コンテンツにスキップ

BOOTSの山田さん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
BOOTSの山田さん
ジャンル ヒーロー
漫画
作者 山下てつお
出版社 講談社
掲載誌 月刊マガジンZ
ヒーロークロスライン
レーベル マガジンZKC
巻数 全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

BOOTSの山田さん』(ブーツのやまださん)は、山下てつおによる日本漫画作品。『月刊マガジンZ』(講談社)および、Yahoo! JAPAN内コンテンツYahoo!コミックによるコラボレーションに基づくクロスオーバー作品企画『ヒーロークロスライン』(通称HXL)作品である。ウェブコミック誌『ヒーロークロスライン』にて2009年4月まで連載された[1]。単行本は全1巻。

あらすじ

[編集]

1999年、オルタレイション・バーストによって発生した特殊能力者「ノッカーズ」は多くの問題を生み出し、世界は混迷を深めていた…。だが、そんな世間とは関係なく苦しい生活を送る者もいた。

無職!金欠!住所不定!

時代の恐怖に翻弄される42歳派遣労働者・山田シンザンを突如襲ったオルタレイション・バースト!業火に焼き尽くされた山田の体は若返り、驚異の再生能力を備えた異形の能力者に生まれ変わった!行動も思考も謎の美女・パー子に導かれ、ノッカーズ犯罪へと関わってしまった山田に、対能力者特殊部隊BOOTSの手が伸びる。

悲劇と喜劇が交錯する、社会派新ヒーロー譚、ここに誕生!!

登場人物

[編集]

主要人物

[編集]
山田シンザン(やまだ シンザン)
42歳、2008年、派遣労働者と言う理由でアパートを追い出され、底辺の生活を送っていた。1年後(2009年)、ホームレス狩りに遭い、放火された事が切っ掛けでオルタレイションバーストを起こし、不死身の再生力を持つ超人となる。変化後は肉体まで若返り、20歳前後の姿になる。致命傷を負い、逆上すると凄まじい力を発揮するが、一度そうなると頭を撃ち抜くなどしないと止まらなくなる。
パー子
ネットカフェで仕事前のシャワーを浴びていた山田の前に現れた謎の女。追い詰められた人間の念波を感知すると「乳首が痒くなる」と言う特殊能力の持ち主で、山田に人助けの手伝いを頼む。
実は過去の記憶が無く、自分の名前すら知らない。「パー子」と言う名もあまりにぶっ飛んだ思考・行動から、山田が「くるくるパー子」と評したことからつけられた。
姫八木(ひめやぎ)
BOOTSに所属するブースター使い。かつて任務で手痛い失敗を経験し、顔には大きな傷がある。それ以来「より強い力」を求め続け、山田の存在を知り、BOOTSに勧誘する。
半ば強引に山田を現場に連れ出し、ノッカーズにぶつけて、暴走すると躊躇なく頭に銃弾を叩き込む男。
瀬葉拓郎(せば たくろう)
「セバスチャン」と呼ばれ、パー子に従う男性。非常にマイペース。山田、パー子など、今ひとつ腰の座らない者たちを時折深い言葉で諭す事がある。

他作品から登場したキャラクター

[編集]
ジエンド
声 - 高木渉(ラジオドラマ)
彼が公式記録上初めて現れた日に、山田にオルタレイションバーストが起きた。最終話で山田と戦うが、結果は不明。
ウサ探(- たん)
声 - 若本規夫(ドラマCD)
行きつけのキャバクラ「いちごミルク」でパー子がアルバイトしている。
山田一郎(やまだ いちろう)
声 - 小野友樹(ドラマCD)

書誌情報

[編集]
  • 山下てつお『BOOTSの山田さん』講談社〈マガジンZKC〉、全1巻、2009年3月30日発売[2]ISBN 978-4-06-349425-9

出典

[編集]
  1. ^ “HXL第1期完了記念、全作品のサイン色紙が中野に集合”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年5月29日). https://natalie.mu/comic/news/17029 2021年7月4日閲覧。 
  2. ^ BOOTSの山田さん”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年7月4日閲覧。

外部リンク

[編集]