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ASOBOiSM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ASOBOiSM
生誕 (1994-12-04) 1994年12月4日(30歳)
出身地 日本の旗 日本 神奈川県横浜市
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間
  • 2015年 - 2016年
  • 2017年 -
レーベル
  • neon records(2015年)
  • ASOBOiSM(2017年 - )
配偶者 藤井怜央

ASOBOiSM(あそぼいずむ、1994年12月4日[1] - )は日本のシンガーソングライターラッパー神奈川県横浜市戸塚区出身[注 1][2]。夫はOmoinotakeボーカルの藤井怜央[3]

略歴

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2015年、シンガーソングライター「たなま」名義でデビュー[4]。2015年8月、初のワンマンライブを開催[5]。10月にはミニアルバム『はじめの一歩』をリリースした[6]

ミニアルバムをリリースした頃から、女性シンガーソングライター・シーンで音楽そのものよりプロモーション活動が中心となっている日々に迷いや不安を感じるようになる[5]。そんなときたまたま見たMOROHAのライブに衝撃を受け、本当に自分のやりたい道に進むことを決意[5]。2016年8月をもって「たなま」としての活動を終了した[7]

2017年3月、ラッパー「ASOBOiSM」に改名して活動を再開[8]。同年7月、初のEPとして4曲入りの『DWBH』をリリース[8]。同作品に関する活動はCDのプレスや告知、タワーレコードに置いてもらう手配まですべて自分一人でこなした[8]

2018~2019年にかけてさまざまなミュージシャンと共同で制作活動に取り組み、人との繋がりが増えると同時にアーティストとしての幅も広がった[9]。 2020年10月、それまでに書き溜めてきた曲を集めた1stアルバム『OOTD』をリリース[10]。本作は後藤正文が主催する「APPLE VINEGAR -Music Award- 2021」にノミネートされた[11]

2023年8月、2ndアルバム『YOLO』をリリース[12]。10~11月には同アルバムを引っ提げて初の東阪ツアー『ASOBOiSM 2nd Album "YOLO" One Man Tour』を開催した[13]

2024年3月、6年間制作活動を共にしたマネジメントから独立[14]

人物

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  • 両親が多言語教育に関わる仕事をしており、マルチリンガルになれるようにという教育方針で育った[2]
  • 小学5年生のときロシアに2週間ホームステイした[2]
  • 高校2年生のときアメリカ・テキサス州に1年間留学した[2]
  • 中学時代は吹奏楽部でドラムやパーカッションを、高校時代は軽音楽部でドラムを担当した[2]
  • 会社員として働きながら音楽活動している[15]

ディスコグラフィー

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EP

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発売日 タイトル 備考
1st EP 2017年7月7日 DWBH TOWER RECORDS渋谷店 未流通コーナー初登場1位

配信シングル

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配信日 タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
2018年6月6日 DRAMA QUEEN ASOBOiSM the Sknow
2018年8月15日 ヤバナイスデイ Akira Sunset
2018年9月12日 スクランブルメンタル EVISBEATS & MICHEL☆PUNCH
2018年10月10日 FAKE the Sknow
2018年11月30日 クリスマスチキン
2019年3月6日 COLOR ASOBOiSM ASOBOiSM, SHIMI SHIMI from BUZZER BEATS WEBドラマ『隣の席の佐藤さん』主題歌
2019年6月12日 YOU ASOBOiSM TOMOKO IDA
2019年7月12日 Uwagaki Shingo.S
2019年8月22日 UCHOTEN feat. TACK ASOBOiSM, TACK ASOBOiSM, TACK, SHIMI SHIMI from BUZZER BEATS
2019年8月30日 HAPPOUBIZIN feat. なみちえ ASOBOiSM, なみちえ ASOBOiSM
2020年1月17日 TOTSUKA feat. サイプレス上野 ASOBOiSM, サイプレス上野 ASOBOiSM ANTIC, Shingo.S
2020年4月24日 Whateva♡ feat. issei ASOBOiSM, issei MANABOON
2020年7月17日 ナイーブ ASOBOiSM 村山晋一郎
2021年3月3日 Categorizing feat. なみちえ ASOBOiSM, なみちえ T.O.M
2021年7月30日 いいやつ ASOBOiSM 村山晋一郎
2021年11月19日 ないもんねだり T.O.M
2022年1月12日 明日はくる 関口シンゴ
2022年9月23日 自分の機嫌は自分でとる 理貴
2023年5月10日 自分の機嫌は自分でとる(Remix) feat. あっこゴリラ & CLR ASOBOiSM, あっこゴリラ、CLR ASOBOiSM CLRはお笑いコンビ“ラランド”のサーヤ

アルバム

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リリース タイトル 形態 備考
2020年10月16日 OOTD 配信 APPLE VINEGAR -Music Award- 2021 ノミネート作品[11][16]
2023年8月30日 YOLO 配信
2023年11月1日 CD タワーレコード、Amazonにて販売[17]

