GRB 090429B
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GRB 090429B | |
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星座 | りょうけん座 |
分類 | ガンマ線バースト |
発見 | |
発見日 | 2009年4月29日 |
発見者 | スウィフト[1] |
発見方法 | 自動検出 |
位置 元期:J2000.0 | |
赤経 (RA, α) | +32° 10′ 14.6″[2] |
赤緯 (Dec, δ) | 14h 02m 40.10s[2] |
赤方偏移 | 9.4[1] |
見かけの距離 | 132億 光年[3] |
実際の距離 | 312億 光年[3] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
GRB 090429Bは、りょうけん座の方向に発見されたガンマ線バーストである[1]。
距離
[編集]GRB 090429Bは2012年現在、最も遠い場所で見つかったガンマ線バーストである[1]。地球からの見かけの距離は132億光年離れており、宇宙誕生から5億年経った頃に発生した事にある。実際には宇宙空間が膨張しているので、それを考慮した距離は312億光年となる[3]。これは、このバーストのわずか6日前に発見されたGRB 090423(z=8.2)より11億光年遠く、1億年古い事になる。
GRB 090429Bは、2009年4月29日発見当時で「最も遠い天体」になるはずであった。しかし、距離が確定し、発表されたのは2011年5月25日であった[1]。そのため、本来はGRB 090429Bよりも近い距離にあるGRB 090423(z=8.2)とUDFy-38135539(z=8.55)がそれぞれ「最も遠い天体」となり、GRB 090429Bの距離が確定した頃にはUDFj-39546284(z=10.3)が発見されたため、「最も遠い天体」という称号がつく事はなくなった。しかし、GRB 090429Bは未だ「最も遠いガンマ線バースト」という称号は維持している。
観測
[編集]GRB 090429Bは、スウィフトによって5秒間のバーストが観測され、その後3時間以内にジェミニ天文台によって残光が観測された。ジェミニ天文台の画像では、宇宙空間を長距離移動した事により、可視光が水素によって吸収されたため、赤外線による際立った赤色の点として観測された[1]。