M-1グランプリ2021
M-1グランプリ2021 | |
---|---|
受賞対象 | 結成15年以内の漫才師(2人以上) |
開催日 | 2021年12月19日(敗者復活戦、決勝) |
会場 | テレビ朝日(決勝) |
国 | 日本 |
主催 | M-1グランプリ事務局 吉本興業 朝日放送テレビ(ABCテレビ) |
司会 | 今田耕司 上戸彩 |
報酬 | 賞金1000万円ほか |
最新受賞者 | 錦鯉 |
公式サイト | 公式サイト |
テレビ/ラジオ放送 | |
放送局 | ABCテレビ・テレビ朝日系列 |
放送時間 | 2021年12月19日 18時34分 - 22時10分 |
視聴率 | 18.5%(関東地区) 28.8%(関西地区) |
『M-1グランプリ2021』(エムワングランプリ2021)は、吉本興業・朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催の漫才コンクール「M-1グランプリ」の第17回大会。2021年12月19日に決勝戦が開催され、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて生放送された。大会スローガンは「人生、変えてくれ。」[注 1]。優勝者は錦鯉[1]。
概要
[編集]前年から引き続き、入場前の手指消毒、検温、観覧客のマスク着用など、新型コロナウイルス感染症への慎重な対策を行ったうえで開催された。タイトルロゴの「2021」部分は、「コロナ禍から前に進もう」という意味を込めて赤系の配色となった[2]。
総エントリー数は再エントリーを含め6017組で[3]、前年度からの増加幅は第5回(2005年)を上回り過去最大となった。
プレミアムスポンサーはCygames、サントリー、日清食品が続投した一方で、第11回(2015年)から6年間協賛してきたファミリーマートが外れ、代わりにセブン-イレブンが加わった。
決勝戦は準決勝を勝ち上がったもも、真空ジェシカ、モグライダー、オズワルド、ランジャタイ、インディアンス、ゆにばーす、錦鯉、ロングコートダディの9組、そして敗者復活戦を制したハライチを加えた10組で争われた。
大会の流れ
[編集]1回戦から準々決勝まで
[編集]エントリー受付は7月3日から8月31日まで[4][5]。前回大会では1回戦が無観客で開催されたが、今大会では1回戦から有観客で行われ、3回戦も復活した。1回戦は8月1日から10月5日にかけて、北海道、仙台、埼玉、千葉、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄の8地区・10都道府県で開催。その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月8日 - 20日に2回戦、10月25日 - 11月2日に3回戦、11月10日 - 17日に準々決勝が開催された。
エントリーした6017組中、294組が3回戦、127組が準々決勝に進出。準々決勝初進出組は軍艦、イノシカチョウ、三遊間、ニゲルベ、ドリンクバーゲン、イチオク、ZUMA、エルフ、ハイツ友の会、TCクラクション、キンボシ、ダウ90000[注 2]、ランパンプス、ウォンバット、ブラゴーリ、マリオネットブラザーズ、アン縫い、怪奇!YesどんぐりRPG、ナイチンゲールダンス、かもめんたる、ラパルフェ、ゼスト、人人、金魚番長、さすらいラビー、ケビンス、ポンループ、軟水、三日月ヶ浜、ヨネダ2000、ジャンク、パンプキンポテトフライ、レインボー、世間知らズ、トンツカタン、ぶるファー吉岡、阿佐ヶ谷姉妹の37組。
今大会から公式YouTubeチャンネルで3回戦の全ネタが配信されるようになった[注 3]。準々決勝ではラパルフェが『M-1』の制度そのものをネタにした漫才を披露し、話題を呼んだ[7]。
ベストアマチュア賞は「軍艦」が受賞。NSC在学中の3回戦突破は、2015年の大会復活後では初めてであった[8][注 4]。
準決勝(大会の流れ)
[編集]12月2日にNEW PIER HALLにて開催。準々決勝を通過した25組に[9]、GYAO!ワイルドカード枠を獲得した滝音を加え、26組が出場した。
準決勝初進出組はヨネダ2000[注 5]、真空ジェシカ、男性ブランコ、もも、ヘンダーソン、モグライダーの6組。
審査の結果、オズワルドとインディアンスが3年連続、錦鯉が2年連続、ゆにばーすが3年ぶり3回目、もも、真空ジェシカ、モグライダー、ランジャタイ、ロングコートダディが初の決勝進出を果たした。
敗者復活戦(大会の流れ)
[編集]12月19日、決勝戦直前の14時55分より六本木ヒルズアリーナにて開催。視聴者投票により、準決勝敗退者から1組のみ勝ち上がることができる。GYAO!ワイルドカード枠の滝音を除く、16組に出場資格が与えられた。
