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GM大宇・アルフェオン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
GM大宇・アルフェオン
フロント
リア
コクピット
概要
販売期間 2010年-2015年
ボディ
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 FF
パワートレイン
エンジン 2.4L 直4 SIDI
3.0L V6 SIDI
最高出力 185PS/6.700rpm(2.4L)
263PS/6.900rpm(3.0L)
181PS/6.700rpm+モーター(17.6kw≒24PS、eアシスト)
最大トルク 24.0kgf·m/4.900rpm(2.4L)
29.6kgf·m/5.600rpm(3.0L)
23.8kgf·m/4.900rpm(eアシスト用2.4L)
変速機 6速AT
前: ストラット
後: 4リンク(3.0L)/Hアーム(2.4L、eアシスト)
前: ストラット
後: 4リンク(3.0L)/Hアーム(2.4L、eアシスト)
車両寸法
ホイールベース 2,837mm
全長 4,995mm
全幅 1,860mm
全高 1,510mm
その他
動力用主電池 リチウムイオン電池(eアシストのみ)
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アルフェオンALPHEON 、알페온)は韓国の自動車メーカー、韓国GM(GM KOREA)がかつて販売していた高級車である。2010年の発売当時は会社がGM大宇だったため、当項の表題では「GM大宇・アルフェオン」となっているが、後半は「アルフェオン」とだけ表されることが多かった(理由は後述)。韓国国内ではキア・K7ルノーサムスン・SM7と同じ準大型車に分類される。

概要

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ベリタスの後継車種として2010年4月の釜山モーターショーにおいて初公開された[1]。 ”A”をモチーフにしたエンブレム[2]などといった細部こそ違うものの、車自体は2009年北米でデビューした2代目ビュイック・ラクロスバッジエンジニアリングである。 エクステリアインテリアのデザインはGMの北米と中国部門が連携。シャシとエンジンは欧州部門(オペル)が担当という、3つの地域にまたがって開発されたGMの世界戦略車である。

尚、韓国GMに社名変更以降も同社のフラッグシップを強調する理由上シボレーブランドを冠することなく、ヒュンダイ・ジェネシス同様、CIエンブレムを一切装着しない手法を採り入れ「アルフェオン」というひとつのブランドとして販売されていた。

メカニズム

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ボディサイズは全長×全幅×全高=5,003x1,858x1,497mm(市販仕様は4,995x1,860x1,510mmに変更)で、ホイールベースは2,837mmとかなり大柄である。

エンジンは3.0Lと3.6L(280PS、36.1kgm)のV型6気筒SIDIを採用し、ラクロスに設定されている直列4気筒・2.4Lは用意されない予定だったが、市販時には3.6Lは設定されず、3.0Lと2.4L(ともにSIDIを採用)の2本立てとされた(なお、3.6Lはベリタスに搭載されていたユニットと基本的に同一だが、出力が若干上げられていた)。

2011年にはハイブリッド仕様の「eアシスト」も登場。システムとしては、駆動モーターの出力をベルトを介してエンジンに伝達する方式を採用。2.4L・SIDIエンジンに17.6kWの電気モーターと高性能リチウムイオンバッテリーを組み合わせることで従来のエンジン性能に加え、最高23.9馬力のモーターを搭載することで、加速や登坂での性能を2倍としている。なおeアシストは税制上の優遇を受けることができる。

トランスミッションはeアシストも含めたすべてのモデルに6ATが組み合わせられる。

初代 (2010年-2015年)

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  • 2010年8月31日 - 発表。8エアバッグや12ウェイ運転席パワーシート、Infinity製オーディオシステム、ESC、アクティブヘッドレスト、19インチアルミホイール、LEDを多用した各レンズ類ならびにインテリア、大型パノラマサンルーフ、電動格納式リヤサンシェードなど準大型車クラスにふさわしい装備を備えている。ラクロスのバッジエンジニアリングという位置づけだが、生産は仁川にある富平工場で行われる生粋の国産車である。但し、単にラクロスのGM大宇版としただけではなく、韓国人ユーザーの嗜好に合わせ様々な部分に改良を施している。発表時、ライバルとしてレクサスES350現代グレンジャーキアK7などを挙げ[3]、CMにおいても先述のレクサスESやアウディ・A6BMW・5シリーズが走行中にアルフェオンに変化してしまうなど、国産車のみならず、輸入車をもターゲットとしていることを感じる内容となっている。
  • 2011年10月27日 - 韓国の準大型車初となるハイブリッドカー「アルフェオンeアシスト」を発表。11月1日より発売を開始。
  • 2015年12月 - インパラに後を託す形で販売終了。これにより、ダマスとラボを除き、韓国で販売される車両のすべてがシボレーブランドとなった。

車名の由来

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「根本的な」「最も重要な」という意味の英語の「Alpha」と 「永劫(えいごう)の時間」を意味する「Eon」を掛け合わせた造語で、「永遠の名誉と評判を受けるプレミアムセダン」という意味を込めて命名。

外部リンク

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脚注

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