mdiapp
開発元 | nattou.org |
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最新版 | |
対応OS | Windows 2000/XP/Vista/7/8/10 |
種別 | ペイントツール |
ライセンス | シェアウェア(税込6000円) |
公式サイト | nattou.org |
mdiappは、nattou.orgによって開発されたPC用グラフィックソフトウェア(ペイントツール)である。
作者のサイトにてシェアウェアの「mdiapp+」として公開されているほか、mdiappと同じ開発者が手掛けるopenCanvasやFireAlpacaなどとともに、PGNをパブリッシャーとしてソフトウェア配信プラットホームのSteamにて「mdiapp+ SE」としても販売されている。
概要
[編集]漫画からイラストまで、幅広く使用できるペイントツールである。特に、DTP的な編集機能よりもペンで描くことを重視したツールとされており、その機能が充実している。openCanvasの開発者が製作している[1]ため、インターフェースが類似しているほか、同じくnattou.orgが開発しメディバンから販売されている「MediBang Paint」(FireAlpacaのOEM)とも操作性が類似している。
デリーター社がかつて販売していた漫画制作ソフトのComicWorks、PGN社がかつて販売していた漫画制作ソフトのコミラボはmdiappのOEMであった。
もともとはソフトウェア販売サイトのベクターにてnattou.org(作者本人)をパブリッシャーとして「mdiapp」として販売されていたが、売れ行きが悪いために2014年に販売を停止した[2]。一方で、作者のサイトで「mdiapp」の開発版である「mdiapp+」が公開されており、OEM先であるコミラボを販売するPGNのサイト「portalgraphics」でもコミラボの開発版「コミラボ+」として公開されていた。
2017年11月にportalgraphicsにおけるコミラボの販売が停止され、コミラボの新バージョン「コミラボ+」は「mdiapp+ SE」として、PGNをパブリッシャーとしてSteamで販売されることになった。そのため、現在は「mdiapp+」が正式版である。
Windows Mobile(5.0以降)用のmdiapp mobileも存在する。かつてはフリーウェア版のmdiapp lightも存在した。
漫画家の宇河弘樹がmdiappを愛用しており、Steam版のパッケージを手掛けている。
2024年2月をもって開発を停止[3]。以後はFireAlpacaに開発リソースを集中するとのこと。
機能面の特徴
[編集]- カラーレイヤー(32bpp)の他に省メモリな1bpp,8bppレイヤーを扱うことができる。
- ベクターレイヤーで文字入力、ポリゴンデータ (*.obj) の読み込みが可能である。
- 並行、放射、同心円などのブラシスナップ機能が使える。
名前の由来
[編集]mdiappとは、ボーランド製のアプリケーション開発用ソフトウェアで使われるMultiple Document Interface (MDI) アプリケーションの初期名称である。
Steam版の「mdiapp+ SE」は「Manga Drawing Application」の副題がついている。
脚注
[編集]関連項目
[編集]- nattou.org(作者本人)販売
- mdiapp - Windows用漫画/イラスト制作ソフト
- LayerPaint - Android用漫画制作ソフト
- DELETER販売
- COMIC ART CG illust - Windows用イラスト制作ソフト
- ComicWorks - Windows用漫画制作ソフト
- PGN販売
- openCanvas - Windows用イラスト制作ソフト
- コミラボ - Windows用漫画制作ソフト
- FireAlpaca - Windows/Macintosh用イラスト制作ソフト
- MediBang販売
- CloudAlpaca - Windows/Macintosh用漫画制作ソフト
- マンガネーム - Android用漫画制作ソフト