出番順は抽選会で鰻和弘(銀シャリ)が投げたサイコロ[注 6]によって「アルファベット順」にくじを引いて決定した。
前年度でネタ途中に17時に流れる防災行政無線の「夕焼小焼」が流れるというトラブルがあったことを踏まえ、今年度は進行を一時中断することで対処された。また、最終16組目のさや香が狂気じみたネタを披露し、ネット上で大きな話題となった[10]。
総投票数は292万9959票。前年度とは異なり全組が舞台下で待機し、敗者復活戦組の「笑御籤」が引かれた直後に順位が発表され、上位3組のみが舞台へ上がる形となった。投票の結果、金属バット、ハライチ、男性ブランコが上位3組に名を連ね、40万1909票を獲得したハライチが決勝戦に進出した。
決勝戦(大会の流れ)
[編集]12月19日にテレビ朝日にて開催。司会は15大会連続の今田耕司と、10大会連続の上戸彩[11]。
審査員は4年連続でオール巨人、富澤たけし、塙宣之、立川志らく、礼二、松本人志、上沼恵美子の7名が務めた。前年度でアクリルボードを設置した影響で漫才が少し聞こえづらいという事態が起きたため、対策としてアクリルボードを首元までとし、さらに観客席に近い巨人、富澤、塙はイヤホンを付けて漫才を聞くように変更された。
ファーストラウンドの出番順を決める「笑神籤(えみくじ)」を引き演者を発表する役割には、この年に行われた東京オリンピックの金メダリストから水谷隼(1・3・5・7・9組目)と阿部詩(2・4・6・8組目)が招かれた[注 7]。笑神籤による抽選の結果、モグライダー、ランジャタイ、ゆにばーす、ハライチ(敗者復活組)、真空ジェシカ、オズワルド、ロングコートダディ、錦鯉、インディアンス、ももの順でネタを披露した。前年度と同様、出場者は舞台裏ではなくスタンバイルームに感染対策を施した上で待機し、呼ばれた組が舞台のあるスタジオまでの通路を移動した。
審査員7名による採点の結果、1位のオズワルド、同率2位の錦鯉とインディアンスが最終決戦に進出。後者2組は規定に基づき、錦鯉が2位通過、インディアンスが3位通過とされた。出番順は昨年と同様、ファーストラウンド3位→2位→1位の順に自動的に決定された。最終投票では巨人がオズワルドに、上沼がインディアンスに、他の5名が錦鯉に投票。5票を獲得した錦鯉が第17代王者となった。
結果
[編集]準決勝(結果)
[編集]- コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- 金背景は決勝戦進出者。
グループ | コンビ名 | 所属事務所 | No. | 結成年 | 準決勝進出歴 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 滝音[注 8] | 吉本興業 | 4273 | 2016年 | 2年連続 2回目 | 敗退 |
ヨネダ2000 | 吉本興業 | 901 | 2020年 | 初進出 | 敗退 | |
ニューヨーク | 吉本興業 | 3980 | 2010年 | 3年連続 5回目 | 敗退 | |
カベポスター | 吉本興業 | 3026 | 2014年 | 2年連続 2回目 | 敗退 | |
マユリカ | 吉本興業 | 4284 | 2011年 | 3年ぶり 2回目 | 敗退 | |
ハライチ | ワタナベエンターテインメント | 2197 | 2006年 | 4年ぶり 7回目 | 敗退 | |
真空ジェシカ | プロダクション人力舎 | 76 | 2012年 | 初進出 | 通過 | |
B | 東京ホテイソン | グレープカンパニー | 3914 | 2015年 | 5年連続 5回目 | 敗退 |
見取り図 | 吉本興業 | 4000 | 2007年 | 5年連続 6回目 | 敗退 | |
ゆにばーす | 吉本興業 | 3355 | 2013年 | 2年連続 5回目 | 通過 | |
ロングコートダディ | 吉本興業 | 4141 | 2009年 | 3年連続 3回目 | 通過 | |
男性ブランコ | 吉本興業 | 1219 | 2011年 | 初進出 | 敗退 | |
アインシュタイン | 吉本興業 | 3582 | 2011年 | 2年ぶり 5回目 | 敗退 | |
C | もも | 吉本興業 | 6 | 2017年 | 初進出 | 通過 |
オズワルド | 吉本興業 | 2372 | 2014年 | 3年連続 3回目 | 通過 | |
ランジャタイ | グレープカンパニー | 3033 | 2007年 | 2年連続 3回目 | 通過 | |
金属バット | 吉本興業 | 2460 | 2007年 | 4年連続 4回目 | 敗退 | |
