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ASLV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ASLV
拡張型人工衛星打ち上げロケット
基本データ
運用国 インドの旗 インド
開発者 ISRO
使用期間 1987年3月24日 - 1994年5月4日
射場 シュリーハリコータ
打ち上げ数 4回(成功1回)
原型 SLV
発展型 PSLV
物理的特徴
段数 5段
ブースター 4基
総質量 41 トン
全長 24 m
直径 1 m
軌道投入能力
低軌道 150 kg (330 lb)
400 km
脚注
SROSS打ち上げに使用
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ASLV英語: Augmented Satellite Launch Vehicle, ヒンディー語: संवर्धित उपग्रह प्रक्षेपण यान)は5段式固体燃料ロケット低軌道に150 kg人工衛星を投入できる。この計画はインド宇宙研究機関 (ISRO) によって1980年代初頭に静止軌道へ投入する必要性から技術開発が始まった。設計はSLVを元にしており共通部分も多い。ISROはPSLV計画とASLV計画を同時に進めるだけの十分な資金が無く、ASLV計画は終了した。ASLVのペイロードは拡大型のロヒニ衛星である。

各段の詳細

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第1 段
エンジン 固体燃料ロケット 2基
推力 それぞれ502.6 kN (113,000 lbf)
比推力 253 秒
燃焼時間 49秒
燃料 固体燃料
第2 段
エンジン 固体燃料ロケット 1基
推力 702.6 kN (158,000 lbf)
比推力 259 秒
燃焼時間 45 秒
燃料 固体燃料
第3 段
エンジン 固体燃料ロケット 1基
推力 304 kN (68,000 lbf)
比推力 276 秒
燃焼時間 36 秒
燃料 固体燃料
第4 段
エンジン 固体燃料ロケット 1基
推力 90.7 kN (20,400 lbf)
比推力 277 秒
燃焼時間 45 秒
燃料 固体燃料
第5 段
エンジン 固体燃料ロケット 1基
推力 35 kN (7,900 lbf)
比推力 281 秒
燃焼時間 33 秒
燃料 固体燃料

打ち上げ記録

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バージョン 打ち上げ日時 射場 ペイロード 結果
3 D1 1987年3月24日 シュリーハリコータ SROSS A 150 kg 失敗。補助ロケットに点火後、一段目に着火しなかった。
3 D2 1988年7月12日 シュリーハリコータ SROSS-B 150 kg 失敗
3 D3 1992年5月20日 シュリーハリコータ SROSS-C 106 kg 部分的失敗
3 D4 1994年5月4日 シュリーハリコータ SROSS-C2 113 kg 成功。