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FCバレイン下関

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FCバレイン下関
原語表記 FCバレイン下関
呼称 FCバレイン下関
愛称 バレイン
クラブカラー   群青
 
創設年 2006年
所属リーグ 中国サッカーリーグ
ホームタウン 山口県下関市
ホームスタジアム 乃木浜総合公園天然芝グラウンド[1]
セービング陸上競技場[1]
収容人数 5,000(乃木浜天)
23,939(SV下関)
運営法人 一般社団法人ウエストネーション下関SC[1]
代表者 日本の旗 福原康太
監督 日本の旗 山根一真
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
一般社団法人ウエストネーション下関SC
設立 2019年2月4日
所在地 山口県下関市松屋本町3丁目1139番地1
北緯34度3分10.4秒 東経131度3分16秒 / 北緯34.052889度 東経131.05444度 / 34.052889; 131.05444座標: 北緯34度3分10.4秒 東経131度3分16秒 / 北緯34.052889度 東経131.05444度 / 34.052889; 131.05444
法人番号 3250005008473
活動地域 山口県下関市
活動内容 サッカークラブの運営
ウェブサイト http://fcbaleine.jp/
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FCバレイン下関(エフシーバレインしものせき、FC Baleine Shimonoseki)は、山口県下関市を本拠地とする社会人サッカークラブ。Jリーグ加盟を目指すクラブの一つである[2]

概要

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下関市サッカー協会は独自の社会人サッカーリーグとして「下関市サッカーリーグ」を運営していたが、同リーグは日本サッカーのリーグ構成のカテゴライズからは外れたリーグであり、同リーグに参加しても日本サッカー協会 (JFA) の主管する大会には参加できなかった。こうした状況を踏まえ、下関市サッカー協会がJFA主管リーグへの参画(当面は最下位カテゴリーである山口県社会人サッカーリーグへの参戦)のために下関市社会人リーグから選抜された選手を中心に2006年に発足したのが本クラブである[3]。ホームスタジアムは乃木浜総合公園天然芝グラウンド下関市営下関陸上競技場 (セービング陸上競技場)である[1]

バレイン(Baleine)はフランス語で「クジラ」を意味し、下関がかつて捕鯨基地であったことや名産品から由来する[1]。マスコットキャラクターはマッコウクジラをモチーフとした「マッコー」[4]。青色をした体にBaleineの文字と、頭に背番号ではなく頭番号として10と書かれている[1]。チーム所在地の下関市は、かつて同じくクジラが由来のチーム名の大洋ホエールズ(現在の横浜DeNAベイスターズ)が本拠地を置いていたことでも知られる。

歴史

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山口県リーグ時代(2006年 - 2018年)