ダイタク | 吉本興業 | 811 | 2009年 | 3年連続 4回目 | 敗退 | |
からし蓮根 | 吉本興業 | 3027 | 2013年 | 5年連続 5回目 | 敗退 | |
インディアンス | 吉本興業 | 3107 | 2010年 | 4年連続 5回目 | 通過 | |
D | ヘンダーソン | 吉本興業 | 2612 | 2008年 | 初進出 | 敗退 |
キュウ | タイタン | 4379 | 2013年 | 2年連続 2回目 | 敗退 | |
アルコ&ピース | 太田プロダクション | 2291 | 2006年 | 5年ぶり 2回目 | 敗退 | |
錦鯉 | SMA | 3761 | 2012年 | 3年連続 4回目 | 通過 | |
モグライダー | マセキ芸能社 | 635 | 2009年 | 初進出 | 通過 | |
さや香 | 吉本興業 | 1942 | 2014年 | 4年ぶり 2回目 | 敗退 |
敗者復活戦(結果)
[編集]- コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- 金背景は決勝戦進出者。
順位 | コンビ名 所属事務所 |
No. | 結成年 | 敗者復活戦 出場歴 |
出番 | 票数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | ハライチ ワタナベエンターテインメント |
2179 | 2006年 | 4年ぶり 3回目 | 5番 | 40万1909票 |
2位 | 吉本興業 |
金属バット2460 | 2007年 | 2年連続 3回目 | 14番 | 37万6458票 |
3位 | 吉本興業 |
男性ブランコ1219 | 2011年 | 初出場 | 12番 | 34万5898票 |
4位 | 吉本興業 |
見取り図4000 | 2007年 | 4年ぶり 3回目 | 4番 | |
5位 | グレープカンパニー |
東京ホテイソン3914 | 2015年 | 2年ぶり 4回目 | 13番 | |
6位 | マユリカ 吉本興業 |
4284 | 2011年 | 3年ぶり 2回目 | 6番 | |
7位 | アインシュタイン 吉本興業 |
3582 | 2011年 | 2年ぶり 5回目 | 2番 | |
8位 | ニューヨーク 吉本興業 |
3980 | 2010年 | 4年ぶり 3回目 | 11番 | |
9位 | からし蓮根 吉本興業 |
3027 | 2013年 | 2年連続 4回目 | 15番 | |
10位 | ヨネダ2000 吉本興業 |
901 | 2020年 | 初出場 | 7番 | |
11位 | アルコ&ピース 太田プロダクション |
2291 | 2006年 | [注 9] |
初出場9番 | |
12位 | さや香 吉本興業 |
1942 | 2014年 | [注 10] |
初出場16番 | |
13位 | ヘンダーソン 吉本興業 |
2612 | 2008年 | 初出場 | 8番 | |
14位 | ダイタク 吉本興業 |
811 | 2009年 | 3年連続 4回目 | 3番 | |
15位 | カベポスター 吉本興業 |
3026 | 2014年 | 2年連続 2回目 | 10番 | |
16位 | キュウ タイタン |
4379 | 2013年 | 2年連続 2回目 | 1番 |
決勝戦(結果)
[編集]金背景 | 1位通過、優勝 |
銀背景 | 2位通過 |
銅背景 | 3位通過 |
赤文字 | 審査員別の最高評点 |
青文字 | 審査員別の最低評点 |
赤太文字 | 全体の最高評点 |
青太文字 | 全体の最低評点 |
- 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
- ファーストラウンドの得点が同じ場合は、高得点を付けた審査員の人数が多いコンビを上位とし、得点欄に括弧書きで高得点を付けた審査員の人数を記載[注 11]。
- 最終決戦の票数が同じ場合は、ファーストラウンドの得点が高いコンビを上位とする。
- 所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- 敗者復活組はキャッチコピーが無いため、「(敗者復活組)」とする。
- 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
順位 | コンビ名 所属事務所 |
No. | 結成年 | 決勝戦進出歴 | キャッチコピー | ファースト | 最終決戦 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出番 | 得点 | 出番 | 得票 | ||||||
