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hiroyuki chiba

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
hiroyuki chiba
出身地 宮城県仙台市
ジャンル ノイズミュージック即興演奏
活動期間 1986年 -
レーベル eerie noise records

hiroyuki chiba千葉博之1970年5月29日 - )宮城県仙台市出身。日本のノイズアーティスト。ノイズレーベルeerie noise records[1]の創立者兼オーナー。ドラマーとしてキャリアをスタート。ノイズアーティストとしての活動は2011年から。[注釈 1]。 カットアップという手法でノイズミュージックの追及を始めた。

経歴

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ドラマー

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11歳からドラムを始める。1983年から1987年ドラムを学ぶ[注釈 2][注釈 3] 1988年から宮城県仙台市にてドラマーとして演奏活動を開始。

1992年の上京後[注釈 4]チバ大三らとスリーピースロックバンド、イロケクラゲに参加[注釈 5]。3年ほどの活動を経てバンドを脱退後多くのアーティストとの即興演奏のセッションに参加[注釈 6][注釈 7]2000年から2006年にかけて楽典を学ぶ[注釈 8]。この時期は現代美術暗黒舞踏などを好み、JohnZone武満徹ジャスパー・ジョーンズ多田正美らの影響を受ける。2010年にチバ大三らと即興演奏ユニットチバチバイトウ[2][注釈 9]を結成。その後銅鑼やメタルパーカッション、ロートタム等を使用して即興演奏を開始[注釈 10]

ノイズミュージシャン

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2011年

ノイズDUO原色文学を結成。数回のライブを行いスタジオ録音作のCDRをリリース。

2015年

ワンマンライブを決行。この日はじめてハーシュノイズを披露した。

2016年

eerie noise records[3]を設立。レーベル名は奇妙なノイズという意味。この時期からカットアップノイズを演奏している。初ソロ作品ROTING MACHINEの制作を行う。この時期に影響を受けたのはアーティストはFacialmess[注釈 11]

2017年

岩手みちのくノイズジャンボリー[4]参加。このイベントではじめてカットアップノイズを披露した。Harsh Noise London(UK)のオーナーから海外アーティストをeerie noise recordsで紹介してほしいという話がありANIMAL MACHINE やGEN26、RAVEN作品をリリースする。自身の作品もHarsh Noise Londonからリリースとなる。

2018年

スペインのGyakusatsu[注釈 12]、BRUTAROMANIA、Tube Tentacles japanツアー[注釈 13]東京公演のオーガナイズを行う。2017年にeerie noise recordsからリリースしたTube Tentacles/hiroyuki chiba split cassetteが2018年WIRE MAGAZINEUK)のレビューに掲載された[5]。仙台市のライブハウスイベントに初出演。芸術家の多田正美とコラボレーション[6][注釈 14]双ギャラリー仙台バードランドにて行う。同年、自身のレーベルからブラジルのノイズアーティストGOD PUSSYのCDをリリース[注釈 15]。また、ロシアのノイズアーティスト.NYCTALOPS.[注釈 16]とのsplitをリリース。

2019年

TURBOHALER[7](fromNorway)の仙台公演のオーガナイズを務める[注釈 17]ポーランドのノイズアーティストPURGISTMAAAA[注釈 18]japan tour仙台公演のオーガナイズを務める。イギリスのノイズレーベルHarsh Noise LondonからRecycled Tape Series #15: Cloveがリリース。スロバキアの老舗レーベルDEBILA RECORDS[8]からOgata Tetsuo / Hiroyuki Chiba - Split tape (Recycled, 2019)がリリース。2019年ルインズ仙台公演[9]のオープニングアクトを務める[注釈 19]。シンガーさがゆきの仙台公演を企画[注釈 20]吉田達也遠藤一元[注釈 21]らとコラボレーションイベントを行う[10][注釈 22]ノイズ界の大御所MACRONYMPHAとのsplitをリリース。Hugo Esquinca japan tour in sendaiに出演。

2020年

岩手県にて自身主催のノイズイベントを開催。Tribe Tapes[11](US)からI AM MY OWN STRANGER HIROYUKI CHIBA / GREATHUMOUR[注釈 23][12]がリリース。LIKE WEEDS の仙台公演を開催した[13][注釈 24]スイスのレーベルBAMrecordsNOIZのライブ配信イベントに出演した。[14]

2021年

日本を代表するノイズアーティストK2とのsplitをリリース。[注釈 25]この作品は2ヴァージョン存在し、Ver.1はeerie noise recordsから、Ver.2はスペインのMarbre Negreからリリースされた(タイトルは "split hiroyuki chiba /K2")。

主な共演者

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吉田達也.さがゆき.多田正美.チバ大三.Utku Tavil.PURGIST.MAAAA.遠藤一元.Kenny sanderson.akio JAMES .T MIKAWA.Rudolf Eb.er.松本健一

