コンテンツにスキップ

1932年のワールドシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1932年ワールドシリーズ
チーム 勝数
ニューヨーク・ヤンキースAL 4
シカゴ・カブスNL 0
シリーズ情報
試合日程 9月28日 - 10月2日
殿堂表彰者 ジョー・マッカーシー(NYY/監督)
アール・コームス(NYY)
ビル・ディッキー(NYY)
ルー・ゲーリッグ(NYY)
レフティ・ゴメス(NYY)
トニー・ラゼリ(NYY)
ハーブ・ペノック(NYY)
レッド・ラフィング(NYY)
ベーブ・ルース(NYY)
ジョー・シーウェル(NYY)
ロジャース・ホーンスビー
(CHC/監督)
カイカイ・カイラー(CHC)
バーリー・グライムス(CHC)
ギャビー・ハートネット(CHC)
チーム情報
ニューヨーク・ヤンキース(NYY)
監督 ジョー・マッカーシー
シーズン成績 107勝47敗

シカゴ・カブス(CHC)
監督 ロジャース・ホーンスビー(選手兼任)
シーズン成績 90勝64敗
ワールドシリーズ
 < 1931 1933 > 

1932年のワールドシリーズ(1932ねんのワールドシリーズ)は、1932年9月28日から10月2日まで行われたメジャーリーグワールドシリーズである。

概要

[編集]

第29回のワールドシリーズ。アメリカンリーグは4年ぶりの出場のニューヨーク・ヤンキースと、ナショナルリーグは3年ぶりの出場のシカゴ・カブスとの対戦となった。結果は4勝0敗でニューヨーク・ヤンキースが5年ぶり4回目の優勝。

このシリーズの第3戦において、有名なベーブ・ルースの「予告ホームラン」があった。

試合結果

[編集]

表中のR得点H安打E失策を示す。日付は現地時間。

第1戦 9月28日

[編集]
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
カブス 2 0 0 0 0 0 2 2 0 6 10 1
ヤンキース 0 0 0 3 0 5 3 1 X 12 8 2
  1. 勝利レッド・ラフィング(1-0)  
  2. 敗戦ガイ・ブッシュ(0-1)  
  3. 本塁打
    CHC:なし
    NYY:ルー・ゲーリッグ(1)
  4. 観客動員数 41,459人

第2戦 9月29日

[編集]
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
カブス 1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 9 0
ヤンキース 2 0 2 0 1 0 0 0 X 5 10 1
  1. 勝利レフティ・ゴメス(1-0)  
  2. 敗戦ロン・ウォーネキー(0-1)  
  3. 本塁打
    CHC:なし
    NYY:なし 
  4. 観客動員数 50,709人

第3戦 10月1日

[編集]
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤンキース 3 0 1 0 2 0 0 0 1 7 8 1
カブス 1 0 2 1 0 0 0 0 1 5 9 4
  1. 勝利ジョージ・ピプグラス(1-0)  
  2. セーブハーブ・ペノック(1)  
  3. 敗戦チャーリー・ルート(0-1)  
  4. 本塁打
    NYY:ルー・ゲーリッグ(3) ベーブ・ルース(2)
    CHC:カイカイ・カイラー(1) ギャビー・ハートネット(1)
  5. 観客動員数 49,986人

第2打席、初球ストライクで1本指を、2球目ストライクで2本指を指し、その後外野フェンスを指差し、3球目で本塁打を放った。 ただし、この時ルースが指さした方向は、「バックスクリーン」という説、「投手」という説、はたまた「三塁側ベンチ」という説など諸説あり真相は定かではない。

唯一確かなことは、この打席でルースが本塁打を打ったことだけである。

第4戦 10月2日

[編集]
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤンキース 1 0 2 0 0 2 4 0 4 13 19 4
カブス 4 0 0 0 0 1 0 0 1 6 9 1
  1. 勝利ウィルシー・ムーア(1-0)  
  2. セーブハーブ・ペノック(2)  
  3. 敗戦ジェイキー・メイ(0-1)  
  4. 本塁打
    NYY:アール・コームス(1) トニー・ラゼリ(2)
    CHC:フランク・デマリー(1)
  5. 観客動員数 49,844人

外部リンク

[編集]