優勝 | SMA[注 12] |
錦鯉3761 | 2012年 | 2年連続 2回目 | 50歳おバカの大冒険 | 8番 | 655点 (4名) |
2番 | 5票 |
2位 | オズワルド 吉本興業 |
2372 | 2014年 | 3年連続 3回目 | シン・東京スタイル | 6番 | 665点 | 3番 | 1票 |
3位 | インディアンス 吉本興業 |
3107 | 2010年 | 3年連続 3回目 | 快速ボケ特急 | 9番 | 655点 (2名) |
1番 | 1票 |
4位 | ロングコートダディ 吉本興業 |
4141 | 2009年 | 初進出 | やわらかハード | 7番 | 649点 | ||
5位 | もも 吉本興業 |
6 | 2017年 | ノーシード |
初進出なにわNEWフェイス | 10番 | 645点 | ||
6位 | プロダクション人力舎 |
真空ジェシカ 76 | 2012年 | ノーシード |
初進出屈折のエリート | 5番 | 638点 (5名) |
||
7位 | ゆにばーす 吉本興業 |
3355 | 2013年 | 3年ぶり 3回目 | NO M-1,NO LIFE. | 3番 | 638点 (2名) |
||
8位 | モグライダー マセキ芸能社 |
635 | 2009年 | ノーシード |
初進出やんちゃとぶきっちょ | 1番 | 637点 | ||
9位 | ハライチ ワタナベエンターテインメント |
2179 | 2006年 | ノーシード |
5年ぶり 5回目(敗者復活組) | 4番 | 636点 | ||
10位 | ランジャタイ グレープカンパニー |
3033 | 2007年 | 初進出 | 奇天烈の極み | 2番 | 628点 |
出番順 | コンビ名 | 得点計 | 巨人 | 富澤 | 塙 | 志らく | 礼二 | 松本 | 上沼 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | モグライダー | 637 | 91 | 93 | 92 | 89 | 90 | 89 | 93 |
2 | ランジャタイ | 628 | 87 | 91 | 90 | 96 | 89 | 87 | 88 |
3 | ゆにばーす | 638 | 89 | 92 | 91 | 91 | 93 | 88 | 94 |
4 | ハライチ | 636 | 88 | 90 | 89 | 90 | 89 | 92 | 98 |
5 | 真空ジェシカ | 638 | 90 | 89 | 92 | 94 | 94 | 90 | 89 |
6 | オズワルド | 665 | 94 | 95 | 95 | 96 | 96 | 96 | 93 |
7 | ロングコートダディ | 649 | 89 | 90 | 93 | 95 | 95 | 91 | 96 |
8 | 錦鯉 | 655 | 92 | 94 | 94 | 90 | 96 | 94 | 95 |
9 | インディアンス | 655 | 92 | 91 | 93 | 94 | 94 | 93 | 98 |
10 | もも | 645 | 91 | 90 | 91 | 96 | 95 | 92 | 90 |
出番順 | コンビ名 | 得票数 | 巨人 | 富澤 | 塙 | 志らく | 礼二 | 松本 | 上沼 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | インディアンス | 1 | ★ | ||||||
2 | 錦鯉 | 5 | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ||
3 | オズワルド | 1 | ★ |
記録・エピソード
[編集]- 吉本興業以外の所属コンビが5組決勝進出した(敗者復活組を含む)。これは第2回(2002年)に並び最多タイで、事務所数の6社は過去最多である。
- 敗者復活戦を制したハライチは5回目の決勝進出となり、自身が持つ吉本興業以外での最多決勝進出回数を更新した。
- エントリーナンバーが1桁のコンビが初めて決勝進出した(もも)。
- 第14回(2018年)から4年連続で前年度トップバッターのコンビがストレートで決勝進出を決めた(第14回:ゆにばーす、第15回:見取り図、第16回:ニューヨーク、第17回:インディアンス)。
- 95点以上および個人最高評点を受けたコンビが最下位に終わったのは初めて(ランジャタイ:立川志らくの96点)。
- 上沼恵美子がハライチに付けた「98点」は今回の全体の最高評点で、9位に最高評点がつくケースは今大会が初めて[注 13]。
- 全体の最低評点が過去最高の「87点」となった。
