  30. 2011年 張栩 - 山下敬吾
  31. 2012年 高尾紳路 - 趙治勲

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]