コンテンツにスキップ

1976年のJSL

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1976年JSL(第12回日本サッカーリーグ1部および第5回日本サッカーリーグ2部)は、1部が1976年8月28日から1977年2月6日まで、2部が1976年8月22日から1977年2月26日まで行われた。

優勝は1部が古河電気工業サッカー部で2部が富士通サッカー部であった。

JSL1部

[編集]
日本サッカーリーグ(JSL)1部
シーズン 1976(第12回)
優勝 古河電工
試合数 90
ゴール数 238 (1試合平均2.64)
得点王 釜本邦茂(ヤンマー)
合計観客動員 232,400人
平均観客動員 2,582人
1975
1977

大会概要

[編集]

参加クラブ

[編集]

このシーズンから永大産業サッカー部が永大サッカー部へ名称を変更した。

チーム名 所在
都道府県
前年成績
ヤンマーディーゼルサッカー部 大阪府 JSL1部 01位優勝
三菱重工業サッカー部 東京都 JSL1部02位
日立製作所サッカー部 JSL1部03位
新日本製鐵サッカー部 福岡県 JSL1部04位
永大サッカー部 山口県 JSL1部05位
古河電気工業サッカー部 神奈川県 JSL1部06位
フジタ工業クラブサッカー部 東京都 JSL1部07位
東洋工業サッカー部 広島県 JSL1部08位
日本鋼管サッカー部 神奈川県 JSL1部09位
トヨタ自動車工業サッカー部 静岡県 JSL1部010位

成績

[編集]

年間順位

[編集]
順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1位 古河電工 26 11 4 3 37 15 +22
2位 三菱重工 22 9 4 5 28 16 +12
3位 フジタ工業 22 9 4 5 28 20 +8
4位 ヤンマー 21 9 3 6 34 20 +14
5位 日立製作所 21 7 7 4 22 14 +8
6位 日本鋼管 20 6 8 4 22 21 +1
7位 永大 18 7 4 7 18 24 -6
8位 東洋工業 15 5 5 8 16 20 -4
9位 新日本製鐵 12 5 2 11 23 30 -7
10位 トヨタ自工 3 1 1 16 10 58 -48
優勝
JSL2部との入替戦

得点ランキング

[編集]
順位 選手名 所属クラブ 得点数
1 釜本邦茂 ヤンマー 15
2 碓井博行 日立製作所 13
3 日高憲敬 新日鐵 10
4 阿部洋夫 ヤンマー 9
5 奥寺康彦 古河電工 8
川本治 古河電工
細谷一郎 三菱重工
関口久雄 三菱重工
カルバリオ フジタ工業
10 高橋義貴 日本鋼管 7
山出実 東洋工業

アシストランキング

[編集]
順位 選手名 所属クラブ アシスト数
1 永井良和 古河電工 8
2 高田一美 三菱重工 7
3 荒井公三 古河電工 6
4 奥寺康彦 古河電工 5
関口久雄 三菱重工
比嘉セイハン フジタ工業
釜本邦茂 ヤンマー
今村博治 ヤンマー
堀井美晴 ヤンマー
河本博 新日鐵

表彰

[編集]
選手名 所属クラブ 受賞回数
得点王 釜本邦茂 ヤンマー 6
アシスト王 永井良和 古河電工
ゴールデンボール賞 釜本邦茂 ヤンマー 6
シルバーボール賞 永井良和 古河電工
新人王 石井茂巳 _
年間優秀11人賞 瀬田龍彦 日立製作所 2
石井茂巳 古河電工
清雲栄純 3
荒井公三 4
落合弘 三菱重工 5
古前田充 フジタ工業
藤島信雄 日本鋼管 2
阿部洋夫 ヤンマー
永井良和 古河電工 2
釜本邦茂 ヤンマー 9
奥寺康彦 古河電工

JSL2部

[編集]
日本サッカーリーグ(JSL)2部
シーズン 1976(第5回)
優勝 富士通
昇格 富士通JSL1部
試合数 90
ゴール数 260 (1試合平均2.89)
得点王 岡島俊樹(読売クラブ)
1975
1977

JSL2部大会概要

[編集]

JSL2部参加クラブ

[編集]
チーム名 所在
都道府県
前年成績
田辺製薬サッカー部 大阪府 JSL2部 01位優勝
読売サッカークラブ 東京都 JSL2部02位
富士通サッカー部 神奈川県 JSL2部03位
本田技研工業サッカー部 静岡県 JSL2部04位
帝人松山サッカー部 愛媛県 JSL2部05位
京都紫光サッカークラブ 神奈川県 JSL2部06位
甲府サッカークラブ 山梨県 JSL2部07位
住友金属工業蹴球団 茨城県 JSL2部08位
ヤンマークラブ 兵庫県 関西03位
古河電気工業千葉事業所サッカー部 千葉県 関東02位

JSL2部成績

[編集]

JSL2部年間順位

[編集]
順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1 富士通 29 13 3 2 32 6 +26
2 読売クラブ 25 11 3 4 51 28 +23
3 田辺製薬 25 10 5 3 28 18 +10
4 本田技研工業 21 6 9 3 25 17 +8
5 帝人松山 19 9 1 8 32 28 +4
6 ヤンマークラブ 17 6 5 7 23 23 ±0
7 住友金属 13 5 3 10 27 34 -7
8 甲府クラブ 12 4 4 10 14 30 -16
9 京都紫光クラブ 11 3 5 10 11 25 -14
10 古河電工千葉 8 3 2 13 17 51 -34
JSL1部との入替戦
社会人との入替戦

JSL2部表彰

[編集]
選手名 所属クラブ 備考
得点王 岡島俊樹 読売クラブ 15得点
アシスト王 ジョージ与那城 7アシスト

JSL1部・2部入替戦

[編集]

参加クラブ

  • 新日本製鐵(JSL1部9位)
  • トヨタ自動車工業(JSL1部10位)
  • 富士通(JSL2部優勝)
  • 読売クラブ(JSL2部準優勝)
JSL1部 第1戦 第2戦 JSL2部
新日本製鐵 2-1 3-2 読売クラブ
トヨタ自工 2-2 2-1 富士通
昇格
  • 新日本製鐵とトヨタ自動車工業はJSL1部残留。
  • 永大が翌年から休部のためJSL2部優勝の富士通がJSL1部昇格。

JSL2部・社会人入替戦

[編集]

参加クラブ

JSL2部 第1戦 第2戦 社会人
京都紫光クラブ 2-1 2-1 大日日本電線
古河電工千葉 0-0 0-1 日産自動車
昇格
  • 京都紫光クラブはJSL2部残留。
  • 日産自動車はJSL2部昇格。
  • 古河電工千葉はJSL1部の永大の翌年からの脱退に伴い富士通が1部へ昇格した為、JSL2部残留。

関連項目

[編集]