MOA (基本規約)
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MOA(英: Memorandum of Association)は、(イギリスなどの)会社の基本規約の一種[1][2]。MOAはMemorandum of Associationの略で日本語訳では「基本定款」と訳される[2]。
イギリスの基本定款
[編集]イギリスでは1985年会社法によりMemorandum of Association(基本定款)とArticles of Association(通常定款)の2つの基本規約を定めることとされた[1]。
1985年会社法では基本定款に定める事項として社名、会社の目的、会社の種類、有限責任と無限責任の区別、登記された事務所の場所などがあった[1]。しかし、2006年会社法によりこれらは通常定款で扱われる(社名の場合は設立証書に記録される)こととなり、基本定款は引受人が会社設立の意思(会社設立の経緯)を示すための非常に簡単な文書になった[1]。
インドの基本定款
[編集]インドでは会社の基本規約としてMemorandum of Association(基本定款)とArticles of Association(付属定款)の2つがある[3]。インドの会社の基本規約はMemorandum of Associationは「基本定款」、Articles of Associationは「付属定款」と訳されている[3]。
インドの会社法上の基本定款は会社の憲章となるもので、会社の名称や所在州名、事業目的(主目的と主目的達成のための付随的・補助的目的)、株主の責任、授権資本金額、設立文言などを記載したもので発起人が署名を行う[3][2]。
出典
[編集]関連項目
[編集]- 定款
- AOA (基本規約) - イギリスでの通常定款、インドなどでの付属定款
- AOI (基本規約) - アメリカなどでの基本定款