コンテンツにスキップ

1990年アジア競技大会における柔道競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1990年アジア競技大会における柔道競技(1990ねんアジアきょうぎたいかいにおけるじゅうどうきょうぎ)は1990年9月28日から10月1日の4日間にわたって、中国の北京で開催された。今大会から女子も実施されることになった[1]。              

大会結果

[編集]

男子

[編集]
階級
60kg以下級 日本の旗 越野忠則 大韓民国の旗 金鐘万 モンゴルの旗 ダシュゴンビン・バトゥルガ
朝鮮民主主義人民共和国の旗 パク・ハキョン
65kg以下級 日本の旗 大熊政彦 大韓民国の旗 金鐘洙 チャイニーズタイペイの旗 ホアン・チェンルン
中華人民共和国の旗 高二偉
71kg以下級 大韓民国の旗 鄭勲 朝鮮民主主義人民共和国の旗 李昌寿 日本の旗 古賀稔彦
モンゴルの旗 アルタギン・ブヤンジャルガル
78kg以下級 大韓民国の旗 金炳周 中華人民共和国の旗 李金山 日本の旗 高波善行
チャイニーズタイペイの旗 リアウ・デルチェン
86kg以下級 日本の旗 岡田弘隆 大韓民国の旗 金昇奎 朝鮮民主主義人民共和国の旗 パク・チョンチョル
中華人民共和国の旗 趙治山
95kg以下級 日本の旗 甲斐康浩 中華人民共和国の旗 姜法斌 朝鮮民主主義人民共和国の旗 パク・ウンゴイ
大韓民国の旗 白長基
95kg超級 朝鮮民主主義人民共和国の旗 ファン・ジェキル モンゴルの旗 バドマニャムブ・バットエルデネ 日本の旗 小川直也
大韓民国の旗 金建秀
無差別 日本の旗 関根英之 大韓民国の旗 金建秀 チャイニーズタイペイの旗 イェン・クオチェ
モンゴルの旗 バドマニャムブ・バットエルデネ

女子

[編集]
階級
48kg以下級 日本の旗 江崎史子 中華人民共和国の旗 李愛月 チャイニーズタイペイの旗 黄玉欣
大韓民国の旗 玉京淑
52kg以下級 日本の旗 植田睦 中華人民共和国の旗 常鳳霞 香港の旗 ユ・ワイスン
大韓民国の旗 朴美姫
56kg以下級 中華人民共和国の旗 李忠雲 チャイニーズタイペイの旗 ツァイ・シュウヒュイ タイ王国の旗 プラティープ・ピニトウング
大韓民国の旗 曹敏仙
61kg以下級 中華人民共和国の旗 金香蘭 日本の旗 小林貴子 チャイニーズタイペイの旗 リアウ・ティエンイン
大韓民国の旗 金成恵
66kg以下級 中華人民共和国の旗 張迪 日本の旗 藤本涼子 ミャンマーの旗 タンダル・シト・ナイン
大韓民国の旗 朴志暎
72kg以下級 日本の旗 田辺陽子 中華人民共和国の旗 呉衛鳳 インドネシアの旗 プジャワティ・ウタマ
大韓民国の旗 金美廷
72kg超級 中華人民共和国の旗 張穎 日本の旗 鈴木香 チャイニーズタイペイの旗 チェン・メイヒュイ
大韓民国の旗 文祉允
無差別 中華人民共和国の旗 荘暁岩 大韓民国の旗 文祉允 日本の旗 田辺陽子
チャイニーズタイペイの旗 チェン・リンジェン

各国メダル数

[編集]
国・地域
1 日本の旗 日本 8 3 4 15
2 中華人民共和国の旗 中国 5 5 2 12
3 大韓民国の旗 韓国 2 5 9 16
4 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 1 1 3 5
5 モンゴルの旗 モンゴル 0 1 3 4
6 チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ 0 1 7 8
7 香港の旗 香港 0 0 1 1
インドネシアの旗 インドネシア 0 0 1 1
ミャンマーの旗 ミャンマー 0 0 1 1
タイ王国の旗 タイ 0 0 1 1
Total 16 16 32 64

判定を巡る騒動等

[編集]
  • 71kg級準決勝の古賀稔彦対韓国の鄭勲戦にて、古賀が出足払で有効に近いポイントを取りながら、それが効果ポイントにさえならず、結果として判定負けを喫することになった。試合後、日本選手団はこの判定に対してビデオテープと証拠写真を添付して抗議すると、審判は過ちを認めて謝罪した。しかし、試合後ということもあり結果が覆されることはなかった[1]
  • 71kg級決勝で鄭勲と対戦した北朝鮮の李昌寿縦四方固で敗れて2位に終わった。後に韓国へ帰化した李は、この試合で韓国の選手に敗れたことで炭鉱送りになったと証言している[2]

脚注

[編集]

                                 

外部サイト

[編集]