2022年のFIA F3選手権
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2022年のFIA F3選手権 | |||
前年: | 2021 | 翌年: | 2023 |
ペアレントシリーズ 2022年のF1世界選手権 2022年のFIA F2選手権 サポートシリーズ 2022年のWシリーズ |
2022年のFIA F3選手権は、FIAフォーミュラ3選手権の第4回大会となった。
エントリー
[編集]参戦ドライバーの数は30人。全車エンジンがメカクローム製の3.4L V6自然吸気エンジンを搭載したダラーラ製のF3 2019のシャーシを使い、タイヤはピレリが供給するタイヤを使用する。
エントラント名 | No. | ドライバー | 出走記録 |
---|---|---|---|
トライデント | 1 | ジョニー・エドガー | 1,4–9 |
オリバー・ラスムッセン | 2–3 | ||
2 | ロマン・スタネック | 全戦 | |
3 | ゼイン・マロニー | 全戦 | |
プレマ・レーシング | 4 | アーサー・ルクレール | 全戦 |
5 | ジャック・クロフォード | 全戦 | |
6 | オリバー・ベアマン | 全戦 | |
ARTグランプリ | 7 | ビクター・マルタンス | 全戦 |
8 | グレゴワール・ソーシー | 全戦 | |
9 | ファン・マヌエル・コレア | 1,3–9 | |
MPモータースポーツ | 10 | カイオ・コレット | 全戦 |
11 | アレクサンダー・スモリヤー[注 1] | 1–3,5–9 | |
フィリップ・ウグラン | 4 | ||
12 | クッシュ・マイニ | 全戦 | |
チャロウズ・レーシング・システム | 14 | ラズロ・トース | 全戦 |
15 | アイルトン・シモンズ | 1 | |
デビッド・シューマッハ | 2,8 | ||
リリム・ツェンデリ | 3 | ||
ズデネック・チョバネック[注 2] | 4–5 | ||
クリスチャン・マンセル[注 3] | 6-7 | ||
アレッサンドロ・ファムラロ[注 4] | 9 | ||
16 | フランチェスコ・ピッツィ | 全戦 | |
ハイテック・グランプリ | 17 | ケイレン・フレデリック | 全戦 |
18 | アイザック・ハジャー | 全戦 | |
19 | ナジム・アズマン | 全戦 | |
カンポス・レーシング | 20 | デビッド・ヴィダーレス | 全戦 |
21 | ハンター・イェーニー | 1–5,9 | |
オリバー・ゲーテ[注 5] | 6-7 | ||
セバスチャン・モントーヤ | 8 | ||
22 | ジョゼップ・マリア・マルティ | 全戦 | |
イェンツァー・モータースポーツ | 23 | アイド・コーエン | 全戦 |
24 | ニコ・カリ | 1 | |
フェデリコ・マルベスティティ | 2–9 | ||
25 | ウィリアム・アラタロ | 全戦 | |
カーリン | 26 | ザック・オサリバン | 全戦 |
27 | ブラッド・ベナヴィデス[注 6] | 1–3 | |
ブラッド・ベナヴィデス[注 6] | 4–9 | ||
28 | エンツォ・トゥルーリ | 全戦 | |
ファン・アメルスフォールト・レーシング | 29 | フランコ・コラピント | 全戦 |
30 | ラファエル・ヴィラゴメス | 全戦 | |
31 | 牛島リース[注 7] | 全戦 |
シーズン中のドライバー変更
[編集]- イェンツァーのカリに替え、第2戦以降にマルベスティティを起用。マルベスティティは昨年以来の出場となった。
- トライデントのエドガーがクローン病を発症し出場できなくなってしまったため、第2戦と第3戦にラスムッセンを起用。ラスムッセンは昨年以来の出場。その後、エドガーは第4戦より復帰した。
- ARTグランプリは、第2戦にてコレアが足を骨折し、レースに出場できなくなったが、チームは代役を立てずにマルタンスとソーシーの2台体制で出場した。その後、コレアは第3戦より復帰した。
- MPモータースポーツのスモリヤーはロシア人であり、イギリス国内に入ることができないため、代役としてウグランを起用。ウグランは昨年以来の出場となった。
- チャロウズのシモンズに替え、第2戦と第8戦でシューマッハ、第3戦でツェンデリ、第4戦と第5戦でチョバネック、第6戦と第7戦でマンセル、第9戦でファムラロをそれぞれ起用。シューマッハ、チョバネックは昨年以来の出場で、ツェンデリは2020年以来の出場となった。
- カンポスのイェーニーが手首を骨折したことに伴い出場できないため、第6戦と第7戦にゲーテ、第8戦にモントーヤをそれぞれ起用。その後、第9戦よりイェーニーが復帰した。
カレンダー
[編集]2022年カレンダーは9ラウンドで開催され、全戦F1のサポートレースとして行われた。昨年はF2と同様に3レース行われていたが、今年は通常通りの2レースとなった[1]。
ラウンド | サーキット | スプリントレース | フィーチャーレース |
---|---|---|---|
1 | バーレーン・インターナショナル・サーキット, サヒール | 3月19日 | 3月20日 |
2 | イモラ・サーキット, イモラ | 4月23日 | 4月24日 |
3 | カタロニア・サーキット, ムンマロー | 5月21日 | 5月22日 |
4 | シルバーストン・サーキット, シルバーストン | 7月2日 | 7月3日 |
5 | レッドブル・リンク, シュピールベルク | 7月9日 | 7月10日 |
6 | ハンガロリンク, モジョロード | 7月30日 | 7月31日 |
7 | スパ・フランコルシャン, スタヴロ | 8月27日 | 8月28日 |
8 | ザントフォールト・サーキット, ザントフォールト | 9月3日 | 9月4日 |
9 | モンツァ・サーキット, モンツァ | 9月10日 | 9月11日 |
ソース:[1] |
結果
[編集]レース
[編集]ドライバーズ・チャンピオンシップ
[編集]- スプリントの上位10台とフィーチャーの上位10台には以下のポイントが与えられる。
順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | PP | FL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SRポイント | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 1 | |
