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032号線 (チェコ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェコ国鉄
路線番号032
路線総延長52 km
軌間1435 mm
最大勾配 15 パーミル
最高速度100 km/h

チェコ国鉄032号線、別名ヤロムニェルジ~トルトノフ線チェコ語: Železniční trať Jaroměř–Trutnov)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。なお本頁では、同じく032号線として扱われているトルトノフ - スヴォボダ・ナド・ウーポウ線についても取り扱う。

ヤロムニェルジ - トルトノフ間は、1859~1868年にかけて、南北ドイツ連絡鉄道によって開業した。トルトノフ - スヴォボダ間は、1871年、オーストリア北西部鉄道の路線として開業した。なお、2021年以前、トルトノフ以北の路線番号は045であった。

運行形態

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特急「リフリーク(R)」

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下記1つの系統が運行している。

  • クラコノシ号: プラハ - ヤロムニェルジ - トルトノフ
    2時間ヘッドで運行している。ヤロムニェルジ以南は031号線に直通する。
    2018年以前は便毎に愛称名が異なっていた。2018年末に愛称名が「フラデチャン」号に統合され、2019年末に「クラコノシ」号に改称された。

快速「スピェシニー(Sp)」

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  • フラデツ - ヤロムニェルジ - スタルコチ - スヴォボダ/ブロウモフ
    2時間に1本の運行。ヤロムニェルジ以南は031号線に直通する。スタルコチでスヴォボダ方面とブロウモフ方面の車両を切り離し、ブロウモフ方面の車両は027号線に直通する。
    過去の運行形態
    2018年以前は、フラデツ - トルトノフ間の運行であった。一部、スタルコチから033号線に直通する便が南北双方向ともに存在していて、スタルコチで032号線の残りの区間を運行する便と接続していた。また、プラハ方面行の大部分がスホヴルシツェに停車していた他、日曜日のトルトノフ行1本のみルジェシェトヴァ・ルホタに停車していた。
    2018年末に、土曜休日のみ通年、一日2往復(クルコノシェ号、チェルナー・ホラ号)がスヴォボダへの直通を開始した。
    2019年末に、トルトノフ方面から033号線への直通を取りやめた。
    2020年末に、スヴォボダ直通便の愛称が「チェルナー・ホラ」に統一され、夏季のみ一日3往復となった。夏季に限り、スヴォボダ行1本が、ゼレナー・ロウカとムラデー・ブキを通過していた。
    2021年末に、殆どの列車がスヴォボダへの直通となり、さらにブロウモフ行の車両を併結する様になった。ゼレナー・ロウカとムラデー・ブキは夏季も含め全列車停車となった。スホヴルシツェはプラハ方面行片道4本を除き通過、トルトノフ・スタレー・ムニェストは全列車通過となった。ルジェシェトヴァ・ルホタは駅自体が休止された。
    2023年度に、トルトノフ・スタレー・ムニェスト停車となった。スホヴルシツェ停車は片道1本のみとなった。
    2024年度より、スホヴルシツェ停車が一日1.5往復に増加した。ルジェシェトヴァ・ルホタにも一日1.5往復の停車が復活した。

  • フラデツ・クラーロヴェー - ヤロムニェルジ - スタルコチ - メジムニェスチー/ナーホド 【平日運行】
    平日のみ、一日1往復の運行。ヤロムニェルジ以南は031号線に、スタルコチ以北は033号線に直通する。リフノヴェクにも停車する。
    過去の運行形態
    2018年以前は、南北双方向に直通列車が設定されていて、スタルコチで032号線の残りの区間を運行する便と接続するダイヤとなっていた。また、うち平日の1往復は、2017-19年度にプラハ発着の特急として運行していた(なお、トルトノフ方面行はリフノヴェクを通過していた)。
    2019,20年度は、平日は一日1.5往復、休日のフラデツ行が2本運行していた。
    2021年度は、休日のフラデツ行が片道1本に減便された。
    2022年度以降、平日のみ一日1往復の運行となった。

普通

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  • ヤロムニェルジ - スヴォボダ 【平日運行】
    早朝と夜間のみの運行で本数は少ない。快速がほぼ各駅に停車するため、快速がローカル輸送の役割を担っている。なお、平日のみ運行される。
    2021年以前は、一部が027号線と直通し、ナーホドまで運行していた。特に、夜間に1本だけ設定されたトルトノフ発ナーホド行の列車は、休日も運行していた。2023年度以前は、オレシニツェが全列車停車であった他、スホヴルシツェ通過の列車もあった。
  • トルトノフ - スヴォボダ
    2時間に1本の運行。各駅停車。
    過去の運行形態
    2021年以前は、平日1-2時間に1本、休日は2時間に1本運行していた。現在休止中のカルナー・ヴォダも含め、全列車が各駅に停車していた。また、GW Train Regio社による運行であった。
    2022年度に、2時間に1本の運行となった。カルナー・ヴォダ駅は休止となり、トルトノフ・スタレー・ムニェストは半数強が通過となった。
    2023年度に、全列車トルトノフ・スタレー・ムニェスト停車となった。

駅一覧

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以下では、チェコ国鉄032号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • R:特急
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ R Sp Os 接続路線 所在地
032 ヤロムニェルジ駅   分岐点から
-0.5
トルトノフから
51.7
  030号線031号線 フラデツ・クラーロヴェー州 ナーホド郡
リフノヴェク駅 5.1 4.6 46.6    
ヴェルカー・イェセニツェ駅 4.7 9.3 41.9    
チェスカー・スカリツェ駅 2.9 12.2 39.0    
スタルコチ駅 6.2 18.4 32.8   027号線(ブロウモフ方面)
ルジェシェトヴァ・ルホタ駅(*3) 2.9 21.3 29.9    
オレシニツェ駅 3.7 25.0 26.2    
チェルヴェニー・コステレツ駅 3.2 28.2 23.0    
ルティニェ・ヴ・ポドクルコノシー停留所 2.5 30.7 20.5     トルトノフ郡
ルティニェ・ヴ・ポドクルコノシー駅 2.4 33.1 18.1    
マレー・スヴァトニョヴィツェ駅 2.3 35.4 15.8    
ヴェルケー・スヴァトニョヴィツェ駅 2.7 38.1 13.1    
スホヴルシツェ駅 1.6 39.7 11.5    
  ボフスラヴィツェ駅(休止中)   (43.2)      
  トルトノフ・ポルジーチー駅(休止中 *1)   (47.0)   大オセクから
(129.0)
 
トルトノフ・ストルジェド駅 8.4   3.1 127.9 043号線(センヂスワフ方面)、047号線(テプリツェ方面)
トルトノフ本駅 3.1   0.0 124.8 040号線(フルメツ方面)
トルトノフ・ゼレナー・ロウカ駅 2.7   2.7      
トルトノフ・スタレー・ムニェスト駅 1.2   3.9      
  カルナー・ヴォダ駅(休止中 *2)   (5.5)      
ムラデー・ブキ駅 3.7   7.6      
スヴォボダ・ナド・ウポウ駅 2.4   10.0      
(*1): 2021年12月休止。休止前は、快速・普通とも原則通過で、一部のみが停車していた。
(*2): 2021年12月休止。
(*3): 2022,23年度は旅客営業を休止していた。

脚注

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