ディスコグラフィー

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発売日 タイトル 備考
2011 RGB/原色文学 hiroyuki chiba + Takehiro Ono (noise guitar)
2016 ROTING MACHINE
2017 OS[注釈 26]
5 MINUTES PERFORMANCE SERIES NO1[15][注釈 27]
ANIMAL MACHINE / HIROYUKI CHIBA SPLITS 5 MINIUTES PERFORMANCE SERIES NO.2[注釈 28]
GEN 26[16] / HIROYUKI CHIBA – 5 MINUTES PERFORMANCE SERIES NO.3
"NO LIGHT AT THE END OF THE TUNNE/RAVEN (cs) eerie noise records
5 minutes performance series no.4 - Industria Masoquista / maitadaisuke split (cs) eerie noise records
Necromancy/ELMA (cs) eerie noise records
2018 Jay Randall and scum Collaboration tape "Q F D eerie noise records
HIROYUKI CHIBA / TUBE TENTACLES SPLIT
FLIPPIN IDIOTS[17] / HIROYUKI CHIBA" SPLIT
God Pussy "Vivissecção" (CD) eerie noise records
LIVE AT THE EMPTY ROOM/ANIMAL MACHINE eerie noise records
RAVEN / FecalVomit split (cs) eerie noise record
2019 RECYCLED TAPE SERIES #15 CLOVE HARSH NOISE LONDON
NOISE MUSIC FOR CAPITAN MOU CAPITAN MOU[注釈 29][18]
.NYCTALOPS./ HIROYUKI CHIBA SPLIT
STONEWOMB AND ELAINE / DAVID RAMOS (DAWIN) AND "PAIN CHAIN[19][注釈 30] / HIROYUKICHIBA"(CS×2)
2020 OGATA TETSUO / HIROYUKI CHIBA - SPLIT TAPE Debila Records
GYAKUSATSU / HIROYUKI CHIBA SPLITS
REMISSION V/A Solitary Machine Records
MASON / HIROYUKI CHIBA SPLIT
QR-V/A#02 QUARANTINE REPORT[注釈 31] Quarantine Report
HIROYUKI CHIBA / MACRONYMPHA SPLIT (CS)
I AM MY OWN STRANGER HIROYUKI CHIBA / GREATHUMOUR Tribe Tapes
HIROYUKI CHIBA LIVE AT SENDAI[注釈 32]
DIVISION FRACTURE / HIROYUKI CHIBA SPLIT (CS)[注釈 33]
2021 HIROYUKI CHIBA / K2 SPLIT (CS)
THE BLOOD OF ANCIENT GODS VOL. 1 V/A[20] humanhood recordings
HIROYUKI CHIBA'S COLLABORATION ARCHIVE BY HIROYUKI CHIBA AND FRIEND[注釈 34][21]
EXPERIMENTAL MUSIC DUE TO TAPE DETERIORATION
ROTING MACHINE(reissue)
split hiroyuki chiba /K2[注釈 35] Marbre Negre
NOW AND THEN BY HIROYUKI CHIBA / GEN26[注釈 36]

