HiFiMAN
現地語社名 | 海菲曼(天津)科技有限公司 |
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ラテン文字名 | HiFiMAN |
種類 | 非公開会社 |
業種 | 音響機器製造 |
事業分野 | 製造業 |
前身 | Head-Direct |
設立 | 2005年 |
創業者 | 边仿 (Bian Fang) |
本社 | 、 |
主要人物 | 边仿 (創業者・CEO) |
製品 | 高級オーディオ |
ウェブサイト | hifiman.com |
脚注 / 出典 設立から2011年までは、アメリカ合衆国で運営されていた。工場設立を機に会社ごと中国・天津へ移転。 |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒110-0016 東京都台東区台東2丁目26-4大坂ビル3F 北緯35度42分12.6秒 東経139度46分35.8秒 / 北緯35.703500度 東経139.776611度座標: 北緯35度42分12.6秒 東経139度46分35.8秒 / 北緯35.703500度 東経139.776611度 |
設立 | 2015年10月7日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 3010501038642 |
代表者 | 边仿(取締役) |
外部リンク | https://hifiman.jp/ |
HiFiMAN(ハイファイマン)は、中華人民共和国の高級オーディオ機器製造メーカー。ヘッドフォンやアンプ、携帯音楽プレーヤーなどを製造している。HiFiMANは、特にヘッドフォン製品で著名である。当初はHiFiMANではなくHead-Direct(ヘッド=ダイレクト)のブランド名の下、製品展開していたが、現在はHiFiMANに統一されている。
2015年に日本法人として、株式会社HIFIMAN JAPANを設立している。
歴史
[編集]2005年末に、边仿(Bian Fang)によって立ち上げられた。立ち上げ時点では、ヘッド=ダイレクト(Head-Direct)の名前で運営されており、公式ウェブストアとヘッド=ファイ(Head-Fi)の双方で活動していた。HiFiMANのブランド名を使用し始めたのは2007年のことであった[注釈 1][1][2]。2010年には、中華人民共和国に小規模な工場を建設、稼働を開始し、2011年には同じく中華人民共和国・天津市へと会社を移転させた[3]。
初期の製品と開発
[編集]HiFiMAN初期の平面磁界型ヘッドフォンの一つにHE5と呼ばれるモデルがある。加工にかかるコストを度外視し、HE5のイヤーカップを木材で製造することを決定した。この木材は、その品質を示していると見なされると共に、HiFiMAN HE5をハイエンドヘッドフォンとして打ち出す助けにもなったと推察された。しかしながら、その小規模で限られた活動では、大規模な製造ラインを構築することは困難であった。更に悪いことに、この木製のイヤーカップのひび割れが発生し、多くの苦情が寄せられる事態となった。
それからHE5は、HE5LEに置き換えられ、こちらでは木製のイヤーカップ部分がより安価なプラスチック製の物にへと変更された。この製品デザインは、これから続いていくHiFiMANの平面磁界型ヘッドフォンの最初期の先駆者となった。
平面磁界型ヘッドフォンは低感受性のために高出力のアンプを必要とした。このようなアンプは当時でも極少数が市場に出回っていたが、このような状況から、HiFiMANはアンプ製造にも参入し、EF5や最終的にEF6というモデルの販売につながった。ところが、これらのアンプは、信頼性の問題に直面し、市場の評価を得ることはできなかった。
製品
[編集]HiFiMANはヘッドフォンや携帯型音響機器の設計製造を行っており、 HE-5、HE-5LE、HE-6、HE-500、HE-400といった製品がある。また、イヤフォンやインイヤーモニター(In Ear Monitors, IEM)としてRE-0、RE-252、RE2000がある。2009年には、HiFiMANは最初の真の高級携帯音楽プレーヤーとして、HM-801を発売した。その後も、より小型のものをSupermini、大きなものをHMシリーズとして製造を続けている。HiFiMANは、製造する音楽プレーヤーやイヤフォン、ヘッドフォンについて、3.5mmプラグを用いた平衡接続を標準とする試みを行っている。
HiFiMANは、特に有名な平面磁界型ヘッドフォンだけでなくインイヤー型イヤフォンのドライバー製品も著名である。
受賞
[編集]HiFiMAN製品の中でも、HM-700[4]や、HM-901[5][6]のような製品、[7][8]のようなフルサイズのヘッドフォン、RE-400[9][10]や、RE-600/RE-600sを含むイヤフォン、EF-2A[11]やEF-6[12]のようなアンプといった製品は、様々な賞を受賞している。
- HE-560: Audio Excellence Award (Phileweb) (2015年)[13]
- HE-560: CES Innovations Design and Engineering Awards (2015年)[14]
- HE-560: CES Editors’ Choice Award Winner (2014年)
- RE-600: EXC!TE Award Winner (2014年)[15]
- HE1000: Soundstage! Product of the Year 2015
- HE1000: HEADPHONE.GURU Product of the Year 2015
- HE400S: HEADPHONE.GURU Writers Choice Award 2015
- HE400i: Stereoplay Magazines Golden Ears 2016
- HE1000: hifi+ Cost No Object Headphones 2016
- HE1000 v2: TAS Editors' Choice Award 2017
- Edition X v2: CES Innovation Award Honouree 2017
- HE1000 v2: European Design Product Award 2017[16]
- Susvara: Headfonics Best Open Headphones 2017
注釈
[編集]脚注
[編集]- ^ “Headphones & portable audio” (英語). HIFIMAN.com. HIFIMAN Corporation. 2024年9月10日閲覧。
- ^ “会社概要”. HIFIMANJAPAN Online Store. 株式会社HIFIMAN JAPAN. 2024年9月10日閲覧。
- ^ "An Interview with Fang Bian of HiFiMAN Electronics" Audio-Head. Retrieved 2014-1-24.
- ^ "HiFiMAN HM-700: A Slick Portable Music Player For Audiophiles" Truly Gadgets. Retrieved 2014-1-24.
- ^ "HiFiMan Readies $1,000 Portable Music Player" Twice. Retrieved 2015-1-24.
- ^ "This ultimate portable music player will make your ears jump for joy" CNET. Retrieved 2014-1-24.
- ^ "HiFiMan HE-560 Headphones" Reviewed. Retrieved 2015-1-24.
- ^ "EXCLUSIVE RECAP: CES INNOVATION HONOREES HOT GADGETS" The Unbiased Writer. Retrieved 2015-1-24.
- ^ "Audiophile earphones for less than $100" CNET. Retrieved 2014-1-24.
- ^ "Review" Audiopolitan. Retrieved 2015-1-24.
- ^ "HiFiMAN EF2A Headphone Amp: Style & Power" JamBase. Retrieved 2014-1-24.
- ^ "The EF6 from Hifiman" Headfonics. Retrieved 2014-1-24.
- ^ "Audio Excellence Awards 2015" Retrieved 2015-1-24.
- ^ “2015 CES Innovations Awards”. CES. 2015年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月24日閲覧。
- ^ “2014 EXC!TE Awards”. Technology Integrator. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月24日閲覧。
- ^ "Audiophile Headphones" "Audiosolace". Retrieved 2020-9-04
外部リンク
[編集]- HiFiMAN Japan Offical site
- HiFiMAN Electronics Official site
- Head-Direct Official site