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EZL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
EZL
通称 イズル
現地表記 이즐
使用エリア 大韓民国の旗 韓国
導入 2010年
規格
運営会社 EZL Corporation
通貨 ウォン (最高チャージ金額50万ウォン)
プリペイド機能 あり
取扱事業者
販売場所
ウェブサイト www.cashbee.co.kr
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EZL
各種表記
ハングル 이즐
漢字 -
発音 イズル
英語 EZL
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EZL(イズル、: 이즐) とは、大韓民国のEZL Corporationが発行する乗車カードICカード乗車券)および電子マネーである。乗車カードはEZLカード(イズルカード)ともよぶ[1]。2023年に改称するまでは、Cashbee(キャッシュビー)の名称であった。

概要

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交通カード(乗車カード)としては韓国国内で広い地域の電車地下鉄バス等で使用する事ができる。中でも、釜山広域市やその周辺地域で特に普及している[2]高速道路ハイパスに対応するカードもある。

運営会社はEZL Corporation、韓国名で이동의즐거움(イドンエチュルゴウムまたはイドンエズルゴウム、日本語訳で「移動の楽しさ」[3])であり、イズル(이즐)とはこれを略したものである。

2010年12月にロッテグループのイービーカード(当時)が、ロッテグループで利用できるNFC対応プリペイド式電子マネーとしてCashbeeを開始[4]2012年4月からcashbeeカードに、釜山・慶尚南道などで利用されていたマイビカードとハナロカードを統合した[2]。その後にサービス運営会社の変更、統合などを経て、2023年12月に現在のEZLに名称変更した[5]

なお、Cashbee時代の2013年12月に日本NTTドコモ[4]、2014年3月にはauを扱うKDDI[6]、6月にソフトバンク[7]モバイルcashbeeアプリの提供を開始したが、2018年3月に終了した[8]

歴史

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購入とチャージ方法

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カード販売・チャージ機(釜山交通公社1号線釜山駅駅

釜山地下鉄駅構内、韓国国内の加盟コンビニエンスストア、街頭販売店で販売されている。1枚3,000ウォンだが、これは本体の代金であるため購入後にチャージする必要がある[2]

チャージできる場所はソウル首都圏・釜山地下鉄・釜山-金海軽電鉄空港駅の駅構内、「cashbee」のマークがあるコンビニエンスストア・該当販売店の他、一部銀行のATMなど。チャージ可能な金額は1回1,000ウォンから90,000ウォンまで、合計500,000ウォンまでチャージ可能[2]

駅構内では一般用、青少年用カードを購入でき、子供用は販売していない。青少年、子供用カードの場合、カード購入後10日以内に登録手続きをしないと、割引運賃が適用されない。登録手続き場所はcashbeeのウェブサイトまたはCUセブンイレブンGS25の各店舗[2]

導入事業者・加盟店

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交通機関

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加盟店舗

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その他

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など

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ @ezl_jp (2024年8月27日). "EZLカード一枚で交通とショッピングをすべて解決してください!". X(旧Twitter)より2024年9月1日閲覧
  2. ^ a b c d e cash beeカード・マイビカード・ハナロカード”. コネスト (2019年3月29日). 2023年11月26日閲覧。
  3. ^ @ezl_jp (2024年8月30日). "aespa イズルカードが発売されました". X(旧Twitter)より2024年9月1日閲覧
  4. ^ a b c 「モバイルcashbee」の提供開始”. NTTドコモ (2013年12月18日). 2023年11月26日閲覧。
  5. ^ EZLカード(旧cash bee)”. コネスト (2024年5月14日). 2024年8月24日閲覧。
  6. ^ a b NFCを活用した韓国の電子マネー「モバイルcashbee (キャッシュビー)」の提供開始について”. KDDI (2014年3月26日). 2023年11月26日閲覧。
  7. ^ a b 韓国電子マネー「モバイルcashbee」を6月30日より提供開始”. ソフトバンク (2014年6月26日). 2023年11月26日閲覧。
  8. ^ 電子マネー「モバイル cashbee」残高払戻しのお知らせ” (pdf). SBI FinTech Solutions (2018年4月12日). 2023年11月26日閲覧。
  9. ^ 캐시비 교통카드, 전국 공중전화에서 사용 가능”. NAVER (2016年10月19日). 2023年12月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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