2004年アテネオリンピックの競泳競技・男子100m平泳ぎ
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2004夏季 男子100m平泳ぎ | ||||||||||
会場2 | オリンピック水泳センター(Athens Olympic Aquatic Centre) | |||||||||
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開催日2 | 2004年8月14日(予選 準決勝) 2004年8月15日(決勝) | |||||||||
参加選手数 | 55か国 60人 | |||||||||
スコア | 1:00.08 | |||||||||
メダリスト | ||||||||||
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2004年アテネオリンピックの競泳競技の男子100m平泳ぎは、8月14日、15日にギリシャ、アテネのアテネオリンピックスポーツコンプレックスのオリンピック水泳センターで行われた[1]。
北島康介は前回のシドニーでは4位に終わっていたが、世界記録保持者のブレンダン・ハンセンを0.17秒差でおさえ、1:00.08のタイムで金メダルを獲得した。北島はプルアウト中に違法なドルフィンキックを使用したが失格にはならず、1年以内にルールが変更され、スタート後と各ターンの後には1回のドルフィンキックが認められた[2][3][4]。最終日に23歳になったハンセンは1:00.25のタイムで銀メダルを獲得し、フランスのユーグ・デュボスがアメリカのマーク・ギャングロフの追い上げを抑えて1:00.88で銅メダルを獲得した[5][6]。
記録
[編集]本オリンピック以前の世界記録とオリンピック記録は以下の通り。
世界記録 | 59.30 | ブレンダン・ハンセン (USA) | アメリカ合衆国、ロングビーチ | 2004年7月8日 |
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オリンピック記録 | 1:00.46 | ドメニコ・フィオラバンティ (ITA) | オーストラリア、シドニー | 2000年9月17日 |
予選第7組で北島康介が1:00.03のタイムでオリンピック記録を更新し、準決勝第1組でブレンダン・ハンセンが1:00.01のタイムでオリンピック記録をさらに更新した[7]。
結果
[編集]予選
[編集]準決勝
[編集]第1組
[編集]順位 | レーン | 選手 | 国 | タイム | 結果 |
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1 | 4 | ブレンダン・ハンセン | アメリカ合衆国 | 1:00.01 | Q, OR |
2 | 5 | Darren Mew | イギリス | 1:00.83 | Q |
3 | 3 | ユーグ・デュボス | フランス | 1:01.17 | Q |
4 | 2 | Roman Sloudnov | ロシア | 1:01.54 | |
5 | 6 | Jens Kruppa | ドイツ | 1:01.68 | |
6 | 8 | René Kolonko | ドイツ | 1:01.82 | |
7 | 7 | Richárd Bodor | ハンガリー | 1:01.88 | |
8 | 1 | Thijs van Valkengoed | オランダ | 1:02.36 |
第2組
[編集]順位 | レーン | 選手 | 国 | タイム | 結果 |
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1 | 4 | 北島康介 | 日本 | 1:00.27 | Q |
2 | 3 | ジェームズ・ギブソン | イギリス | 1:01.07 | Q |
2 | Oleg Lisogor | ウクライナ | Q | ||
5 | マーク・ギャングロフ | アメリカ合衆国 | Q | ||
5 | 3 | Vladislav Polyakov | カザフスタン | 1:01.36 | Q |
6 | 8 | Dmitry Komornikov | ロシア | 1:01.83 | |
7 | 1 | Jarno Pihlava | フィンランド | 1:01.86 | |
8 | 7 | Eduardo Fischer | ブラジル | 1:02.07 |
決勝
[編集]順位 | レーン | 選手 | 国 | タイム | 結果 |
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5 | 北島康介 | 日本 | 1:00.08 | ||
4 | ブレンダン・ハンセン | アメリカ合衆国 | 1:00.25 | ||
1 | ユーグ・デュボス | フランス | 1:00.88 | ||
4 | 6 | マーク・ギャングロフ | アメリカ合衆国 | 1:01.17 | |
5 | 8 | Vladislav Polyakov | カザフスタン | 1:01.34 | |
6 | 7 | ジェームズ・ギブソン | イギリス | 1:01.36 | |
7 | 3 | Darren Mew | イギリス | 1:01.66 | |
8 | 2 | Oleg Lisogor | ウクライナ | 1:02.42 |
出典
[編集]- ^ “Swimming schedule”. BBC Sport (2004年8月5日). 2007年6月17日閲覧。
- ^ “The New Rule That Could Sink Michael Phelps” (27 July 2012). 2023年9月18日閲覧。
- ^ “The Cheatingest Move in Swimming: How a South African Used Illegal Dolphin Kicks to Win Gold” (7 August 2012). 2023年9月18日閲覧。
- ^ “More Breaststroke Dolphin Kick Controversy” (26 October 2007). 2020年3月26日閲覧。
- ^ Whitten, Phillip (15 August 2004). “Kitajima Keeps His Promise, Upsetting Brendan Hansen to Win the Men's 100 meter Breaststroke”. Swimming World Magazine. オリジナルの30 June 2013時点におけるアーカイブ。 10 May 2013閲覧。
- ^ Ma, Xiangfei (16 August 2004). “Kitajima 100m breaststroke win ruins Hansen's birthday”. BBC Sport. オリジナルのSeptember 19, 2004時点におけるアーカイブ。 10 May 2013閲覧。
- ^ Thomas, Stephen (14 August 2004). “Hansen Sets Olympic Record in 100 Breaststroke Semifinals”. Swimming World Magazine 13 May 2013閲覧。