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2006年
県リーグ4部からのスタート。Bブロック2位の成績。
2007年
県リーグ4部Bゾーン8戦無敗で優勝。
山口県サッカー選手権大会(兼天皇杯県予選)でベスト4へ進む。
2008年
3月の野上杯争奪サッカー大会ではベスト4でレノファ山口FCに敗れ、短期的目標である県1部への飛び級昇格がここで断たれる。
県リーグ3部Bゾーンで全勝優勝。
2009年
野上杯争奪サッカー大会準優勝。
県リーグ2部Bゾーンで1位。上位決定戦ではAゾーン1位のFC OPAに敗れたため総合2位で終了。
入替戦は1部5位の岩国SCに3-1で勝ち、次年度の県1部昇格を決める。
2010年
ユニフォームを変更し、西中国信用金庫をはじめとした地元企業のスポンサーネームが入る。
新潟県で行われた第17回全国クラブチームサッカー選手権大会で3位に入賞。
2011年
野上杯争奪サッカー大会優勝。山口県サッカー選手権大会ベスト4。
県リーグ1部優勝(7クラブ)。中国地域県リーグ決勝大会は1回戦で敗退。
2012年
山口県サッカー選手権大会ベスト4。第19回全国クラブチームサッカー選手権大会に下関市代表として出場。
県リーグ1部5位(6クラブ)。県リーグ入替戦、2部2位のLeo SCに3-1で勝利し、1部残留を決めた。
2013年
野上杯争奪サッカー大会準優勝。山口県サッカー選手権大会ベスト4。
2014年
ユニフォームカラーを緑から群青へ変更。
野上杯争奪サッカー大会準優勝。山口県サッカー選手権大会ベスト4。
県リーグ1部2位(6クラブ)。
レノファ山口FCから福原康太をレンタル移籍で獲得する。
2015年
福原康太が完全移籍、船津佑也を選手兼コーチとして迎え入れた。
県リーグ1部2位(8クラブ)。2度目の中国地域県リーグ決勝大会出場も1回戦でSC鳥取ドリームスに延長の末敗れる。
2016年
山口県サッカー選手権大会には第4シードで出場しベスト4(優勝した徳山大学に敗れる)。
県リーグ1部を無敗で制し(6クラブ)、3度目の中国地域県リーグ決勝大会出場。
2017年
選手兼ヘッドコーチを務めた船津佑也と、監督を務めた大西秀典が退団。監督には福原康太が選手・GM兼任で就任した。
県リーグ1部で連覇。3年連続4度目の中国地域県リーグ決勝大会出場。
2018年
県リーグ1部で3年連続優勝。中国地域県リーグ決勝大会Aブロックを制して、2019年からの中国サッカーリーグ昇格を決めた。

中国リーグ時代(2019年 - )

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2019年
監督兼GMの福原康太が勇退し、クラブの代表に就任。監督に元ツエーゲン金沢監督の森下仁之が就任。
運営法人として「一般社団法人ウエストネーション下関SC」設立。
中国サッカーリーグ4位(10クラブ)。
2020年
森下が監督を退任して、GMの福原がGM兼任で監督に就任(復帰)。新加入選手は、第99回天皇杯に出場した元徳山大学FW西田憲誌朗が入団。
リーグ戦が中止となり、代替大会「CSL Championship2020」(C-1)に参戦。グループリーグを首位通過し決勝まで勝ち進むが、決勝でSRC広島に敗れて準優勝となり、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2020(地域CL)進出を逃した。一方、山口県サッカー選手権大会では悲願の初優勝を果たし、第100回天皇杯に初出場(初戦で福山シティFCに敗戦)。
2021年
GM兼監督の福原がGMに専念するため監督を退任。後任に元ヘッドコーチの船津佑也を招聘。
7名が現役引退、9名が退団となった一方、5名が新加入し、少数精鋭で臨むことになった。
5月4日で監督の船津を解任、暫定的に福原GMが監督を務めた。
レギュレーション変更に伴い「リーグ1巡目対戦の結果」で決することとなった全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2021(地域CL)出場権争いは、いち早く一巡目対戦を終えて首位となっていたが、最終的に三菱自動車水島FCと勝ち点・勝率で並ばれ、得失点差で上回られて2位に終わった。しかし「輪番枠」で地域CL初出場を決めた。
2022年
監督に前ニッパツ横浜シーガルズヘッドコーチの八田康介を招聘(福原はクラブ代表職に専念)。
リーグでは2位に終わり、同年限りで八田は退任。
2023年
監督に前福山シティFCコーチの山根一真が就任。レノファ山口FCから岸田和人が加入。
リーグでは3位に終わったが、山口県サッカー選手権を2年ぶりに制し第103回天皇杯に出場。全国社会人サッカー選手権大会中国地域予選を突破し、第59回全社に初出場を果たす。

