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KUZIRA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

KUZIRAは、日本メロディックパンクバンド岐阜県出身。PIZZA OF DEATH RECORDS所属。

概要

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大学の軽音部のメンバーで結成された[1]。元々は「わけわかめボーイズ」というバンド名のコピーバンドであった。その後、海外のバンドのツアーに出演する際にKUZIRAに改名した[2]

HEY-SMITH主催のHAZIKETEMAZARE FESTIVALにおいて、HEY-SMITHのボーカルである猪狩秀平の「バンドやろうぜ」という言葉に感化されてオリジナル曲を作り始める。

KUZIRAというバンド名はドラムのふちたくとがクジラを好きだったこと、クジラがクジラにしか聞こえない超音波を発して仲間と意思疏通することから「伝わる人だけに伝えたい」という意味からつけられた[2]。というのは後付け。クジラをバンド名の候補に挙げたきっかけはゴジラだったと末武は語っている[要出典]

活動1年目で2枚のデモCDを自主制作し、どちらも1500枚を超えるセールスを記録した[3]

2018年には初めての全国流通盤となる、ファーストミニアルバム『Deep Down』を発売した[3]

2019年4月より、J-WAVETHE KINGS PLACE』の水曜パーソナリティを担当[4]。これは英語の歌詞で歌うメロディックパンクバンドとしては異例の抜擢であった[4]

2024年10月1日、末武が大麻所持の疑いで逮捕されたことを所属事務所が発表した[5]。これを受け年内に予定されていたライブ出演はすべてキャンセルとなった[6]。12月19日、岐阜地裁多治見支部は、懲役1年の求刑に対し、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を言い渡した[7]

メンバー

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名前 担当 備考
末武竜之介 ボーカル
ギター
作詞作曲担当。現役の看護師でもある。
中学生の時、自宅にあった父親のアコースティック・ギターを触ったことがきっかけでギターを始めた。
高校時代は写真部に所属しており、写真記憶が得意である。影響を受けた曲はELLEGARDENの「Red Hot」だと語っている[1]。好きな小説家は伊坂幸太郎
熊野和也 ベース
コーラス
太っている。家が青い。アニメ好き。味噌カツが好き。好きな女性のタイプは髪が長い、またはおでこを出したラフな格好な子。バスケが好き。
ふちたくと 旧ドラム 寺の息子。苗字のふちがiPhoneで漢字変換されなかったので平仮名にしている。スプーンが好き。髪がピンクだった過去がある。理学療法士の免許を持っている。2021年1月に脱退。
シャー:D 新ドラム 2020年12月頃よりサポートドラマーとして活動。2021年3月に旧ドラマーのふちたくとに代わり加入。
ライブ後には個人のXに「今日の○○(曲名)の俺」と称し、その曲でドラムを叩いている動画を上げることが多い。

作品

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E.P.

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# 発売日 タイトル 形態 規格品番 収録曲
インディーズ
Demo 2017年1月11日 Boy Meets Boy CD DMS-001
  1. Daily Daily
  2. The Weak
  3. Clown
  4. Boy Meets Youth
Demo 2017年8月8日 Sleep Now In The River CD KZR-002
  1. Wing It
  2. Blue
  3. Don’t Hold Me Back
  4. Minority
  5. Box
  6. Castaway
Demo 2017年11月2日 Boy Meets Bobby CD
  1. Daily Daily
  2. The Weak
  3. Clown
  4. Detour
1st 2019年8月7日 Pay The Piper CD RCTR-1083
  1. Backward
  2. The Otherside
  3. Clown
  4. A Sign of Autumn

アルバム

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# 発売日 タイトル 形態 規格品番 収録曲
インディーズ
1st Mini 2018年8月1日 Deep Down CD RCTR-1070
  1. In The Deep
  2. Blue
  3. Snatch Away
  4. Missed My Stop
  5. Detour
  6. Ambivalent Attitude
  7. Muggy
  8. The Weak
  9. Enough For Us
1st Full 2021年5月26日 Superspin CD PZCA-93
  1. Power Bank
  2. Throw Your Cell Away
  3. Spin
  4. Sad(Regrets)
  5. He
  6. The Feeling
  7. Crank In
  8. Together Forever
  9. ByeFor Now
  10. Change
  11. I'm Cool
  12. Under The Snow
  13. Speak Up

出演

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脚注

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  1. ^ a b 注目のメロディックパンクバンド・KUZIRAが『キンプレ』水曜を担当! ファンは心配!?”. J-WAVE (2019年4月8日). 2019年10月25日閲覧。
  2. ^ a b FOMAREとKUZIRA、お互いのバンド名の由来が明らかに”. J-WAVE (2019年5月10日). 2019年10月25日閲覧。
  3. ^ a b Deep Down”. タワーレコード. 2019年10月25日閲覧。
  4. ^ a b c BIOGRAPHY”. KUZIRA OFFICIAL WEB SITE. 2019年10月25日閲覧。
  5. ^ ご報告とお詫び”. PIZZA OF DEATH RECORDS (2024年10月1日). 2024年10月1日閲覧。
  6. ^ “KUZIRA、末武竜之介の逮捕を受けて全ライブ出演キャンセルに”. 音楽ナタリー. (2024年10月2日). https://natalie.mu/music/news/593522 2024年10月27日閲覧。 
  7. ^ KUZIRA、大麻所持で有罪判決 「たくさんの愛を受けた、音楽で返す」看護師辞めバンドに専念”. 岐阜新聞デジタル. 岐阜新聞社 (2024年12月20日). 2024年12月20日閲覧。

外部リンク

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