FRポイント | 25 | 18 | 15 | 12 | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | 1 | 2 |
色 | 結果 |
---|---|
金色 | 勝者 |
銀色 | 2位 |
銅色 | 3位 |
緑 | ポイント獲得 |
青 | 完走 |
規定周回数不足 (NC) | |
紫 | リタイア (Ret) |
黒 | 失格 (DSQ) |
白 | スタートせず (DNS) |
欠場 (WD) | |
レース中止 (C) | |
除外 (EX) |
|
ノート
[編集]・†–ドライバーはリタイアしレースを完走しなかったものの、レース距離の90%以上を完了したため完走扱いになる。
チーム部門
[編集]
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脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ スモリヤーはロシア人ドライバーだが、ロシアのウクライナ侵攻により協会がロシアの国章を禁止したため、彼は国際自動車連盟(FIA)の旗を使用して中立的な競技者として出場している。
- ^ チョバネックはチェコ系ベネズエラ人ドライバーだが、ポルトガルのライセンスで参加する。
- ^ マンセルはオーストラリア人ドライバーだが、イギリスのライセンスで参加する。
- ^ ファムラロはベネズエラ人ドライバーだが、イタリアのライセンスで参加する。
- ^ ゲーテはデンマーク系ドイツ人ドライバーだが、モナコのライセンスで参加する。
- ^ 牛島は日系アメリカ人ドライバーであるが、イギリスのライセンスで参加する。
出典
[編集]- ^ a b “2022年のFIA F2/FIA F3のカレンダーが発表に。F2は最多の14大会28レースを実施へ”. auto sport Web (2022年3月14日). 2022年8月1日閲覧。
- ^ “F3バーレーン:レース1はレッドブル育成のハジャー優勝。ベアマン、チェッカー後のペナルティで勝利逃す”. jp.motorsport.com (2022年3月19日). 2022年8月2日閲覧。
- ^ “F3バーレーン:レース2はマルタンスが優勝。ルクレール弟、11台抜きで2位表彰台”. jp.motorsport.com (2022年3月20日). 2022年8月2日閲覧。
- ^ “コラピントがファイナルラップに首位奪還。VARに初勝利届ける|F3イモラレース1”. jp.motorsport.com (2022年4月23日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “タイヤギャンブルに3度のセーフティカー......波乱のレースをスタネックが制す|F3第2戦イモラ”. jp.motorsport.com (2022年4月24日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “首位攻防が審議対象も......ヴィダーレスがレース1優勝|F3第3戦バルセロナ”. jp.motorsport.com (2022年5月21日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “ヴィクトー・マルタンス、スタート直後の大外刈りで”一本勝ち”!|F3第3戦バルセロナレース2”. jp.motorsport.com (2022年5月22日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “ハジャーが見事なオーバーテイクで優勝、日系アメリカ人のウシジマが初表彰台|F3第4戦シルバーストン”. jp.motorsport.com (2022年7月2日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “アーサー・ルクレールが接戦のレース2を制し今季初優勝! 兄シャルルも祝福|F3第4戦シルバーストン”. jp.motorsport.com (2022年7月3日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “レッドブル育成のクロフォードが鮮やかオーバーテイクでF3初優勝|F3第5戦レッドブルリンク”. jp.motorsport.com (2022年7月9日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “ハジャーがウエットコンディションのレース2独走優勝。今季3勝目|F3第5戦レッドブルリンク”. jp.motorsport.com (2022年7月10日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “水を得た魚のように……カイオ・コレがウエットコンディションで独走レース1優勝|F3第6戦ハンガロリンク”. jp.motorsport.com (2022年7月30日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “スモリャルが独走でレース2優勝。スリックタイヤ勢が猛烈な追い上げも届かず|F3第6戦ハンガロリンク”. jp.motorsport.com (2022年7月31日). 2022年8月4日閲覧。
- ^ “オリバー・ベアマンが波乱のレースを制し、F3初優勝を飾る|F3第7戦スパ・レース1”. jp.motorsport.com. 2022年8月27日閲覧。
- ^ “マロニー、大クラッシュ翌日に見事なカムバック。トライデントがワンツー|F3第7戦スパ・レース2”. jp.motorsport.com. 2022年8月28日閲覧。
- ^ “カイオ・コレが好スタートを勝利につなげる。コレア、レース復帰後初の表彰台|F3第8戦ザントフールト”. jp.motorsport.com. 2022年9月3日閲覧。
- ^ “ゼイン・マロニーが2週連続でレース2優勝。2位マルタンスがランキング首位浮上|F3第8戦ザントフールト”. jp.motorsport.com. 2022年9月4日閲覧。
- ^ “レース1はコラピント優勝。マルタンスら6人がタイトルの可能性残し最終レースに|F3最終戦モンツァ”. jp.motorsport.com. 2022年9月10日閲覧。
- ^ “もつれにもつれたタイトル争いは赤旗終了で混乱。アルピーヌ育成のマルタンスが王者に|F3最終戦モンツァ”. jp.motorsport.com. 2022年9月11日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト(英語)