2024年モンゴル議会総選挙
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2024年モンゴル議会総選挙(2024ねんもんごるぎかいそうせんきょ、モンゴル語:2024 оны Улсын Их Хурлын сонгууль)は、2024年6月28日にモンゴルで行われた議会(国家大会議)議員の総選挙である[1][2]。
概要
[編集]2023年に選挙制度に関する憲法が改正され、議席数が76から126に増加し、比例代表制が導入されてから初めて実施する選挙となった[3]。
前回2020年の総選挙では、モンゴル人民党が76議席中62議席の過半数を獲得し政権を樹立した[4]。しかし、2021年、政府の新型コロナウイルスのパンデミックへの対応に対して抗議活動が発生。ウフナーギーン・フレルスフ首相と内閣が辞任する事態となった[5]。また、 2022年12月には、石炭輸出に関する政府の汚職が発覚したことによりさらなる抗議活動が発生した[6]。
6月28日に行われた結果、中国への石炭輸出による経済成長を背景に、与党のモンゴル人民党が過半数の64議席を上回る68議席を獲得し勝利宣言を行った[7][8]。しかし、民主党の躍進により議席占有率は選挙前の約8割から5割台に低下した[9][10][11]。
選挙後、モンゴル人民党は民主党とフン党に対して大連立を打診し、民主党とフン党はそれを受諾。3党の連立によるオユーンエルデネ内閣が樹立した[12][13][14]。
選挙結果
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “МОНГОЛ УЛСЫН СОНГУУЛИЙН ЕРӨНХИЙ ХОРОО”. www.gec.gov.mn. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “УИХ-ын 2024 оны сонгууль” (英語). ikon.mn. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “憲法を改正、次回総選挙から議員定数を126に(モンゴル) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース”. ジェトロ. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “モンゴル総選挙、与党が政権を維持(モンゴル) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース”. ジェトロ. 2024年10月19日閲覧。
- ^ 湊, 邦生(みなと くにお) (2022). “2021年のモンゴル 国政選挙で与党人民党が相次いで圧勝”. アジア動向年報 2022: 75–96. doi:10.24765/asiadoukou.2022.0_75 .
- ^ “モンゴル首都で数千人規模の反政府デモ…物価高騰や中国への石炭輸出巡る汚職で”. 読売新聞オンライン (2022年12月7日). 2024年10月19日閲覧。
- ^ “モンゴル総選挙、与党辛勝 格差拡大・中国依存が課題”. 日本経済新聞 (2024年6月29日). 2024年10月19日閲覧。
- ^ 聖平, 三塚 (2024年6月29日). “モンゴル与党が総選挙「勝利」宣言 人民党が異例の3期目長期政権へ、議席占有率は低下”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年10月19日閲覧。
- ^ 外信部, 時事通信 (2024年6月29日). “モンゴル総選挙、与党が勝利 政権維持も議席占有率低下:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2024年10月19日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年6月29日). “モンゴル議会選挙 与党 人民党が引き続き政権運営へ | NHK”. NHKニュース. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “モンゴル総選挙、与党辛勝 格差拡大・中国依存が課題”. 日本経済新聞 (2024年6月29日). 2024年10月19日閲覧。
- ^ “最近のモンゴル情勢と日モンゴル関係”. 外務省. 2024年10月19日閲覧。
- ^ “モンゴル、与野党が連立で合意 首相は続投へ”. 日本経済新聞 (2024年7月8日). 2024年10月19日閲覧。
- ^ “モンゴル、総選挙で与党が過半数を獲得するも大連立で組閣(モンゴル) | ビジネス短信 ―ジェトロの海外ニュース”. ジェトロ. 2024年10月19日閲覧。