齊藤昇
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齊藤 昇(さいとう のぼる、1956年1月1日[1] - )は、日本のアメリカ文学者。専門は、ワシントン・アーヴィング、ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、ナサニエル・ホーソーン、O・ヘンリーなどのアメリカ文学[2]。学位は、文学博士(立正大学・論文博士・2005年)(学位論文「ワシントン・アーヴィングとその時代」)。立正大学教授。立正大学第33代学長。
来歴
[編集]山梨県生まれ。 1978年立正大学文学部英文科卒業) 1983年大学院文学研究科博士後期課程英文学専攻満期退学。 1983年4月から1985年3月同大学文学部英文学科助手) 1985年4月から1988年3月教養部講師) 1988年4月から1994年3月助教授) 1994年4月から1995年3月教授。 同大学教養部解体にともない) 1995年4月から2002年3月文学部英米文学科教授。 のちに英米文学科の改組にともない) 2002年4月から文学科英語英米文学専攻コース教授。 2013年4月から2016年3月立正大学文学部長を経て) 2016年4月より立正大学第33代学長。
2005年学位論文「ワシントン・アーヴィングとその時代」で立正大学より文学博士の学位を取得。
日本ソロー学会会長、国際異文化学会第2代会長を歴任。
著書
[編集]- 『郷愁の世界 - ワシントン・アーヴィングの文学』(旺史社) 1993年4月
- The Literary Pilgrimage of Nathaniel Hawthorne(文化書房博文社) 1996年10月
- 『彷徨する文人たち - アメリカ・ロマン派の文学風景』(エディトリアルデザイン研究所) 1998年2月
- 『ワシントン・アーヴィングとその時代』(本の友社) 2005年4月
- 『「最後の一葉」はこうして生まれた O・ヘンリーの知られざる生涯』(角川学芸ブックス、角川学芸出版) 2005年5月
- 『ユーモア・ウィット・ペーソス - 短編小説の名手O・ヘンリー』(NHK出版) 2014年3月
- 『そしてワシントン・アーヴィングは伝説になった - 〈アメリカ・ロマン派〉の栄光』(彩流社、フィギュール彩) 2017年5月
共編著
[編集]- Studies in Henry David Thoreau(日本ソロー学会編、六甲出版) 1999年9月
- 『英米文学への誘い』(鏡味國彦共編、文化書房博文社) 2008年7月
- 『英米文学の風景』(鏡味國彦, 川成洋共編、文化書房博文社) 2012年2月
翻訳
[編集]- 『わが旧牧師館への小径』(ナサニエル・ホーソーン、平凡社ライブラリー) 2005年12月
- 『ワシントン・アーヴィングのリップ・ヴァン・ウィンクル』(アシュリー・フェナー、トマス・ロッカー絵、小鳥遊書房) 2021年11月 - 児童向け絵本
- 『コッド岬 浜辺の散策』(ヘンリー・D・ソロー、平凡社ライブラリー) 2023年9月
- 『ハツカネズミと人間』(ジョン・スタインベック、講談社文庫) 2023年9月
ワシントン・アーヴィング
[編集]- 『スコットランドの吟遊詩人を訪ねて』(ワシントン・アーヴィング、文化書房博文社) 1997年1月
- 『ウォルター・スコット邸訪問記』(ワシントン・アーヴィング、岩波文庫) 2006年11月
- 『ブレイスブリッジ邸』(ワシントン・アーヴィング、岩波文庫) 2009年11月
- 『スケッチ・ブック』上・下(ワシントン・アーヴィング、岩波文庫) 2014年11月-2015年1月
- 『昔なつかしいクリスマス』(ワシントン・アーヴィング, ランドルフ・コールデコット、三元社) 2016年12月
- 『リップとイカボッドの物語 「リップ・ヴァン・ウィンクル」と「スリーピー・ホローの伝説」』(ワシントン・アーヴィング、三元社) 2019年6月
- 『アルハンブラ物語』(ワシントン・アーヴィング、光文社古典新訳文庫) 2022年7月
参考文献
[編集]- ^ 『読売年鑑 2017年版』(読売新聞東京本社)2017年 p.292
- ^ http://www.ris.ac.jp/introduction/message/profile/index.html