BASFジャパン
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-4-4 OVOL日本橋ビル3F |
設立 | 1949年(昭和24年)10月12日 |
業種 | 化学 |
法人番号 | 1010401084004 |
事業内容 | ドイツ・BASF SE社の日本法人 |
代表者 | 石田博基(代表取締役社長) |
資本金 | 70億8000万円 |
売上高 | 1494億4100万円(2019年12月31日時点)[1] |
営業利益 | 42億2800万円(2019年12月31日時点)[1] |
経常利益 | 52億7600万円(2019年12月31日時点)[1] |
純利益 | 41億0500万円(2019年12月31日時点)[1] |
純資産 | 272億7400万円(2019年12月31日時点)[1] |
総資産 | 934億4300万円(2019年12月31日時点)[1] |
従業員数 | 1,740人(2011年12月31日時点) |
主要株主 | BASF 100% |
主要子会社 | BASFコーティングスジャパン、BASFポゾリス、BASF・メタルズ・ジャパン、BASF出光、BASF INOACポリウレタン、エヌ・イー ケムキャット |
外部リンク | http://www.japan.basf.com/ |
BASFジャパン株式会社(ビーエーエスエフジャパン)は、ドイツに本拠を置く世界最大の総合化学メーカー「BASF」の日本法人である。
主力製品・事業
[編集]日本のBASFグループは、BASFジャパン株式会社と6社の子会社・関連会社で構成されており(2012年5月時点)、主要生産拠点は三重県四日市市(熱可塑性ポリウレタン、ポリマーディスパージョン)、神奈川県茅ヶ崎市(コンクリート混和剤、建設化学品)、横浜市戸塚区(塗料)、茨城県古河市(パーソナルケア製品原料)および北茨城市(プラスチック添加剤)である。
尼崎研究開発センターでは、エレクトロニクスおよびエネルギー分野をはじめ、塗料、インク、接着剤、包装材向け原料の研究開発およびテクニカルサービスを行っている。また2012年1月には「横浜イノベーションセンター」(エンジニアリングプラスチック)を新設した。
グループ全体で化学品、プラスチック、機能性化学品、高機能製品、農業関連製品の5部門を擁する。
化学品
[編集]基礎化学品、接着剤、半導体・太陽電池業界向けの電子材料化学品から溶剤、可塑剤のほか、洗剤、プラスチック、繊維、ペイントおよびコーティング材、医薬品などの原料まで供給は多岐にわたる。
プラスチック
[編集]エンジニアリングプラスチック 、スチレン発泡体、ポリウレタン、硬質フォームなどを取り扱う。
高機能製品
[編集]ビタミン、食品添加物、医薬品成分、衛生・ホームケア・パーソナルケアなどの商品成分を取り扱う。
機能性化学品
[編集]自動車・工業用触媒、自動車・工業用塗料、コンクリート混和剤のほか、タイル用接着剤や建築用塗料などの建築用システムを供給する。
農業関連製品
[編集]真菌病や害虫、雑草から作物を保護するための製品を供給する。植物バイオテクノロジーの研究活動も行う。
沿革
[編集]- 1888年(明治21年)- BASFが日本市場へ初めて接触。
- 1898年(明治31年)- BASFの代表的染料であるインディゴ・ピュアBASFが山田商店および柴田商店によって輸入開始。
- 1949年(昭和24年)10月12日 - BASFとの意志交換に基づき、山田商店と柴田商店により日本においてBASFの製品を専門に扱う会社、カラケミー貿易株式会社を設立。BASF AGより製品輸入・販売開始。
- 1965年(昭和40年)- カラケミー貿易からバーディシェ染料化学品株式会社に社名変更。
- 1974年(昭和49年)- 社名をビーエーエスエフジャパン株式会社へ変更。のち2000年にBASFジャパンに社名変更した。
- 1988年(昭和63年)- 四日市事業所開設
- 1995年(平成7年)- 1,4-ブタンジオール(BDO)の国内生産拠点として、出光興産との合弁により出光BASF株式会社(現・BASF出光)を設立。
- 1999年(平成11年)- ポリウレタン事業の再編、BASF INOACポリウレタン株式会社に社名変更。
- 2000年(平成12年)- アメリカン・ホーム・プロダクツの農薬事業を統合。サイアナミッド・ジャパン株式会社の株式を取得。翌年BASFアグロ株式会社に社名変更。
- 2005年(平成17年)- 日油との塗料事業の合弁会社の全株式を取得し、BASFコーティングスジャパン株式会社に社名変更。
- 2007年(平成19年)- 建設化学部門の3社の合併により、BASFポゾリス株式会社が発足。
- 2009年(平成21年)- BASFアグロをBASFジャパンに統合。
- 2010年(平成22年)‐ チバ・ジャパン株式会社およびムサシノガイギー株式会社をBASFジャパンに統合。
- 2011年(平成23年)- コグニスジャパン株式会社をBASFジャパンに統合。
- 2019年(平成31年)- 六本木ヒルズ21階からOVOL 日本橋ビル3階に本社を移転。
- 2020年(令和2年)8月19日 - 出光興産がBASF出光にかかる合弁契約を解消すると発表。BDO事業はBASFグループが承継し、出光は撤退する。出光興産千葉事業所内にある製造設備は同年12月に停止する[2]。
事業拠点
[編集]BASFジャパン
- 本社
- 東京都 中央区
- オフィス
- 大阪、名古屋
- 事業所
- 四日市
- 工場
- 磯原・北利根・四日市六呂見・四日市霞
- 研究所
- 田原、尼崎研究開発センター(エレクトロニクス分野)、横浜イノベーションセンター(エンジニアリングプラスチック分野)
主なグループ会社
[編集]- BASFコーティングスジャパン株式会社
- BASFポゾリス株式会社
- BASF・メタルズ・ジャパン株式会社
- BASF INOACポリウレタン株式会社
- エヌ・イー ケムキャット株式会社
キャッチフレーズ(コーポレート・ステートメント)
[編集]「We create chemistry(~私たちは化学でいい関係を作ります~)」
世界をリードする化学メーカーとして、資源の保護、健康的な食料と栄養の確保および人々の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)の向上、さらに持続可能な将来をつくることを目指す企業戦略。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f BASFジャパン株式会社 第71期決算公告
- ^ “BASF出光株式会社の合弁契約解消と石油化学製品1,4-ブタンジオール事業の撤退のお知らせ”. 出光興産株式会社. 2023年8月6日閲覧。