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Google ドキュメント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Googleドキュメントから転送)
Google ドキュメント
(Web版)
提供元 Google
種別 ワープロソフト
ウェブサイト workspace.google.com/intl/ja/products/docs/
Google ドキュメント
(モバイル版)
開発元 Google
対応OS iOS 16以降、iPadOS 16以降、Android
種別 ワープロソフト
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト App Store
Google Play
テンプレートを表示
Google ドキュメント
(ChromeOS版)
開発元 Google
対応OS ChromeOS
種別 ワープロソフト
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト Chromeウェブストア
テンプレートを表示

Google ドキュメント(グーグル ドキュメント、: Google Docs)は、Googleが提供する文書作成ソフトウェアである。Google ドキュメントは、ウェブブラウザAndroidiOS/iPadOSChromeOSで利用できる。Microsoft WordOpenDocumentのファイル形式も扱える[1]

大半の機能は無償で利用可能だが、一部のプレミアム機能は有償契約(Google OneGoogle Workspace)のフリーミアムとなっている。

Googleのサービスには他に、Google スプレッドシートGoogle スライドGoogle 図形描画Google フォームGoogle SitesGoogle Keepなどがある。

特徴

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ドキュメントはGoogleのサーバ上に保存されるが、他形式とのインポート・エクスポートも可能。Google ドキュメント形式でのインポート・エクスポートは行えないので、ローカルに保存したりバックアップを取ることはできない。縦書きには対応していない。保存した時点でフォーマットが失われるため取り出した文章も横書きのままである。Google Chromeを使いかつ、設定を変更することにより、オフラインでの編集は可能である。他のユーザとのドキュメント共有をサポートしている。WindowsmacOSLinuxiPadOS/iOSなど、様々なOSから利用できるメリットもある。

WYSIWYGによるブラウザ上でのワープロ文書作成が可能。

ファイルはMicrosoft Word形式 (.doc)、リッチテキスト (.rtf)、ODF (.odt)、PDF (.pdf)、テキストファイル (.txt)、HTML形式 (.html) で保存できる。

ドキュメントのサイズは最大1,024,000文字、ページ数やフォントサイズは関係なく、50MBまで[2]

Google ドキュメントから直接ブログに投稿する機能もある。

沿革

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ワードプロセッサ機能はUpstartle社によって開発されたWritelyという製品を元としている(Upstartle社は2006年3月9日にGoogleによって買収された)。一方、スプレッドシートは2006年6月6日にGoogleがベータ版として公開。同年10月11日にワードプロセッサとスプレッドシートが統合され Google Docs & Spreadsheets となった。2007年9月18日にプレゼンテーション機能が追加され、Google ドキュメントに改名された。2009年7月6日、ベータ版表記が外れて正式版となった。[3]

  • 2006年
    • 3月 - Google、Upstartle社を買収
    • 10月 - 「Google Docs & Spreadsheets」としてワープロと表計算機能を統合
  • 2007年
    • 1月 - Gmailと連携し、Microsoft Wordの添付ファイルを直接オープン可能に
    • 2月 - ドイツ語フランス語中国語など対応言語を11言語追加。Google Appsで利用可能に
    • 3月 - 日本語に対応
    • 6月 - トップページのデザインを変更、フォルダによる分類を導入
    • 7月 - フィンランド語チェコ語タイ語など対応言語を10言語追加。ドキュメント一覧での整列や非表示が可能に
    • 10月 - モバイル版が登場。対応言語を13言語追加、計38言語に
  • 2008年
    • 2月 - スプレッドシートにフォーム作成機能追加。アラビア語ヘブライ語に対応
    • 3月 - オフライン編集機能を提供開始。ベンガル語など対応言語を8言語追加、計48言語に
  • 2009年7月 - 正式版に昇格
  • 2010年1月 - ファイルアップロード機能がリリースされる。1GBまで無料で利用できる。
  • 2024年6月24日、有償契約者のプレミアム機能として、Google ドキュメント内でGeminiが利用可能になった[4]

脚注

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関連項目

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外部リンク

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