2018 アフリカ女子ネイションズカップ
2018 アフリカ女子ネイションズカップ 2018 Women's African Cup of Nations | |
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大会概要 | |
開催国 | ガーナ |
日程 | 2018年11月17日 - 12月1日 |
チーム数 | 8 (1連盟) |
開催地数 | 2 (2都市) |
大会結果 | |
優勝 | ナイジェリア (11回目) |
準優勝 | 南アフリカ共和国 |
3位 | カメルーン |
4位 | マリ |
大会統計 | |
試合数 | 16試合 |
ゴール数 |
51点 (1試合平均 3.19点) |
得点王 | テンビ・クゲトラナ(5点) |
< 20162020 > |
2018 アフリカ女子ネイションズカップ(英語: 2018 Women's African Cup of Nations)は、2018年11月17日から12月1日[1]にかけてガーナ[2]で行われた、第13回目のアフリカ女子ネイションズカップである。
この大会は2019 FIFA女子ワールドカップの予選を兼ねて実施される[2](アフリカの出場枠:3)。
出場資格について
[編集]赤道ギニア代表は当初、前回(2016年)大会で偽造の疑いのあるパスポートを示した選手を出場させたとして、今大会ならびに次回(2020年)大会の出場資格を剥奪されていた[3]。その後、この処分は2017年7月のアフリカサッカー連盟(CAF)緊急委員会で取り消されることとなった(2017年9月に決定)[4]。一方で2017年10月5日に国際サッカー連盟(FIFA)は、2016年オリンピック女子サッカーの予選において同チームが偽造の書類により本来代表選手として出場資格のない10選手を出場させていたとして、同チームを2020年オリンピック女子サッカーに加えて2019 FIFA女子ワールドカップも出場を禁止すると発表した[4][5]。そのため赤道ギニアは当大会の結果に関わらず女子ワールドカップには出場できない。
予選大会
[編集]予選では、ホーム・アンド・アウェーの2試合合計得点が並んだ場合はアウェーゴール数の多いチームが勝ち上がりとなるが、それも並んだ場合はPK戦により勝ち上がるチームを決定する[6](延長戦は行わない)。
予選の組み合わせは以下の通りである[7]。
1次予選
[編集]2018年4月4日から4月10日にかけて開催された。
チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
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セネガル | 2 - 3 | アルジェリア | 2 - 1 | 0 - 2 |
リビア | 0 - 15 | エチオピア | 0 - 8 | 0 - 7 |
モロッコ | 1 - 1 (a) | コートジボワール | 1 - 1 | 0 - 0 |
シエラレオネ | 不戦勝 | マリ | ※ | ※ |
ブルキナファソ | 3 - 3 (PK 3-5[8]) |
ガンビア | 2 - 1 | 1 - 2 |
コンゴ共和国 | 3 - 1 | 中央アフリカ共和国 | 2 - 0 | 1 - 1 |
ケニア | 1 - 0 | ウガンダ | 1 - 0 | 0 - 0 |
レソト | 3 - 1 | エスワティニ | 1 - 0 | 2 - 1 |
タンザニア | 4 - 4 (a) | ザンビア | 3 - 3[9] | 1 - 1 |
ナミビア | 0 - 4 | ジンバブエ | 0 - 2 | 0 - 2 |
※シエラレオネは棄権した[10]。
最終予選
[編集]2018年6月6日から6月11日にかけて開催された。
チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
---|---|---|---|---|
アルジェリア | 6 - 3 | エチオピア | 3 - 1 | 3 - 2 |
コートジボワール | 2 - 2 (a) | マリ | 2 - 2 | 0 - 0[11] |
ガンビア | 0 - 7 | ナイジェリア | 0 - 1 | 0 - 6 |
コンゴ共和国 | 0 - 10 | カメルーン | 0 - 5 | 0 - 5 |
ケニア | 2 - 3 ※ | 赤道ギニア | 2 - 1 | 0 - 2 |
レソト | 0 - 7 | 南アフリカ共和国 | 0 - 1 | 0 - 6 |
ザンビア | 2 - 2 (a) | ジンバブエ | 0 - 1 | 2 - 1 |
※実際の試合は赤道ギニアがケニアに2試合合計3-2で勝利したものの、赤道ギニアの選手の代表資格についてケニアからの申し立てを受け調査したところ、資格がないと判断され赤道ギニアは失格、代わってケニアが本大会に出場するものとされた。同選手は赤道ギニアに幼少期に居住していて祖父の国籍も赤道ギニアであるものの、カメルーン国籍のままであった。[12][13]その後、赤道ギニアが異議を申し立てたことを受けCAFが再度調査を行い、同選手の出場資格は問題がないとして赤道ギニアの本大会出場を認める判断を下した[14][15]。なおケニアはこのCAFの判断に対して、スポーツ仲裁裁判所への提訴も検討しているとしている[15]。11月16日にスポーツ仲裁裁判所は、ケニアにより提出された、当大会出場を認めるかの緊急の訴えについて認めない判断を下した[16][17][18]。
本大会
[編集]本大会では8チームが4チームずつ2組に分かれての1次ラウンド、ならびに準決勝(各組上位2チームが進出)・3位決定戦・決勝を行う[19]。
試合開催日時はいずれも現地時間(UTC+0)による。
グループステージ
[編集]グループステージの組み合わせ抽選は2018年10月21日に行われた[20]。抽選におけるシード順は以下の通り[21]。
第1シード | 第2シード | ノーシード |
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(直近3大会の成績上位国) |
※最終予選における赤道ギニアの失格処分があったことから、組み合わせ抽選の時点ではケニアが出場するものとされていたが、その後失格処分が取り消されたため、赤道ギニアが代わって出場する。
勝ち点が並んだチームが2チーム以上ある場合の順位決定方法 |
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グループステージで勝ち点が並んだチームがあった場合は、以下の順で順位を決定する[22]。
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グループA
