CB UNIX
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開発者 | ベル研究所 |
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OSの系統 | Unix |
開発状況 | 開発終了 |
使用できる言語 | 英語 |
Columbus UNIXまたはCB UNIXは、ベル研究所内部 [1] で管理データベースとトランザクション処理 [2] のために利用されたUNIXオペレーティングシステムの一種であり、現在では開発は終了している。 CB UNIXは、オハイオ州コロンバスの支社でV6とV7、PWB Unixをベースに開発された [3]。 CB UNIXは、社外ではあまり知られていなかった。
CB UNIXは、Research Unixに欠けていて、データベース管理システムに欠かせないと考えられていた プロセス間通信(IPC)とファイルロック機構を追加するために開発された [4]。 ベルシステムの運用支援システム製品には、Switching Control Center SystemといったCB UNIXをベースにしたものが存在した。 CB UNIXにおける革新的な機能には、電源異常時の再起動やline descipline、ターミナルタイプ、IPCがある。
プロセス間通信機能は、CB UNIXにおいては、メッセージキューとセマフォ、共有メモリーのサポートとして開発された。 これらの機能は、1983年のSystem Vに始まるメインストリームUnixシステムに反映され、現在ではまとめてSystem V IPCと呼ばれている [2]。
脚注
[編集]- ^ Rochkind, Marc (1985). Advanced UNIX Programming. Prentice Hall. pp. 156–157. ISBN 0-13-011800-1
- ^ a b Kerrisk, Michael (2010). The Linux Programming Interface. No Starch Press. p. 921
- ^ J. D. Doan, ed (May 1981). CB-UNIX Programmer's Manual, Edition 2.3. Columbus, OH: Bell Telephone Laboratories. p. iii
- ^ Dale Dejager (16 January 1984). "UNIX history". Newsgroup: net.unix.