2019年IAAF世界リレー大会
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IAAF World Relays Yokohama 2019 | |
開催地 | 日本・横浜市 |
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主催 | 国際陸上競技連盟 |
開催回 | 4 |
参加国・地域数 | 43[2]ヶ国 |
参加人数 | 529人 |
種目数 | 9種目 |
開催日 | 2019年5月11日 - 5月12日 |
主会場 | 横浜国際総合競技場 |
公式サイト | |
iaafworldrelays |
2019年IAAF世界リレー大会(2019 IAAF World Relays)は、2019年5月11日・12日に横浜市の横浜国際総合競技場で開催された第4回IAAF世界リレー大会[3]。主催は国際陸上競技連盟、主管は(公財)日本陸上競技連盟。
概要
[編集]今大会では、4×800mリレーが廃止され、男女混合シャトルハードルリレー、男女混合2×2×400mリレーが新たに実施された。男女の4×100mリレーと4×400mリレーの上位8カ国、混合4×400mリレーの上位12カ国にドーハ世界選手権の出場権が与えられた[4]。
開催地決定
[編集]世界リレーは2014年の第1回から継続してバハマで開催していたが、今回は財政上の理由から開催を断念し、代替地として日本が意欲を示していた[5]。2018年10月12日、横浜市の林文子市長が日本陸連横川浩会長、現役選手の山縣亮太と共に、市長定例記者会見で開催を発表した[6]。
競技日程
[編集]1日目 - 5月11日(土) | ||
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18:38 | 混合シャトルハードルリレー | 予選 |
19:05 | 女子4×400mリレー | 予選 |
19:40 | 男子4×400mリレー | 予選 |
20:13 | 女子4×100mリレー | 予選 |
20:40 | 混合2×2×400mリレー | 決勝 |
21:00 | 男子4×100mリレー | 予選 |
21:22 | 混合4×400mリレー | 予選 |
21:55 | 混合シャトルハードルリレー | 決勝 |
2日目 - 5月12日(日) | ||
---|---|---|
18:31 | 男子4×200mリレー | 予選 |
18:52 | 女子4×400mリレー | B決勝 |
19:05 | 男子4×400mリレー | B決勝 |
19:21 | 女子4×400mリレー | 決勝 |
19:37 | 男子4×400mリレー | 決勝 |
19:53 | 混合4×400mリレー | 決勝 |
20:09 | 女子4×200mリレー | 決勝 |
20:23 | 男子4×200mリレー | 決勝 |
20:37 | 女子4×100mリレー | 決勝 |
20:52 | 男子4×100mリレー | 決勝 |
競技結果
[編集]男子
[編集]種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
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4×100mリレー | ブラジル Rodrigo do Nascimento Jorge Vides Derick Silva パウロ・アンドレ・デ・オリベイラ |
38.05 | アメリカ合衆国 マイク・ロジャース ジャスティン・ガトリン アイザイア・ヤング ノア・ライルズ キャメロン・バレル |
38.07 | 英国 チジンドゥ・ウジャー ハリー・アイキネス=アリエティ アダム・ジェミリ ネサニエル・ミッチェル=ブレーク |
38.15 |
4×200mリレー | アメリカ合衆国 Christopher Belcher Bryce Robinson Vernon Norwood Remontay McClain |
1:20.12 | 南アフリカ共和国 Simon Magakwe Chederick van Wyk Sinesipho Dambile Akani Simbine Jon Seeliger Anaso Jobodwana |
1:20.42 AR |
ドイツ Maurice Huke Patrick Domogala Aleixo-Platini Menga Robin Erewa |
1:21.26 NR |
4×400mリレー | トリニダード・トバゴ Deon Lendore Jereem Richards Asa Guevara Machel Cedenio |
3:00.81 | ジャマイカ Demish Gaye Akeem Bloomfield Rusheen McDonald Nathon Allen Javon Francis |
3:01.57 | ベルギー Dylan Borlée Robin Vanderbemden Jonathan Borlée Jonathan Sacoor Julien Watrin |
3:02.70 |
女子
[編集]種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
4×100mリレー | アメリカ合衆国 Mikiah Brisco Ashley Henderson Dezerea Bryant Aleia Hobbs |
43.27 | ジャマイカ Gayon Evans Natasha Morrison Sashalee Forbes Jonielle Smith シェローン・シンプソン |
43.29 | ドイツ Lisa Marie Kwayie Alexandra Burghardt Gina Lückenkemper Rebekka Haase Lisa Mayer |
43.68 |
4×200mリレー | フランス Carolle Zahi Estelle Raffai Cynthia Leduc Maroussia Paré |
1:32.16 | 中国 梁小静 韋永麗 孔令微 葛曼棋 |
1:32.76 AS |
ジャマイカ エレイン・トンプソン=ヘラ Stephenie Ann McPherson シェリー=アン・フレーザー=プライス Shericka Jackson |
1:33.21 |