- 史上初めて「決勝進出経験あり、最終決戦初進出」の3組での最終決戦となった。
- 最終審査結果の発表前に挿入されたVTRで、ファーストラウンドのロングコートダディの映像が抜けているミスがあった[注 14]。
- 錦鯉・長谷川雅紀(50歳)が史上初となる50代での決勝進出および優勝を果たした。また、芸歴26年は決勝進出者および優勝者として最長芸歴である。
- 最終決戦で審査員7人の票が5-1-1に割れたのは史上初[注 18]。
紹介VTR
[編集]敗者復活組を除く決勝進出コンビ9組の紹介VTRでは「コンビ結成の理由」と、「M-1グランプリとは―」へのメンバー1人の返答が表記された。
コンビ名 | コンビ結成の理由 | M-1グランプリとは― |
---|---|---|
モグライダー | やっと見つけた“顔が派手なバカ” | 漫才そのもの(芝) |
ランジャタイ | 「君、おもしろい?」と聞き「おもしろい」と答えた | 夢舞台(伊藤) |
ゆにばーす | 試した相方候補の中で一番ウケたから | 甲子園(川瀬) |
真空ジェシカ | プロに行く可能性が見えた | 僕らが唯一、世に出られる手段(ガク) |
オズワルド | お笑いを辞めなさそうだったから | 逃げたくて逃げたくない壁(伊藤) |
ロングコートダディ | 組んだら「楽そう」と感じたから | 大お祭り(兎) |
錦鯉 | 出会った中で一番バカだったから | 人生を変えられるもの(長谷川) |
インディアンス | きむが惚れ込んだ田渕のボケ | 今の僕の、ほぼ「全て」(田渕) |
もも | 漫才への熱量が同じだったから | 芸人人生 大逆転(まもる。) |
社会的反応
[編集]敗者復活戦で爆発音(4分30秒)を超えてネタを披露したハライチが復活し、決勝戦でも5分30秒に渡ってネタを続けたことがインターネット上で物議を醸した[13]。
大会終了後、オール巨人は自身のブログにて、この年を最後に上沼恵美子と共に審査員を卒業することを決めたことを発表[14]、上沼もラジオで巨人と共に審査員を辞める旨の発言をした[15]。
DVD
[編集]2022年6月8日によしもとミュージックから発売された。タイトルは『M-1グランプリ2021 大漫才時代~人生、変えてくれ~』。
スタッフ
[編集]個別記事のある人物・会社のみ記載し、所属先は省略する。
- 構成:倉本美津留、前田政二、石原健次
- 予選審査員:遠藤敬、大井洋一、里村仁志、下田雄大、友野英俊、ハスミマサオ、長谷川朝二、堀由史、諸岡立身、やまだともカズ
- ナレーション:畑中ふう、アラン・J、Sayoko Kamei
- ABC本社 Gサブ
- P:山田敬文
- デジタル:佐々木匡哉
- 営業:竹野康治郎
- WEB企画協力:GYAO!
- 協力:よしもとブロードエンタテインメント、tv asahi create、森ビル、アイネックス、テイクシステムズ、テルミック、共立、tv asahi service、三交社、俳優座劇場、VALSE inc.、つむら工芸、テレフィット、TOKYO TOWER、ハリウッド美容専門学校、イングス、戯音工房
- 映像提供:読売テレビ
- 協力:テレビ朝日
- 制作:朝日放送テレビ、吉本興業
関連番組
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
朝日放送テレビ(ABCテレビ)では、決勝前週の12月12日に12:55 - 13:55の放送枠でテレビ朝日系列全国ネットでの事前特別番組『超お宝映像で振り返るM-1ランキング』を放送。
2017年から始まった生配信番組『M-1打ち上げ by ストロングゼロ』では、例年は千鳥が幹事(司会)を務めているが、今回のみかまいたちが就任した[16]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 次回大会以降のメインポスターなどにも引き続き使用されている。
- ^ 8人のうち蓮見翔と女性4人の5人編成で出場[6]。
- ^ 前回大会では2回戦のネタが配信されていた。
- ^ 日刊スポーツの記事で「2004年のオリエンタルラジオ以来の準決勝進出」と書かれているが、2005年にバルチック艦隊が準決勝進出しているため、これは誤りである。
- ^ これまでは「ギンヤンマ」時代を含め2回とも1回戦敗退に終わっており、2回戦進出も初めてだった。女性コンビの準決勝進出は2016年のAマッソ以来、5年ぶり。
- ^ サイコロの目は「エントリーナンバー順」「50音順」「アルファベット順」と、それぞれの「逆順」で構成されている。
- ^ 最後の10組目は司会の上戸がくじを引いた。
- ^ ワイルドカード枠により準決勝に追加合格。