成績・歴代監督

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リーグ戦

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年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失 監督
2006 山口県4部Bブロック 2位 18 8 6 0 2 39 7 32 宮崎明宏
2007 優勝 24 8 8 0 0 49 2 47
2008 山口県3部Bブロック 優勝 21 7 7 0 0 24 1 23
2009 山口県2部 2位 16 7 5 1 1 40 5 35
2010 山口県1部 3位 16 10 5 1 4 32 18 14
2011 優勝 31 12 10 1 1 40 14 26
2012 5位 14 10 4 2 4 29 14 15 宮崎明宏/大西秀典
2013 5位 11 12 2 3 7 23 35 -12 大西秀典
2014 2位 16 10 5 1 4 33 21 12
2015 2位 32 14 10 2 2 45 12 33
2016 優勝 26 10 8 2 0 33 5 28
2017 優勝 29 12 9 2 1 41 8 33 福原康太
2018 優勝 34 12 11 1 0 64 9 55
2019 中国 4位 32 18 10 2 6 45 23 22 森下仁之
2020 新型コロナウイルスの影響により中止 福原康太
2021 2位 35 16 11 2 3 35 16 19 船津佑也/福原康太
2022 2位 42 18 14 0 4 41 22 19 八田康介
2023 3位 37 18 12 1 5 47 26 21 山根一真
年月日 ラウンド 会場 スコア 対戦相手
17 2010年10月31日 2回戦 JSCグ 3 - 1 狭山ラトルズSC
2010年11月1日 準々決勝 聖籠SC 4 - 1 Revolt
2010年11月2日 準決勝 五十公野 0 - 3 FC Kawasaki
年月日 ラウンド 会場 スコア 対戦相手
59 2023年10月21日 1回戦 鳥栖北部A 1-1(PK4-2) 飛鳥FC
2023年10月22日 2回戦 鳥栖北部B 0 - 3 FC延岡AGATA
年月日 ラウンド 会場 スコア 対戦相手
100 2020年9月30日 2回戦 広島一球 0 - 1 福山シティFC
101 2021年5月22日 1回戦 Cスタ 1 - 3 三菱水島FC
103 2023年5月21日 1回戦 レゾサA 1 - 2aet ヴェルスパ大分
104 2024年5月26日 1回戦 Axis 1-1(PK3-4) ガイナーレ鳥取
2024年6月12日 2回戦 福山 2 - 11 サンフレッチェ広島

タイトル

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リーグ戦

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カップ戦他

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所属選手・スタッフ

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2024年

スタッフ

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役職 名前 生年月日(年齢) 前職 備考
代表 日本の旗 福原康太 (1983-03-23) 1983年3月23日(41歳) FCバレイン下関 監督兼代表
監督 日本の旗 山根一真 (1995-04-02) 1995年4月2日(29歳) 福山シティFC コーチ
コーチ 日本の旗 黒木海音 (2000-05-06) 2000年5月6日(24歳) FCバレイン下関 選手 U-13監督兼任

選手

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Pos No. 選手名 生年月日(年齢) 前所属 備考
GK 1 日本の旗 岡崎隆雅 (1999-12-31) 1999年12月31日(24歳) 大阪体育大学
16 日本の旗 可知俊哉 (2001-06-21) 2001年6月21日(23歳) 日本経済大学
22 大韓民国の旗 趙俊相 (2004-10-05) 2004年10月5日(20歳) 長崎国際大学
DF 3 日本の旗 下村尚文 (1990-12-26) 1990年12月26日(33歳) FC神楽しまね
4 日本の旗 川前陽斗 (2002-04-14) 2002年4月14日(22歳) アスルクラロ沼津
5 日本の旗 半田勘太朗 (2001-08-18) 2001年8月18日(23歳) 日本経済大学
18 日本の旗 斉藤佑弥 (2003-04-25) 2003年4月25日(21歳) 日本文理大学
27 日本の旗 岩本雄喜 (1996-04-13) 1996年4月13日(28歳) FC.ISE-SHIMA
28 日本の旗 齋藤康友 (2001-05-29) 2001年5月29日(23歳) 拓殖大学
29 日本の旗 轟凌磨 (2001-04-03) 2001年4月3日(23歳) 国士舘大学
31 日本の旗 宗野裕斗 (2000-03-08) 2000年3月8日(24歳) アヴェントゥーラ川口
39 日本の旗 西大輔 (1998-10-31) 1998年10月31日(26歳) FC徳島 デフリンピック日本代表
MF 6 日本の旗 野田昌秀 (2001-12-04) 2001年12月4日(23歳) 日本経済大学
7 日本の旗 舛田勇士郎 (1998-02-08) 1998年2月8日(26歳) FCバレイン下関
11 日本の旗 野見山楽斗 (2002-09-07) 2002年9月7日(22歳) 国士舘大学
14 日本の旗 戸田海人 (2001-09-01) 2001年9月1日(23歳) 九州産業大学
20 日本の旗 稗田凌太 (2001-10-10) 2001年10月10日(23歳) 福岡大学
24 日本の旗 坂田真己翔 (2005-01-08) 2005年1月8日(19歳) 九州国際大学
91 日本の旗 長野駆 (1998-01-20) 1998年1月20日(26歳) アルティスタ浅間
FW 8 日本の旗 原崎颯 (2002-01-30) 2002年1月30日(22歳) 常葉大学
9 日本の旗 岸田和人 (1990-04-03) 1990年4月3日(34歳) レノファ山口FC
10 日本の旗 西田憲誌朗 (1998-01-20) 1998年1月20日(26歳) 福山シティFC
13 日本の旗 米澤康太 (1993-05-12) 1993年5月12日(31歳) テゲバジャーロ宮崎
21 日本の旗 坂野翔 (2002-09-17) 2002年9月17日(22歳) 九州産業大学
23 日本の旗 佐藤颯汰 (1999-04-21) 1999年4月21日(25歳) テゲバジャーロ宮崎