4×400mリレー | ポーランド Małgorzata Hołub-Kowalik Patrycja Wyciszkiewicz Anna Kiełbasińska Justyna Święty-Ersetic |
3:27.49 | アメリカ合衆国 Jaide Stepter Shakima Wimbley Jessica Beard Courtney Okolo Jordan Lavender Joanna Atkins |
3:27.65 | イタリア Maria Benedicta Chigbolu Ayomide Folorunso Giancarla Trevisan Raphaela Lukudo Elisabetta Vandi Chiara Bazzoni |
3:27.74 |
混合
[編集]種目 | 金 | 銀 | 銅 | |||
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4×400mリレー | アメリカ合衆国 My'Lik Kerley Joanna Atkins ジャスミン・ブロッカー Dontavius Wright Brionna Thomas Olivia Baker |
3:16.43 | カナダ Austin Cole Aiyanna Stiverne Zoe Sherar Philip Osei Alicia Brown |
3:18.15 | ケニア Jared Momanyi Maureen Thomas Hellen Syombua Aron Koech |
3:19.43 |
2×2×400mリレー | アメリカ合衆国 Ce'Aira Brown Donavan Brazier |
3:36.92 | オーストラリア Catriona Bisset Josh Ralph |
3:37.61 | 日本 塩見綾乃 クレイ・アーロン・竜波 |
3:38.36 |
シャトルハードルリレー | アメリカ合衆国 Christina Clemons Freddie Crittenden シャリカ・ネルビス デボン・アレン クイーン・ハリソン Ryan Fontenot |
54.96 | 日本 木村文子 高山峻野 青木益未 金井大旺 |
55.59 | 2チームがフィニッシュ |
総合得点
[編集]今大会ではインターハイの学校対抗で採用されていると同じ順位に応じ、1位8点、以下1点刻みで最多得点獲得国がゴールデンバトンを獲得した[8]。
順位 | 国名 | 得点 |
---|---|---|
1 | アメリカ合衆国 | 54 |
2 | ジャマイカ | 27 |
3 | 日本(開催国) | 27 |
4 | ドイツ | 18 |
5 | ポーランド | 17 |
6 | ブラジル | 16 |
7 | 中国 | 15 |
8 | イタリア | 15 |
9 | フランス | 13 |
10 | 英国 | 13 |
日本選手の結果
[編集]全種目に出場した。男子4×400mリレー、混合4×400mリレーでドーハ世界選手権の出場権を獲得した[9][10]。新種目の混合2×2×400mリレーで3位、混合シャトルハードルリレーで2位で、日本は総合3位となった。また、女子4×200mリレーでは日本新記録となった。
- 男子4×100mリレー(多田修平、山縣亮太、小池祐貴、桐生祥秀) - 予選失格
- 女子4×100mリレー(土井杏南、山田美来、壹岐いちこ、三宅奈緒香) - 予選敗退(13位、44秒24)
- 男子4×200mリレー(宮本大輔、永田駿斗、田村朋也、藤光謙司) - 5位(1分22秒67)
- 女子4×200mリレー(山田美来、三宅奈緒香、兒玉芽生、青野朱李) - 4位(1分34秒57)
- 男子4×400mリレー(ウォルシュ・ジュリアン、佐藤拳太郎、北谷直輝、若林康太) - 4位(3分03秒24)
- 女子4×400mリレー(青山聖佳、松本奈菜子、武石この実、岩田優奈) - B決勝7位(最終順位15位、3分35秒12)
- 混合4×400mリレー(伊東利来也、青山聖佳、稲岡真由、北谷直輝) - 予選敗退(11位、3分19秒71)
- 混合2×2×400mリレー(塩見綾乃、クレイ・アーロン・竜波) - 3位(3分38秒36)
- 混合シャトルハードルリレー(木村文子、高山峻野、青木益未、金井大旺) - 2位(55秒59)
放送
[編集]テレビではTBSテレビ・BS-TBS(11日の前半)で放送。メインキャスターはこの年の9月から10月にかけて開催のドーハ世界選手権と同じ織田裕二と中井美穂。
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[編集]- 後援[4] : 読売新聞社
- IAAFパートナー : アシックス、カタール国立銀行(QNB)、セイコーホールディングス、TDK
- IAAFサプライヤー : モンド
- ナショナルパートナー : アース製薬
- ナショナルサプライヤー : セレスポ、東武トップツアーズ
脚注
[編集]- ^ 大会要項Worldrelays.com、2022年3月13日閲覧。
- ^ “Silesia2021 Facts & Figures” (PDF). ワールドアスレティックス. pp. 1 (2021年4月28日). 2022年3月12日閲覧。
- ^ “NASSAU PASSES THE BATON TO YOKOHAMA FOR IAAF WORLD RELAYS 2019”. 2018年10月12日閲覧。
- ^ a b “大会要項”. IAAF世界リレー2019横浜大会 (2019年). 2022年3月20日閲覧。
- ^ “陸上世界リレー、横浜で19年5月開催 山県「金めざす」”. 日本経済新聞. (2018年10月12日) 2022年3月13日閲覧。
- ^ “【世界リレー】日本開催決定発表および囲み会見”. 日本陸上競技連盟. (2018年10月15日) 2022年3月13日閲覧。
- ^ タイムテーブルWorldrelays.com日本語版、2022年3月26日閲覧。
- ^ “Team standings”. IAAF (12 May 2019). 12 May 2019閲覧。
- ^ “【世界リレー横浜:1日目ハイライト】チームJAPAN、新設2種目で2位・3位!”. 日本陸上競技連盟 (2019年5月12日). 2022年3月13日閲覧。
- ^ “【世界リレー横浜:2日目ハイライト】男子4×400mRドーハ世界選手権出場権獲得!/女子4×200mRは日本新記録を樹立!”. 日本陸上競技連盟 (2019年5月13日). 2022年3月13日閲覧。