.45GAP弾
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.45GAP弾 | ||||||||||||||||||||
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種類 | 拳銃弾 | |||||||||||||||||||
原開発国 |
オーストリア アメリカ合衆国 | |||||||||||||||||||
使用史 | ||||||||||||||||||||
使用期間 | 2003年–現在 | |||||||||||||||||||
製造の歴史 | ||||||||||||||||||||
設計者 | Ernest Durham | |||||||||||||||||||
設計時期 | 2002年11月 | |||||||||||||||||||
製造者 | CCI/Speer | |||||||||||||||||||
生産期間 | 2003年–現在 | |||||||||||||||||||
特徴 | ||||||||||||||||||||
元モデル | .45ACP | |||||||||||||||||||
薬莢形状 | リムレス, ストレート | |||||||||||||||||||
弾丸径 | .451 in (11.5 mm) | |||||||||||||||||||
薬莢長 | .755 in (19.2 mm) | |||||||||||||||||||
全長 | 1.070 in (27.2 mm) | |||||||||||||||||||
雷管のタイプ | Small pistol | |||||||||||||||||||
最大圧 | 23,000 psi (160 MPa) | |||||||||||||||||||
弾丸性能 | ||||||||||||||||||||
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算出時の銃砲身の長さ: 4.49 in 出典: DoubleTap Ammo[1] |
.45GAP弾は、オーストリアのグロック社が.45ACP弾を元に開発した、拳銃用の実包(カートリッジ)である。GAPはGlock Automatic Pistolを表す。
概要
[編集]プラスチックフレームを採用したグロックシリーズの.45口径型のために2003年、CCIスピアー社のアーネスト・ダラムによって開発された。アメリカ市場における.45ACP弾のストッピング・パワーへの信頼は現在も根強い[2][3]。しかし、それを使用するグロックシリーズのグロック21でグリップが太くなり、握りにくくなってしまう事態が発生し、それを改善するために弾頭部の口径はそのままに、全長を3mm短くし、初速を若干速めたものである。しかしながら、ストッピング・パワーの低下は最小限に抑える事が出来ている[2][3]。
開発から3年後の2007年のSHOTショーで公開となり、本弾薬を使用するM37は、ニューヨーク、サウスカロライナ、ノースカロライナ、ミズーリ、ジョージア、フロリダ等の州警察、ハイウェイ・パトロールで制式採用された。しかし、.45ACP弾とは互換性が無く、性能もさほど画期的で無い中途半端な物であるため、民間ではまだ需要はあるが、2019年現在となってはこの弾薬離れが進んでいるという[3]。
この弾薬を使用する主な銃
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “DoubleTap Ammo .45 GAP page”. 2009年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月18日閲覧。
- ^ a b ピストル弾薬事典. 並木書房. (2016年1月15日). p. 268. ISBN 978-4-89063-335-7
- ^ a b c 小林宏明 (2019年3月8日). これ以上やさしく書けない 銃の「超」入門. 株式会社学研プラス. p. 238, 239. ISBN 978-4-05-406687-8