脚注

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注釈

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  1. ^ hiroyuki chiba プロフィール
  2. ^ ジャズ系とロック系の2人に師事。
  3. ^ 使用楽器はPearl社の赤いドラムセット(型番不明)10tom/12TOM/Ft16/BD22/SD/シンバルはHH/ライド/クラッシュの基本セット
  4. ^ hiroyuki chibaはこの時期音響会社へ入社し、主にPAと録音の業務についている。1992年から2006年まで東京都在住。
  5. ^ チバ大三ギターボーカル.ベーシスト.hiroyuki chibaはドラムを担当。
  6. ^ この時期のセッションパートナーはパンフルート奏者ウォルティブヘリ。
  7. ^ この時期の使用楽器はTAMA STAR CLASSIC.BD18 TT8 TT10 FT14 SD14.ROOT TAM/GONGBASS/
  8. ^ この時期hiroyuki chibaはライブ活動はしていないが作曲をしている。デモテープも存在する。
  9. ^ チバチバイトウとはギターとパーカッションとダンサーとのユニット。
  10. ^ この時期の使用楽器はスプリングドラムや電動肩もみ器、銅鑼、ロートタム、ゴングバスなど。
  11. ^ FacialmessとLIKE WEEDSは同一人物のユニット.hiroyuki chibaは後にLIKE WEEDSを仙台へ招致する。
  12. ^ Gyakusatsuは スペインのノイズレーベル Marbre Negreのオーナー。[1]
  13. ^ この公演は江古田フライングティ-ポットで開催された。他の演者はhiroyuki chiba.scum.ガバメントアルファ
  14. ^ 多田正美とhiroyuki chibaのコラボレーション。東京都双ギャラリーと仙台市バードランドで開催された。
  15. ^ この当時hiroyuki chibaはGodPussyにBOSS社のHYPERFUZZをプレゼントしている。
  16. ^ .NYCTALOPS.とのコラボレーションがhiroyuki chibaの演奏に非常に影響を与える。使用機材も.NYCTALOPS.に近い。
  17. ^ このイベントではTUBOHARLERのutkuとhiroyuki chibaのセッションを行った。
  18. ^ PURGIST/MAAAA/hiroyuki chibaのセッションの記録がある
  19. ^ hiroyuki chibaのパフォーマンスを見た吉田達也がオファーをした。
  20. ^ この公演ではさがゆきの誘いで突如即興演奏を行っている。この時hiroyuki chibaは楽器を持っていなかった。
  21. ^ 後にhiroyuki chibaは遠藤一元に機材作成の依頼をしている。また電源やケーブルなどについてもたくさんの質問をしている。
  22. ^ 吉田達也 + 遠藤一元 + 千葉博之が各ソロ + デュオ + トリオでのライヴ・セッションを開催 | AVE | CORNER PRINTING (ave-cornerprinting.com)
  23. ^ 詩人Anne Sextonのポエントリーリーディングを題材に音源を製作してほしいとの依頼があり製作された。
  24. ^ イベントタイトルはLIKE WEEDS live at sendai.LIKE WEEDS/hiroyuki chibaのセッションの記録も残されている。この時の対バンに仙台の伝説のバンドobsも招待している。
  25. ^ 二人のコラボレーション企画は2016年頃から話が進んでいた。hiroyuki chibaが当時K2に送った音源はノイズではなく即興で録音されたもの。
  26. ^ OSとはオペレーティングシステムの他、骨という意味。
  27. ^ 5 MINUTES PERFORMANCE SERIESは五分のノイズミュージックを収録する企画。Vol.1は廃盤。
  28. ^ この作品5 MINUTES PERFORMANCE SERIES No.2も現在廃盤
  29. ^ [2]アルゼンチンのノイズレーベル
  30. ^ PAIN CHAINはアメリカの女性ノイズアーティスト。Mutual Aid recordsのオーナー。
  31. ^ BrazilのレーベルQuarantine ReportによるVA
  32. ^ 2019年PURGISTとMAAAAの仙台公演とルインズ仙台公演で演奏したパフォーマンス音源を収録している。
  33. ^ この作品以降eerie noise recordsのアートカバーは黄色と黒に統一される。
  34. ^ Utku Tavil. PRUGIST. MAAAA. KENNY SANDERSONとhiroyuki chibaがライヴで演奏したセッションが収録されている。
  35. ^ HIROYUKI CHIBA / K2 SPLIT (CS)のヨーロッパバージョン。収録されている内容はHIROYUKI CHIBA / K2 SPLIT (CS)と同様だがアートカバーとタイトルが別。
  36. ^ この作品は2017年にリリースしたGEN 26 / HIROYUKI CHIBA – 5 MINUTES PERFORMANCE SERIES NO.3のリイシューと新作を収録した作品。

出典

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  1. ^ eerie noise records site”. 2021年9月28日閲覧。
  2. ^ チバチバイトウ”. 2021年9月30日閲覧。
  3. ^ eerie noise records bandcamp”. hiroyuki chiba. 2021年10月9日閲覧。
  4. ^ ノイズジャンボリー公式ツイッター”. 2021年10月9日閲覧。
  5. ^ WIRE MAGAZINE”. 2021年9月20日閲覧。
  6. ^ #3 July22,2018 Hiroyuki Chiba+Masami Tada”. 2012年9月26日閲覧。
  7. ^ turbohaler”. 2021年9月27日閲覧。
  8. ^ DIY label from Slovenia Fucking with your eardrums since 1995”. 2021年9月25日閲覧。
  9. ^ RUINS東北TOUR 2019”. 2021年10月1日閲覧。
  10. ^ 吉田達也 遠藤一元 千葉博之 Noise Session”. 2021年9月26日閲覧。
  11. ^ tribetapes”. 2021年9月25日閲覧。
  12. ^ i-am-my-own-stranger”. 2021年9月25日閲覧。
  13. ^ LIKE WEEDS LIVE AT SENDAI”. 2021年10月1日閲覧。
  14. ^ BAM records NOIZ イベント”. 2021年10月9日閲覧。
  15. ^ 5 MINUTES PERFORMANCE SERIES NO1”. 2021年10月3日閲覧。
  16. ^ gen26”. 2021年10月2日閲覧。
  17. ^ flippinidiots”. 2021年10月2日閲覧。
  18. ^ capitanmou”. 2021年10月2日閲覧。
  19. ^ painchain”. 2021年10月6日閲覧。
  20. ^ Humanhood-Recordings”. 2021年10月8日閲覧。
  21. ^ hiroyuki chiba's collaboration archive”. 2021年10月3日閲覧。

外部リンク

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