- ^ 第12回(2016年)では準決勝敗退だったが、敗者復活戦は欠場していた。
- ^ 決勝進出歴ありだが、準決勝敗退は初。
- ^ 公式サイトなどでは真空ジェシカ、ゆにばーす共に同率6位とされ、出番順で記載されている。例外としてM-1公式サイト内「大会の歴史」ページでは、真空ジェシカが「6位」、ゆにばーすが「7位」と規定に基づく順位で表記されている[12]。
- ^ 漫才協会にも合わせて加入している。
- ^ これまで全体の最高評点を受けたコンビのうち、最も順位の低かったのは第1回(2001年)のキングコング(7位)で、西川きよしが付けた95点だった。
- ^ DVD・配信ではVTR自体がカットされている。
- ^ ただし、長谷川は札幌吉本、渡辺は東京吉本に在籍経験がある。
- ^ 2012年のバイきんぐ。
- ^ 2016年のハリウッドザコシショウ、2017年のアキラ100%。
- ^ 7票×3組の票の組み合わせは7-0-0、6-1-0、5-2-0、5-1-1、4-3-0、4-2-1、3-2-2、3-3-1の8通り。これにより、3-3-1以外の組み合わせが揃ったことになる。
出典
[編集]- ^ “錦鯉が「M-1グランプリ2021」優勝!第17代王者に”. お笑いナタリー. ナターシャ (2021年12月19日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ https://www.asahi.com/sp/articles/ASPDM0FJQPDLPTFC006.html
- ^ “M-1エントリー数、過去最多6017組 初の6000組台 3年連続で最多更新 誕生してから節目の20年”. 中日スポーツ (2021年10月7日). 2021年12月26日閲覧。
- ^ “「M-1グランプリ2021」開催決定、大会の始動告げるライブ配信で麒麟川島MC”. お笑いナタリー. 2022年2月10日閲覧。
- ^ M-1グランプリ [@M1GRANDPRIX] (2021年7月19日). "🏆M-1グランプリ2021🏆 エントリー受付中! 締切は「8/31(火)当日消印有効」です。 東京・大阪会場の後半日程は大変混み合いますので、 お早めのエントリー、出場をご検討ください! よろしくお願い致します!". X(旧Twitter)より2022年2月10日閲覧。
- ^ “『M-1』準々決勝にも進出し話題沸騰中! ダウ90000「演劇とコントの間のちょうどズルいところなんです」”. 週プレNEWS. 2021年11月18日閲覧。
- ^ 日刊大衆編集部. “『M-1グランプリ2021』決勝直前の「とんでもない火ダネ」!「M-1の結果は全部吉本が決めている!」準々決勝でタブーに「大ブッコミしたコンビ」の命運”. 日刊大衆. 2021年12月14日閲覧。
- ^ “NSC現役生の軍艦「女性の方も応援して」04年オリラジ以来の準決勝狙う”. 日刊スポーツ. 2021年11月20日閲覧。
- ^ M-1グランプリ [@M1GRANDPRIX] (2021年11月18日). "🔥M-1グランプリ 準決勝進出者決定🔥 12月2日(木)、決勝の座をかけた戦いに挑むのはこの25組!". X(旧Twitter)より2022年2月10日閲覧。
- ^ “さや香に本音を聞きたい…M-1敗者復活戦あの伝説のネタ“からあげ4”「あれは本気で勝ちにいった?」「負けたけど、めっちゃ暑かった」(3/3)”. Number Web. 2023年3月20日閲覧。
- ^ “『M-1』審査員4年連続同メンバー【歴代一覧あり】 誕生20年のメモリアルイヤーの司会は今田耕司&上戸彩”. ORICON NEWS (2021年11月25日). 2024年12月1日閲覧。
- ^ “大会の歴史”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年12月25日閲覧。
- ^ “M-1ハライチ、ネタ時間4分なのに5分半使って物議 決勝も大幅タイムオーバー「ルール守れよ」”. J-CASTニュース (2021年12月20日). 2022年1月1日閲覧。
- ^ 「オール巨人『M-1』審査員“卒業”へ 上沼恵美子と「約束しました」」『ORICON NEWS』オリコン、2021年12月21日。2022年5月20日閲覧。
- ^ 「上沼恵美子『M-1』審査員に嘆き「おかしいとかいろいろ言われる」「東京はアウェー、皆が敵」」『ORICON NEWS』オリコン、2021年12月20日。2022年5月20日閲覧。
- ^ 「15年戦った2人だからすべてのM-1戦士を労える、打ち上げ配信新司会にかまいたち(動画あり / コメントあり)」『お笑いナタリー』ナターシャ、2021年12月13日。2022年6月10日閲覧。