参加作品

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配信/発売日 楽曲タイトル アーティスト 収録作品
2018年1月17日 ♦Queen♦ feat. ASOBOiSM ユナク from 超新星
2018年10月17日 Era feat. ASOBOiSM Frasco
2019年8月23日 Remember Summer feat. ASOBOiSM シシノオドシ
2019年12月11日 Winter Hitori feat. ASOBOiSM Shinn Yamada
2020年2月26日 No Drama feat. ASOBOiSM UEBO
2020年5月20日 Zoom[18] Zoomgals
2020年7月22日 City feat. ASOBOiSM DJ YEN & 15MUS EP『Tokyo Vocalists』
2020年7月29日 Little Happy feat. ASOBOiSM[19] DJ HASEBE アルバム『WONDERFUL TOMORROW』
2020年10月7日 生きてるだけで状態異常[20] Zoomgals
2020年12月2日 Gals
2021年1月20日 CHOICE feat. ASOBOiSM[21] SPENSR
2021年1月22日 I need you here. feat. ASOBOiSM Nagie Lane 配信シングル/アルバム『Interview』
2021年5月12日 SHAKE feat. ASOBOiSM[22] Seiho アルバム『CAMP』
2021年6月25日 夜が明ける頃に feat. ASOBOiSM シシノオドシ
2021年7月21日 Lazy feat. ASOBOiSM, Kouichi Arakawa[23] 清水翔太 アルバム『HOPE』
2021年9月15日 New Days feat. ASOBOiSM TRI4TH アルバム『GIFT』
2021年12月1日 Connected feat. ASOBOiSM[24] MÖSHI
2022年2月23日 ねこじゃらそーかけるまほうひみこ feat. ASOBOiSM[25] 近藤利樹 配信ミニアルバム『UkuleleStrategy
2022年4月23日 かつて天才だった俺たちへ feat. ASOBOiSM AFTER HOURS
2022年6月27日 Rainy Days feat. ASOBOiSM Wasabi
2023年4月15日 Top speed feat. ASOBOiSM Kanegi Kenta
2024年11月27日 Impossible Love (feat. ASOBOiSM)[26] 葛谷葉子 アルバム『DRAMATIC』

提供楽曲

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その他

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  • hoyu JELLY×Beauteen『アンティークカラー』CMソング(作詞・歌唱/2017年10月)
  • WEBドラマ『隣の席の佐藤さん』主題歌(2019年8月)
  • TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』×「モンスト」コラボ第二弾CM(ラップ提供・歌唱/2020年9月)
  • 資生堂エリクシール WEB CM(歌唱/2020年10月)
  • Apple『Macの向こうから』キャンペーンに出演(2021年2月)[36]
  • 半熟卵っち「Doja Cat "Kiss Me More feat.SZA -関係ない女子男子remix-"」(プロデュース・日本語歌詞提供/2021年8月)[37]
  • CHICO CARLITO「23時30分」(コーラスで参加/2022年2月)

脚注

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注釈

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  1. ^ 生まれは長崎県だが2か月ほどで横浜に引越したためプロフィールでは横浜市戸塚区出身と名乗っている。

