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2017年フランス大統領選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2017年フランス大統領選挙
Élection présidentielle française de 2017
フランス
2012年 ←
2017年4月23日(第1回)
2017年5月7日(第2回)

→ 2022年

 
候補者 エマニュエル・
マクロン
マリーヌ・
ル・ペン
政党 共和国前進 国民戦線
得票数 20,743,128 10,638,475
得票率 66.1% 33.9%

県別第2回投票結果
マクロン  ルペン

選挙前大統領

フランソワ・オランド
社会党

選出大統領

エマニュエル・マクロン
共和国前進

2017年フランス大統領選挙(2017ねんフランスだいとうりょうせんきょ、フランス語: Élection présidentielle française de 2017)は、フランス第五共和政における11回目のフランス大統領選挙である。

2017年5月16日に任期満了するフランソワ・オランド大統領の後継大統領を選ぶ選挙である。

概説

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選挙制度

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  • 選挙・被選挙権:18歳以上のフランス市民
  • 立候補要件:30県以上から最低500人(市長、議員など)の推薦署名。
  • 大統領の任期:5年(再選は1回のみ可能)
  • 選挙制度:決選投票制(第1回投票で当選するには有効投票総数の過半数を得る必要がある。いない場合は上位2候補による決選投票を実施)

候補

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順番はくじ引きによる[1]

立ち上がれフランス 国民戦線 共和国前進 社会党
ニコラ・デュポン=エニャン マリーヌ・ル・ペン エマニュエル・マクロン ブノワ・アモン
エソンヌ県イェール市長 欧州議会議員 元経済・産業・デジタル大臣 元教育大臣
労働者の闘争 反資本主義新党 連帯と進歩フランス語版 抵抗
ナタリー・アルトー フィリップ・プトー ジャック・シュミナード ジャン・ラサール
ヴォー=アン=ヴラン市議会議員 工場労働者、労働組合員 党首 Lourdios-Ichèreフランス語版市長
不服従のフランス 人民共和連合 共和党
ジャン=リュック・メランション フランソワ・アスリノ フランソワ・フィヨン
欧州議会議員 財務上級監査官フランス語版 元首相

選挙運動

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出典:インフォグラフィックでみるフランス大統領選挙”. 在日本フランス大使館. 2017年4月15日閲覧。フランス大統領選挙”. 在日本フランス大使館. 2017年4月15日閲覧。

選挙結果

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地域別第1回投票結果
マクロン
ルペン
フィヨン
メランション

決選投票では白票と無効票が全体の票の9%と、「第五共和政」が始まった1958年以降で最も高い割合を記録し、棄権率も25%と1969年以来の高さを記録した[2]

マクロン新大統領は39歳(2016年5月現在)で、フランス史上最年少の大統領となる[3]。一方のル・ペン候補は、フランス史上初の女性大統領の座が懸っていた[4]

e • d  フランスの旗 2017年フランス大統領選挙 (第1回:2017年4月23日・第2回:2017年5月7日施行)
候補者 所属政党 得票数 得票率 得票数 得票率
エマニュエル・マクロン 共和国前進 8,657,326 24.01% 20,753,798 66.10%
マリーヌ・ル・ペン 国民戦線 7,679,493 21.30% 10,644,118 33.90%
フランソワ・フィヨン 共和党 7,213,797 20.01%
ジャン=リュック・メランション 不服従のフランス 7,060,885 19.58%
ブノワ・アモン 社会党 2,291,565 6.36%
ニコラ・デュポン=エニャン 立ち上がれフランス 1,695,186 4.70%
ジャン・ラサール 抵抗 435,365 1.21%
フィリップ・プトー 反資本主義新党 394,582 1.09%
フランソワ・アスリノ 人民共和連合 332,588 0.92%
ナタリー・アルトー 労働者の闘争 232,428 0.64%
ジャック・シュミナード 連帯と進歩 65,598 0.18%
有効票数(有効率) 36,058,813 97.45% 31,397,916 88.53%
無効票数(無効率) 285,431 0.77% 1,049,532 2.96%
白票数(白票率) 659,302 1.78% 3,019,724 8.51%
投票総数(投票率) 37,003,546 77.77% 35,467,172 74.56%
棄権者数(棄権率) 10,577,572 22.23% 12,101,416 25.44%
有権者数 47,581,118 100.0% 47,568,588 100.0%
出典:Election présidentielle 2017”. フランス内務省 (2017年4月23日). 2017年4月25日閲覧。

その他

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決選投票に残った2人は、いずれも好意を示しづらい人物であるとしてフランス国内では議論となった。決選投票直前、2017年5月1日に行われたメーデーでは、2人の決選投票進出者に抗議するデモ活動が暴徒化して、警察官2名が火炎瓶の投擲を受けて重傷を負っている[5]

脚注

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外部リンク

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