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(612600) 2003 SM84

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(612600) 2003 SM84
仮符号・別名 2003 SM84
K03S84M[1]
小惑星番号 612600
分類 地球近傍小惑星[2]
軌道の種類 アモール群[2]
(アモールI)
発見
発見日 2003年9月20日[2]
発見者 LINEAR[2]
軌道要素と性質
元期:TDB 2,459,600.5(2022年1月21日[2]
軌道長半径 (a) 1.125 au[2]
近日点距離 (q) 1.033 au[2]
遠日点距離 (Q) 1.218 au[2]
離心率 (e) 0.082[2]
公転周期 (P) 436.024 [2]
(1.194 [2]
軌道傾斜角 (i) 2.796°[2]
近日点引数 (ω) 87.331°[2]
昇交点黄経 (Ω) 186.651°[2]
平均近点角 (M) 203.340°[2]
最小交差距離 0.052 au(地球軌道に対して)[2]
物理的性質
直径 73 mアルベドを0.20と仮定)[注 1]
絶対等級 (H) 23.02[2]
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(612600) 2003 SM84 は、アモール群に属する地球近傍天体の1つである[2]

発見から長らく仮符号のみでの名称であったが、2022年3月28日小惑星センター (MPC) が発行した小惑星回報「M.P.C. 139896」にて小惑星番号612,600番が付与された[4]近日点距離が 1.033 auと、地球軌道にほぼ接しており、頻繁に地球に接近する[2]ため、地球に衝突する潜在的な脅威を秘めている一方で、小惑星探査機を送り込むには都合のいい軌道を持っている。宇宙機を小惑星にぶつけ、地球に向かう小惑星の軌道を変えることができるか否かを検証することを目的とする欧州宇宙機関ドン・キホーテは、(612600) 2003 SM84アポフィスと共に候補天体に選定している[5][6]

(612600) 2003 SM84 は、1905年から2199年までの間に20回以上、地球から 0.1 au 以内の範囲に接近する[2]。この期間内で最も地球に接近するのは2199年8月30日の約 686万 km(0.04584 au)である[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ より計算[3]は直径(km)、アルベドは絶対等級を指す。

出典

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  1. ^ MPEC 2003-S36 : 2003 SM84”. Minor Planet Electronic Circular (MPEC). Minor Planet Center (2003年9月21日). 2022年5月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u JPL Small-Body Database Browser: 612600 (2003 SM84)”. JPL Small-Body Database. Jet Propulsion Laboratory (2021-12-17 last obs.). 2022年5月2日閲覧。
  3. ^ Dan Bruton. “Conversion of Absolute Magnitude to Diameter for Minor Planets”. Stephen F. Austin State University. 2020年5月19日閲覧。
  4. ^ MPC 138389-139954” (PDF). Minor Planet Center (2022年3月28日). 2022年5月2日閲覧。
  5. ^ Sancho study: designing the minimum Earth escape spacecraft”. European Space Agency (2012年5月23日). 2015年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月2日閲覧。
  6. ^ Steve Nerlich (2011年8月13日). “Astronomy Without A Telescope – Impact Mitigation”. Universe Today. 2022年5月2日閲覧。