歴代所属選手

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ユニフォーム

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ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st)
FP(2nd)
GK(1st)
GK(2nd)
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

ユニフォームスポンサー

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掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
日本セレモニー AI GROUP 日本セレモニー 2019年 -
鎖骨 貴心 貴心 2023年 - 右側に掲出
背中上部 ヒューモア 株式会社 ヒューモア
Humore
Human Nature More
2023年 - 2021年 - 2022年は背中下部
背中下部 イデアルライフ idealLife
㍿イデアルライフ
2022年 - 2016年 - 2018年はパンツ前面
2019年は背中上部
2022年は袖
なし - -
パンツ前面 オー.ビー.エム 忍者ナイン 2019年
2021年 -
2019年は「J.S.L」表記
パンツ背面 なし - -

ユニフォームサプライヤーの遍歴

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歴代ユニフォームスポンサー表記

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年度 箇所 サプライヤー
鎖骨右 背中上部 背中下部 パンツ前面 パンツ背面
2006 - - - - - - - PENALTY
2007
2008
2009
2010 西中国信用金庫 中国電機サービス社 博電社
2011
2012
2013
2014 SONIC JAPAN 本間自動車工業 - - adidas
2015 FavFav
planning co.,ltd
2016 あなたを輝かせるために
VAN-VEAL
idealLife
㍿イデアルライフ
2017 - SOUWAGIKEN やまぐち県酪 株式会社プランハウス GAViC
2018
2019 AI GROUP 日本セレモニー idealLife
㍿イデアルライフ
プランハウス J.S.L
2020 プランハウス 総合建設業
㍿野口工務店
JA
JA山口県
SHIMONOSEKI
ECOPLAN
株式会社エコプラン
A1egress0
2021 ㍿野口工務店 株式会社 ヒューモア
Humore
Human Nature More
忍者ナイン
2022 idealLife
㍿イデアルライフ
2023 貴心 株式会社 ヒューモア
Humore
Human Nature More
idealLife
㍿イデアルライフ
KIRARA
Ucar きららオート
2024 -

脚注

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  1. ^ a b c d e f クラブガイド”. FCバレイン下関. 2020年2月19日閲覧。
  2. ^ クラブガイド”. FCバレイン下関. 2021年8月3日閲覧。
  3. ^ 下関FC(仮称)の設立について』(プレスリリース)下関市サッカー協会。オリジナルの2006年4月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20060404152609/http://www.shimonoseki-soccer.com/msgviewmd.php?sfid=38&sfctgl=82013年5月28日閲覧 
  4. ^ 突然ですが…🐳”. FCバレイン下関 (2020年4月14日). 2020年8月7日閲覧。

外部リンク

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