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | カメルーン | 3 | 2 | 1 | 0 | 6 | 2 | +4 | 7 | 決勝トーナメントに出場 |
2 | マリ | 3 | 2 | 0 | 1 | 6 | 5 | +1 | 6 | |
3 | ガーナ | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 3 | 0 | 4 | |
4 | アルジェリア | 3 | 0 | 0 | 3 | 2 | 7 | −5 | 0 |
グループB
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 南アフリカ共和国 | 3 | 2 | 1 | 0 | 9 | 2 | +7 | 7 | 決勝トーナメントに出場 |
2 | ナイジェリア | 3 | 2 | 0 | 1 | 10 | 1 | +9 | 6 | |
3 | ザンビア | 3 | 1 | 1 | 1 | 6 | 5 | +1 | 4 | |
4 | 赤道ギニア | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 18 | −17 | 0 |
準決勝
[編集]3位決定戦
[編集]決勝
[編集]優勝チーム
[編集]2018 アフリカ女子ネイションズカップ |
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ナイジェリア 3大会連続11回目 |
2019 FIFA女子ワールドカップ出場チーム
[編集]出典
[編集]- 大会規定:“Regulations of the Women Africa Cup of Nations”. アフリカサッカー連盟. 2018年6月12日閲覧。
- ^ “Decisions of the CAF Executive Committee of 14 March 2017”. アフリカサッカー連盟 (2017年3月14日). 2018年1月2日閲覧。
- ^ a b “GFA receives official mandate to host 2018 Women AFCON”. ガーナサッカー協会 (2016年12月12日). 2018年1月2日閲覧。
- ^ “Equatorial Guinea disqualified”. アフリカサッカー連盟 (2016年8月4日). 2018年1月2日閲覧。
- ^ a b “Equatorial Guinea banned from 2019 Women's World Cup”. BBCスポーツ (2017年10月6日). 2018年1月2日閲覧。
- ^ “Equatorial Guinea expelled from FIFA Women’s World Cup France 2019”. 国際サッカー連盟 (2017年10月5日). 2018年1月2日閲覧。
- ^ 大会規定 Article 13
- ^ “Nigeria draw bye in 2018 Women's AFCON qualifiers”. Busy Buddies (2017年10月4日). 2018年1月2日閲覧。
- ^ “Algeria smile at the death as Gambia edge Burkina Faso”. アフリカサッカー連盟 (2018年4月11日). 2018年4月13日閲覧。
- ^ “Tanzania, Zambia in six-goal thriller”. アフリカサッカー連盟 (2018年4月5日). 2018年4月13日閲覧。
- ^ “CAN Féminine-Adversaire du Mali, la Sierra Leone refuse le combat” (フランス語). Footmali (2018年4月4日). 2018年4月13日閲覧。
- ^ “Algeria shock Ethiopia to book final place”. アフリカサッカー連盟 (2018年6月11日). 2018年6月12日閲覧。
- ^ “Harambee Starlets appeal against Equatorial Guinea upheld, Kenya set to grace AWCON”. ケニアサッカー連盟 (2018年10月17日). 2018年10月19日閲覧。
- ^ “Kenya through, Equatorial Guinea disqualified”. アフリカサッカー連盟 (2018年10月18日). 2018年10月19日閲覧。
- ^ “DECISIONS OF THE APPEAL BOARD OF 7th NOVEMBER 2018”. アフリカサッカー連盟 (2018年11月7日). 2018年11月14日閲覧。
- ^ a b “Kenya to appeal to Cas over Equatorial Guinea reinstatement”. BBCスポーツ. BBC (2018年11月8日). 2018年11月14日閲覧。
- ^ “THE COURT OF ARBITRATION FOR SPORT (CAS) REJECTS THE REQUEST FOR PROVISIONAL MEASURES FILED BY THE FOOTBALL KENYA FEDERATION”. スポーツ仲裁裁判所 (2018年11月16日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ “CAS's Order regarding Kenya's Request for Provisional Measures”. アフリカサッカー連盟 (2018年11月16日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ “Kenya loses CAS appeal over Women's Nations Cup exclusion”. BBCスポーツ. BBC (2018年11月16日). 2018年11月17日閲覧。
- ^ 大会規定 Article 70 - Article 72
- ^ “Finalists learn their fate in balanced draw”. アフリカサッカー連盟 (2018年10月21日). 2018年10月23日閲覧。
- ^ “PROCEDURE OF THE DRAW OF THE FINAL TOURNAMENT TOTAL WOMEN'S AFCON-GHANA 2018”. アフリカサッカー連盟. 2018年10月23日閲覧。
- ^ 大会規定 Article 71
外部リンク
[編集]- 11th Total Women’s AFCON Ghana 2018(アフリカサッカー連盟公式サイト、英語・フランス語・アラビア語)