出典

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  1. ^ 若者から注目集める新鋭ラッパー ASOBOiSM 多角的なサウンドと時代を切り取る感性を読む”. Real Sound. blueprint (2020年9月18日). 2021年11月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e I am ASOBOiSM Part1:音楽への興味と自尊心”. Note (2020年10月16日). 2025年1月21日閲覧。
  3. ^ Leo Fujii [@leo_omoinotake] (2023年8月19日). "結婚して5年が経って、ハチも迎え入れ、妻とハチとの日々が自分にとって…". Instagramより2025年1月21日閲覧
  4. ^ ASOBOiSM『ASOBOiSMはラップする キラキラじゃなくても人生一度きりだから』(インタビュアー:天野史彬)、CINRA, Inc.、2020年11月24日https://www.cinra.net/article/interview-202011-asoboism_ymmts2021年11月20日閲覧 
  5. ^ a b c I am ASOBOiSM Part2:弱い自分とMOROHAのライブ”. Note (2020年10月23日). 2025年1月21日閲覧。
  6. ^ たなま interview”. Shibuya eggman (2015年10月1日). 2025年1月21日閲覧。
  7. ^ たなま活動休止とありがとう!”. たなまの絵日記 (2016年7月8日). 2016年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月21日閲覧。
  8. ^ a b c I am ASOBOiSM Part3:ASOBOiSM誕生と確立”. Note (2020年11月3日). 2025年1月21日閲覧。
  9. ^ I am ASOBOiSM Part4:私を変えた挫折と出会い”. Note (2020年11月7日). 2025年1月21日閲覧。
  10. ^ ASOBOiSM、人生初アルバムのオープニングナンバー「PRIDE」MV公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年10月17日). 2021年1月21日閲覧。
  11. ^ a b アジカン後藤の音楽賞にGREEN ASSASSIN DOLLARのビート集など10作品”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年2月10日). 2025年1月21日閲覧。
  12. ^ ASOBOiSM、2ndアルバム『YOLO』リリース 初のダンスを披露する「hug me」MV公開”. Spincoaster. スピンコースター (2023年8月31日). 2025年1月21日閲覧。
  13. ^ ASOBOiSM、新曲「hug me」MV公開 初の東阪ツアーも発表”. ぴあ (2023年8月31日). 2025年1月21日閲覧。
  14. ^ ASOBOiSM [@asoboism] (2024年3月25日). "この度、ASOBOiSMは長年お世話になったマネジメント兼レーベルを卒業し…". X(旧Twitter)より2025年1月21日閲覧
  15. ^ ASOBOiSM x サーヤ スペシャル対談 ── “断捨離”を通して見る人間関係とは”. HYPEBEAST (2024年9月13日). 2025年1月21日閲覧。
  16. ^ APPLE VINEGAR - Music Award - 2021 大賞選出”. APPLE VINEGAR - Music Award -. 2025年1月21日閲覧。
  17. ^ ASOBOiSM [@asoboism] (2023年10月28日). "なんとなんと、11月1日より、YOLOのCDがタワレコとAmazonで発売されることになりました…". X(旧Twitter)より2025年1月21日閲覧
  18. ^ ギャルラッパーvalknee呼びかけで田島ハルコ、あっこゴリラ、なみちえ、ASOBOiSM、Marukido集結”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年5月20日). 2025年1月25日閲覧。
  19. ^ DJ HASEBEの30周年記念アルバムに野宮真貴、おかもとえみ、唾奇、BASI、向井太一ら参加”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年7月8日). 2025年1月25日閲覧。
  20. ^ ラップも頑張るギャルサーZoomgals、2ndシングル「生きてるだけで状態異常」配信”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2020年10月7日). 2025年1月25日閲覧。
  21. ^ SPENSR、コラボ・シリーズ『#SPENSRand』始動 第1弾としてASOBOiSM迎えた「CHOICE」リリース”. Spincoaster. スピンコースター (2021年1月20日). 2025年1月20日閲覧。
  22. ^ SeihoのAmazon Music独占配信アルバムにcero、フレシノ、鎮座、ACO、ASOBO×BTB×LUVRAW参加”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年4月27日). 2025年1月25日閲覧。
  23. ^ 清水翔太「HOPE」詳細発表、ASOBOiSM&Kouichi Arakawaとのコラボ曲も”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年6月23日). 2025年1月25日閲覧。
  24. ^ MÖSHIとASOBOiSMのコラボ曲配信、UKガラージを基軸としたアッパーチューン”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年12月1日). 2025年1月25日閲覧。
  25. ^ ASOBOiSM、テレビアニメ『ねこねこ日本史』ED主題歌で近藤利樹とコラボ”. Real Sound. blueprint (2020年3月26日). 2025年1月25日閲覧。
  26. ^ 葛谷葉子デビュー25周年アルバムにASOBOiSMが参加、冨田恵一プロデュース曲先行配信スタート”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年10月9日). 2025年1月25日閲覧。
  27. ^ 神宿と新しいアイドルの在り方を考える 時代にマッチした“楽曲優先”のスタイル”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年3月10日). 2025年1月21日閲覧。
  28. ^ 三阪 咲「Saki Misaka LJK GRADUATION LIVE ~夢のZeppで卒業式するってよ~」@KT Zepp Yokohama――ライブレポート”. encore. USEN (2022年3月11日). 2025年1月21日閲覧。
  29. ^ ZILLION、"盛れる"ことへの執念を歌ったユニット曲「NO 盛れ NO LIFE」MVのプレミア公開が決定”. THE F1RST TIMES (2022年6月28日). 2025年1月21日閲覧。
  30. ^ ばってん少女隊が獅子とお祭り騒ぎ”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2022年10月19日). 2025年1月21日閲覧。
  31. ^ ExWHYZ、7曲入り1st EP「HOW HIGH?」リリース決定”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2023年9月8日). 2025年1月21日閲覧。
  32. ^ JUVENILE×鞘師里保×ASOBOiSM「3人の愛と血の通ったクリエイティヴが混ざり合った「SHINE」が完成しました」”. BillBoard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2023年12月20日). 2025年1月21日閲覧。
  33. ^ ばってん少女隊ニューアルバムのリード曲MV公開、アイドルのコール文化を神楽に昇華”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年11月15日). 2025年1月21日閲覧。
  34. ^ ヒプマイ 碧棺 新曲「Do the right thing」トレーラー公開!”. encore. USEN (2024年11月19日). 2025年1月25日閲覧。
  35. ^ 春猿火が“ダサい”ことに“ウザい”と直球で唱える、新曲「SWIPE!」リリース”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2025年1月8日). 2025年1月25日閲覧。
  36. ^ Apple [@apple] (2021年2月24日). "アーティストのなみちえさん、ミュージシャンのASOBOiSMさんは神奈川を拠点に…". X(旧Twitter)より2025年1月22日閲覧
  37. ^ ギャル雑誌「egg」人気モデルがドージャ・キャットを日本語で大胆カバー”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2021年8月2日). 2025年1月22日閲覧。

外部リンク

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